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先生は宴を開いて貰えるようです。

「待たせてしまってすみませんね。」


 村長さんは申し訳なさそうな顔で言って来た。

 別にそこまで待った訳では無いので構わないのだが、余り恐縮されてもこっちが困るな。


「そんなに待ってないので大丈夫ですよ。」


「いえいえ、あなた方には感謝しても仕切れないぐらい村人も私も感謝していますので。」


「そうでしたか。安心して下さい、ゴブリンの棲家は壊滅させましたからもうこの辺でゴブリンが出る事は無いと思います。」


「おぉ!そうですか!ありがとうございます!これで安心して暮らして活けます。」


「良かったねおじいちゃん!これで街まで行ける様になったよ!」


 ターニャさんも喜んでいるみたいで良かった。

 街に行くなら俺も一緒に・・・そう言えばトレイリと街に行く約束してたな。

 帰ったらトレイリと相談して予定を合わせないとな。


「お二人は何時頃お帰りになられるのですか?」


「カイルは何時帰る?」


 俺はトレイリとの約束もあるからそこまで長居は出来ないがカイルはどうなんだろうか?まだ当分残るのだろうか?


「俺は明日にでも出ようかなと思ってるがトオルはどうなんだ?」


「俺?俺も明日にしようかな。」


 俺達の予定は決まった。

 すると、村長はおもむろに口を開いた。


「それでしたら今日は村の全員を集めて、宴でも開きませんか?ゴブリンの脅威が無くなったのとお二人の栄光を称えて。」


 それは何ともありがたい提案だった。


「もちろん!ありがとうございます。」


 カイルも後ろで小さくガッツポーズを取っているので反対では無いだろう。

 どうせ今から出発した所で到着は明日に成るのだからそこまで急いでるわけ度も無いしな。


「カイル、この依頼に誘ってくれてありがとな。」


「気にするな、と言いたいがあのゴブリンの量は以上だからな。二度とこんな戦いはしたくないな。」


 確かに、俺ももうゴブリンエンペラーとかゴブリンキャスターとはもう戦いたくないな。

 でも世の中にはもっと強い奴が居るんだろうから考えたく無いな・・・


「取り合えず今日はゴブリンを忘れて楽しんで下さい。では私は村人に伝えて来ますので。」


 村長はそう言ってドアから外に出て行った。

 村長が居なくなっちゃったけど帰っていいのかな?まぁ借家は直ぐ隣だけど。


「おじいちゃんの気が早くてごめんなさい。良かったらゴブリン退治の話を聞かせて貰っても良いかしら?」


 俺達は言える範囲でターニャさんにゴブリンの棲家殲滅について話してあげた。


「それじゃあターニャさんだけ特別に。俺達の冒険を聞かせてあげますよ。」


 俺とカイルは村長が帰ってくるまでの間、俺とカイルが出会ってから今日までの話をして盛り上がった。



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