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先生は魔法の開発に成功しました、何かオマケ付きで。

チュンチュン


 朝の日差しで起きた俺は一階で朝食を取り、早速魔法の練習をしに森へ向かった。

 引力と斥力を使ってガラスレンズを浮かせて太陽光によるレーザー光線を打ち出す魔法。

 長いな・・・何か良い名称は無いかな?


「太陽光・・・ソーラー・・・ソーラーレーザー・・・何か違う。違わないけど違う気が・・・。」


 まぁ、実際出来てからにするか。

 魔法の工程としては・・・。


「混合魔法ガラスレンズ。」


 ①ガラスレンズを作る。

 

「土属性魔法リパルションコントロール。」

 

 ②ガラスレンズを空中に浮かせる。


「土属性魔法アトラクションコントロール。」


 ③浮きすぎない様にバランスを取る。


 この3工程で新しい魔法が成り立つ訳だから徐々に魔法の発動速度を上げて行かないと実践では使えない魔法になるな。

 それに、一々3つの魔法を使うのも大変だからイメージを強く持って1つの魔法にまとめないとな。

 でも、その場合は混合魔法に成るのか?

 火属性を使うのはガラスレンズの作成でしか使わないのだが・・・。


「ガラスレンズ作り、斥力、引力をしっかりイメージして・・・混合魔法ソーラービーム。」


 俺は魔法を唱えたが何も起こらなかった。


「イメージが足りなかったのか?」


 また、順序に沿って魔法を発動させた。


「混合魔法ガラスレンズ。」


「土属性魔法リパルションコントロール。」


「土属性魔法アトラクションコントロール。」


 うん、しっかり空中で停止してるな。

 ん?停止しかしてない?

 重要な部分がイメージから抜けていた事に気が付いた。


「クリエイトマッド」


 俺は新しい魔法の的をクリエイトマッドで作成した。


「標準をウィンドで合わせて。」


 標準を合わせた瞬間、的が消し炭に成った。


「おう、予想以上の威力・・・。」


 まっまぁこれでイメージが固まったから次はいけるはず。


「クリエイトマッド。」


 俺は次の的を用意した。


「混合魔法ソーラービーム。」


 魔法を唱えた瞬間に的が消し炭になり、身体中から汗が吹き出てきた。 

 全ての工程を1つの魔法にまとめて唱えると魔力と体力がかなり消耗するみたいだな。

 マグマ魔法だと火と土の魔法を組み合わせるだけで発動出来るが、新しい魔法は火、土属性の他に超初級だけど風属性の魔法も使用していると非常に繊細な魔法コントロールが必要なので魔力と疲労が大幅に削られるのだと思う。


「てか、これマグマ魔法じゃないな。完全に別物だ。」


 結局、苦労させて完成した魔法はグラーフさんと約束したマグマ魔法の上級じゃなくて別物に成ってた。

 マグマ魔法の上級って何だろうな。

 もう火山の噴火をイメージして魔法を発動するしか無いんじゃないか?


「混合魔法エラプション。」


 結論から言うと出来てしまった。

 火に包まれた岩が的の有った場所に降って来たので慌てて魔法の発動を止めたが止めるのが遅ければこの辺り一面が火の海に成っていたかも知れないと思うと恐ろしい魔法だと思う。

 一応、グラーフさんに知らせるか・・・。


今日の夜にもう一話投稿します。

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