先生は新しいスキルを得ました。
初級魔法が完璧に使えるようになった俺はグラーフさんに報告する前に自分のステータスを確認する事にした。
名前・・・トオル・カタセ
年齢・・・27
種族・・・人間
スキル・・・???の力(Lv3)、幸福の加護、センス○
使い魔・・・ピース
<???の力>
???をする力
Lv1・・・触れた物を???させる事が出来る。物の重さや大きさで距離が変わる。
Lv2・・・近くの物を触れずに???させる事が出来る。半径50m以内の物まで。
Lv3・・・自身を???する事が出来る。範囲は自身を中心に半径1km以内まで。
<幸福の加護>
ハピネスベアに認められた者のみが授かる加護。
運が飛躍的に良くなる。
<センス○>
あらゆる事のセンスが良くなる。
転移の力が更に成長している。
やっと俺自身を転移させる事が出来る様になったか・・・
夢の「フッ何処を見ている・・・」が出来るのか!激アツだな。
まぁ、前座はこのくらいにして、問題はこのセンス○だな。
いつの間にこんなスキルが付いたんだ?
中級を聞くついでにグラーフさんに聞いてみるか。
「おはようございます、グラーフさん。」
一階の食堂に向かうと丁度グラーフさんが居た。
「おう、おはようさん。魔法の調子はどうだ?流石にまだ全然だろ。」
「フッフッフ・・・グラーフさん、余り俺を嘗めないで下さいよ。初級はもう両方完璧です。」
「おいおい、それは本当か!いくら何でも早すぎるだろ。初級をたった二日で完璧に出来るようになるなんて、天才か?」
「まぁ、多分変なスキルのおかげだと思うんですけど。」
「変なスキルだと?どんなのだ?」
「センス○って言うスキル何ですけど・・・」
「・・・んー・・・聞いたことが無いな・・・どんな効果なんだ?」
グラーフさんも知らないのか?
本当にいつ手に入れたスキルなんだ?
「効果はあらゆる事のセンスが良くなるって効果みたいです。」
「随分とざっくりしてるな。」
「確かにざっくりしすぎですよね?魔法にも効果があるみたいですけど・・・」
グラーフさんに教えて貰った直後は全く出来なかったのに次の日になったら簡単に出来る様になってたもんな・・・
「何か、スキルを獲得するきっかけなんかは無かったのか?」
きっかけかぁ・・・センス・・・センス・・・センス・・・扇子?
そういえば扇子を拾ったっけ?直ぐ無くなったけど。
「そういえば、森で扇子を拾ったんですよ。開いたとたん光って消えちゃったんですけど・・・」
「はっはっは、扇子を拾ったからセンスのスキルが付いたってか!まさか、そんな訳が無いだろ。」
「ですよねぇ、あはははははは・・・」
流石にそれは無いよな?扇子を拾ったからセンス○のスキルが付いた何て、ギャグ漫画じゃあるまいし。
「まぁ取り合えず、中級を教えて下さい。グラーフさん!」
「中級を教えるのは初級が完璧だと俺が認めてからだ。早速、森で見せて貰うぞ。カリア、ネネ!店を頼んだぞ!」
「はいはい、いってらっしゃい。あなた、トオルさん。」
「いってらっしゃい父さん、トオルさん。」
カリアさんとネネちゃんに見送られ、俺とグラーフさんは森の練習場に向かった。
昔のパ○プロクンポケットでよく特殊能力を得るイベントで有りましたよね。う○こを踏んで確率で勝ち運を手に入れるみたいな。パワ○ロシリーズではプレ2の13が一番神ってると思ってます。EDの「虹を見たかい」は今でも好きだなぁ・・・




