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先生は簡単な魔法を覚えました。

 魔力を込められた水晶玉は虹色に光出す。


「こっこの色は!?」


 もしや、テンプレどうり全属性のチート無双が出来るのか!

 転移の力でさえとんでもない強さなのに全属性魔法が使えるとか俺TUEEE!!


「久しぶりに見たな残念全属性は・・・」


「えっ?」


 今、このギルマスはなんて言った?全属性?それは良い。強そうだ。

 残念?今、残念全属性って言ったか?


「おい、残念全属性ってなんだ。全属性に当たりはずれが在るのか?」


「知らないのか?全属性持ちは全てが中級までしか覚えられず、他の魔法使いよりかなり劣るので残念全属性って言われているんだ。」


 なん・・・だと。

 あれか、例えるならポ○モンでLv40の6匹対Lv100の1匹でもLv100の方が強いみたいなそんな感じか?


「絶対に全属性のやつは中級までしか覚えれないのか?」


「いや、絶対って訳じゃないと思うぞ。多分。きっと。信じていれば。」


 おいおい、ほぼ希望的観測じゃねぇか!

 でも待てよ・・・この世界に無くて地球にある知識を使いながら魔法を使えば案外良い感じなるんじゃないか?多分。

 きっと。信じる者は救われるって言うし。


「なっちまったのは仕方が無い。早速グラーフさんの所で教わってくる。」


「ちょっちょっと待ちなさいよ!トオル!」


 俺はトレイリの静止も聞かず、グラーフさんの元へ走った。


バンッ


「いらっしゃいませ。あれ?トオルさんお帰りなさい。随分早いですね、依頼は終わりましたか?」


「ただいま、ネネちゃん。依頼は終わったよ。所でグラーフさんは居る?」


 ネネちゃんに挨拶をして、グラーフさんはどこに居るか尋ねた。


「父さん、トオルさんが呼んでるよ。」


 ネネちゃんが調理場に掛かっている暖簾から呼ぶと、そこからグラーフさんが出てきた。

 どうやら今まで調理場で料理を作っていたらしい。


「グラーフさん、お願いがあります。俺に魔法を教えて下さい。」


 俺はグラーフさんに教えて貰うまで、頭を下げ続けるつもりだった。


「かまわないぞ。もう1時間もすれば店も落ち着くだろうからそしたらもう一度来てくれ。」


 あっさりと了承を得られて拍子抜けした。

 面倒じゃなくて助かるけど、もっと気難しい感じなのかと思っていた。


「トオル、何やってるの?」


 何とも言えない感じに身を震わせていると後ろからトレイリの声が聞こえて来た。

 ようやく俺に追いついたらしい。


「なぁ、トレイリは魔法を使えるのか?」


 少し疑問に思ったので聞いてみた。


「使えるわよ。と言っても魔力があんまり無いから生活魔法って呼ばれる分類のしか使えないけど。」


「生活魔法?どんな魔法だ?」


「生活魔法ってのわね・・・」


 生活魔法は冒険者以外の一般の人でも使える魔法。

 魔力をほとんど使ず、全属性あってこれは適正属性関係無く、誰でも使える。


ファイヤ・・・指先に小さな火が出る。

ウォーター・・・手のひらから綺麗な水が出る。

ウィンド・・・手からそよ風程度の風が出る。

ロック・・・拳くらいの石を砕いたり、並べたりと石をコントロール出来る。

フラッシュ・・・辺りを明るく出来る。

ダーク・・・辺りを暗く出来る。


 効果はショボイが誰でも使えて、消費魔力が少ないのでほとんどの冒険者は覚えている。

 特にファイヤは薪に火を付けたり出来るので皆が使える。


「トレイリ頼む。生活魔法を教えてくれ。」


「良いわよ。一通り使うから良く見てて。」


 トレイリに生活魔法を教わって1時間程度で生活魔法全てを使用可能になった。

 時間が丁度良くなったのでもう一度グラーフさんに会いに来た。


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