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その3:シェラの苦悩とハンターの欲

「いやいやいやいや、ご苦労ご苦労。噂どおりの実力でこちらも助かるよ。ささっ、控え室に戻ってゆっくりしよう!」

 レスチアが喜び勇んでハンターたちの控え室へと戻っていく。その背後をハンターとシェラはゆっくりとついていった。

 控え室に戻ると、レスチア自ら二人にお茶をついで回り、バンバンと力強く肩を叩いてきた。

「いやー、本当に心強い。正式に工事が始まるのは明後日だが、明日以降も愚民どもがなにやらいちゃもんをつけてくるだろう。今日と同じようにおっぱらってくれよ」

「そんなことはわかっている。それよりも工事完了の暁に払われる、前金の十倍の報酬は用意できてるんだろうな?」

「当然だとも。わたしは嘘などつかん」

「だったらアンタはふんぞり返っていてくれればいい。あとはおれたちがやる」

 クイッとお茶を飲み干してハンターが告げると、レスチアが満足げに何度も頷く。

「では諸君。また連中が来るまでゆっくりと休んでいてくれたまえ。ハッハッハ!」

 高笑いと共に、レスチアは控え室から去っていった。工事の準備にでもとりかかるのだろう。

「ハンター。正直わたしは気が乗らない」

 ずっと無言でお茶に口をつけていたシェラが、おもむろに口を開いた。

「ほう、どうして? こんなに金になる仕事は滅多にないだろう?」

「確かにそうかもしれない。だけどわたしはウォルガレンの滝が好きだし、ニオやアルマや、他のマスカーレイドの人たちだって敵に回したくないんだ」

 フムとハンターは頷くと、困惑気味に顔を伏せているシェラに向かって冷たく言い放った。

「だったら、やめればいい」

「なっ!」

 シェラが顔を上げ、ハンターに反論しようとする。それを遮るようにハンターが口を挟んだ。

「おれは金になる仕事があると言って、シェラはついてきただけだ。金がいらないならいつでもやめればいい。ただし、自ら望んだ仕事を自ら放棄するなど、傭兵にはあってはならないことだ。これから先、シェラの信用問題にかかわってくるんじゃないのか? さっき自分で言ってた通りにな」

 歯をくいしばって、シェラが耐える。ハンターの言うことは正論で、反論の余地がなかったからだ。

 シェラにとって傭兵という職業は生活の一端を担っているものだ。そして他の職業よりも信用というものが大きく仕事量を左右させる。信用できない傭兵など、だれも雇わないからだ。

 シェラは数年前から傭兵という職に就き、隣町へ移動する商人の護衛というような小さな仕事から盗賊団から宝を死守するという大きな仕事までそつなくこなしてきた。その努力のおかげで、シェラの傭兵としての信用は高い。

 だが、信用を得るのは大量の時と結果が必要なのにもかかわらず、信用を失うには一瞬の時、一つの行動があればいい。

 もしシェラがいま傭兵としての信用を失いたいと思えば、雇い主であるレスチアを殺せばいい。雇い主に牙を向く傭兵など、だれも雇いはしないだろう。

 長い時も、結果を積み重ねる必要もない。

信用は望めば簡単に失えるのだ。

 ここで仕事を放棄したとなれば、雇い主を殺したまでとは行かなくても、信用は地に落ちるだろう。必要だから雇ったはずの傭兵に仕事を放棄されては困るからだ。

 そして失った信用を取り戻すためには、いままでよりもさらに多くの時と結果が必要になる。

ちょっと仕事を成功させたぐらいで、失った信用は戻らない。それほど信用というものは重くのしかかってくるものだった。

「まっ、よく考えるんだな。今までの努力を無駄にしてまで、滝とマスカーレイドの連中との共存を望むって言うなら、おれも止めはしないさ」

 ハンターは座っていた椅子から立ち上がると、部屋から出て行こうとした。

「どこへ行くんだ、ハンター」

「おれにはおれの仕事があるんでな。まっ、今日はもうニオたちも来ないだろうからゆっくり休みつつ考えるんだな」

 部屋から出て行ったハンターを見送ると、シェラは頭を抱えてしまった。

「どうすればいいんだ。こんな仕事、請けなければよかった……」

 シェラの瞳から一筋の涙がこぼれ落ちる。

 うつむいたまま動かなくなったシェラの横で小さな生物がパチクリとまばたきを繰り返していた。ニオに指令を受けて偵察にやってきていたフェミリーである。

 だが、シェラはよほど精神的に参っているのか、フェミリーの存在にまったく気づいていない。

 フェミリーは首を傾げつつも、シェラに声をかけることなく控え室から飛び出していった。そのまま空を飛び、オートエーガンへと向かって飛んでいく。

「ただいまー」

 フェミリーの帰還を心待ちにしていた面々が、暖かく迎えいれる。

オートエーガンの中は思ったよりも人が少なく、ニオ、アルマ、クネスの他にユキとラビが姿を現していたが、他にはだれもいなかった。

もしかしたら他の住民もそれぞれいろんな場所に集まって、作戦を練っているのかもしれない。

「ご苦労様フェミリー。だれにもみつからなかった?」

「大丈夫だと思うよ。だれにも追いかけられてないし」

「フェミリーの大丈夫はあてにならないが、まあ気にしてもしょうがないな。話を始めよう」

 アルマの提案に全員が頷く。まず始めにフェミリーが得た情報をみんなに話し始めた。

「工事が始まるのは、明後日からみたい。これから二日間で工事の下準備やらなんやらをするみたいだね」

「そりゃ、そうだろうな。来てすぐさま工事できるなら、黙って開始するだろうし」

 アルマの意見に周りが頷く。フェミリーは話を続けた。

「レスチアとか言う男はハンターとシェラがわたしたちを追い払ったんで、かなり上機嫌だったよ。それから二人が雇われた条件は、前金と成功報酬みたいだね。工事を無事に成功させたら、二人は前金の十倍の報酬がもらえるらしいよ」

「前金がいくらかは、分からないのか?」

「さあ?」

「それじゃあ意味ないだろ……」

 五人が一斉にじと目でフェミリーを見る。フェミリーは乾いた笑いを放ちながら、頭をかいてみせた。

「でも前金の十倍でしょ? 傭兵の仕事なら最低でも十万バッツぐらいはするんじゃないかな?」

 ニオが言うと、ユキが頷いてみせた。

「仕入れ先の商人が一つの街を移動するのに一人二万バッツぐらいは必要だと言ってた。それは傭兵の仕事としてはかなり低いランクの仕事だからなぁ」

 ユキの意見にクネスも続く。

「今回の工事が成功してホテルが立てば、それこそ莫大な利益があのレスチアとか言う男に転がり込むんじゃないかな。どうせ滝を壊すだけでなく、ホテルを造る仕事も請け負っているだろうし。それを考えれば十万なんて金は、はした金だろうね」

「となると……最低でも報酬は百万バッツ?」

 全員が一斉にため息をはく。お金のためにシェラたちが働くなら、こちらがそれ以上の報酬を準備すればいい。

だが、百万というお金はマスカーレイドの住民にとっては莫大な大金だった。

 アルマがレスチアにいったとおり、マスカーレイドの住人はお金に執着がない。生活に差し支えない程度の収入の人がほとんどなのだ。

「やっぱりシェラたちと、戦うしかないのかな……」

 唸り声をあげるニオの横で、フェミリーがパッと瞳を輝かせた。その後まくしたてるように新たな情報を告げた。

「そうそう。シェラはこの仕事を引き受けなければよかったってかなり後悔してたよ。滝も壊したくないしわたしたちとも争いたくない。でも傭兵としての信用のためには仕事をこなすしかない。そのジレンマにはさまれてるみたいだね」

「それ、本当?」

「もちろん。わたしがすぐ隣で飛んでてもまったく気がつかないぐらい落ち込んでたよ」

 全員の顔が顕著に曇った。それはこちら側としても同意見だったからだ。

 シェラもハンターもこの街に住んでいて、今まで仲良くやってきていたのだ。できることなら争いたくはない。それはだれの心の中にもある苦悩だった。

「でも、シェラがその調子ならわたしに考えがあるわ」

 ニオが手を上げつつ口を開く。ラビが首をかしげながら、

「本当ですかぁ?」

 尋ねると、アルマがニオの頭の上に手を置いた。

「わたしに似て優秀だから大丈夫だよ」

「街のみんなは、アルマの娘とは思えないっていつも言ってるぞ?」

 ユキに言われてニオがプッとふきだす。だがアルマはまったく動じたようすもなく、コブシを振り上げた。

「よし、それじゃあハンターはわたしに任せろ! アルマ=グロス&ニオ=グロスの親子がこの問題、いっきに解決してやろうじゃないか!」

 その場にいた全員が勢いよくアルマに続いた。だが、アルマはすぐに腕を下ろし、

「でも今日は眠たいから明日にしよう。工事は明後日からだから大丈夫だろ」

 あくびまじりに寝室へと消えていくアルマを見ながら、一同は不安に包まれていくのだった。


 一夜明け、再び簡易ステージの前にマスカーレイドの住民が集まりだした。それを受けてレスチアが、ハンターとシェラを引き連れて現れてくる。

「みなさん、もう諦めてください。滝を壊せばみなさんは金持ちになれる。金持ちということは同時に幸せも手に入るということですよ!」

「だまれ! すでに我々は幸せなんだよ!」

 どこからか発された声に反応して、シェラとハンターがレスチアの前に出る。ハンターは昨日とまったく変わらないが、シェラはあまり眠れなかったのか目の下にくまが出来ている。

「はい、はい、はーい!」

 二人の出現を待ってましたとばかりに、ニオが手を上げた。

じろりと睨みつけるハンターに首をかしげるシェラ。ニオは含み笑いを漏らしながら、シェラへと告げた。

「ハンターさんはともかく、シェラがその気ならわたしにだって考えがあるんだよ」

「な、なによ……」

 とつぜん強気になったニオに不吉な予感でも感じたのか、シェラが一歩あとずさった。

その様子に自分の作戦が成功するという予感を強めたニオは、自身ありげに腕を振り上げながら大声で叫んだ。

「シェラの好きな人を、ここでみんなに言いふらしてやる!」

「なっ、なっ!」

瞬間的に顔を真っ赤にしたシェラに、周りの住人が野次を飛ばす。

慌てふためくシェラに追い討ちをかけるように、ニオの背後から聞きなれた声がシェラの耳に届いた。

「なんだ、シェラって好きな人いたんだ。だったらおれの気持ちがわかったって良さそうだけどなぁ」

 首をかしげながらも興味深そうに、ニオの背後でシェラを見上げているのは、マックスだった。

昨日とは違うものの流行の服という点では変わらない、赤や黄色の明るい色を基調とした目立つ服装になっている。

「う、うぁ! マックス、なんであんたがここにいんのよ!」

「いや、なんか騒がしいからちょっとのぞきに来たところだけど。まさかシェラの告白が聞けるとは思わなかった」

「だ、だれが告白するって言った! ニオがばらそうとしてるだけじゃない!」

予想外の展開にシェラは慌てて簡易ステージから飛び下り、ニオの両肩をがっちりつかんだ。

「お願いだからやめて! そんなことされたらわたし生きていけない!」

「どうしよっかな、せっかく聞いてくれる人がこんなにいるんだし……」

「お願いだから、このとおりだから、勘弁してよニオ!」

 ペコペコと頭を何度も下げるシェラを意地悪そうに見下ろしつつ、ニオがポツリとつぶやく。

「じゃあ、この仕事から手を引いてくれるよね?」

「あ、あう……」

 口をパクパクさせながらがっくりと膝をついたシェラは、ニオの問いかけにゆっくりとうなずいた。

「ごめんねシェラ、ありがとう」

「これでわたしの傭兵としての信用もがた落ちか……」

「お金に困ったらわたしに言って。オートエーガンの用心棒兼ウエイトレスで雇ってあげるからさ」

「傭兵が職にあふれてウエイトレスか、トホホ……」

 がっくりとうなだれたままシェラは立ち上がると、トボトボとその場を立ち去っていった。

「おい、ちょっと待て! 前金払ってるんだからきちんと……」

 レスチアがしゃべり終わるまえに、パンパンに膨らんでいる封筒がレスチアの腹へと直撃した。分厚い中身と会話から、相当な量の札束が入っていることだろう。

「前金は返すわ! あとは好きにやって!」

 ぶっきらぼうに吐き捨てると、シェラは立ち去ろうと歩みを進めた。そしてニオの横でピタリと一度止まる。

「ハンターには気をつけるのよ」

「えっ?」

「なにかわたしに内緒で、企んでるみたいなの。油断したらダメよ?」

「う、うん……」

 あいまいながらも頷くニオの肩をポンと叩き、シェラはそのまま走り去ってしまった。

「こうなったらおまえ! あいつの分もしっかり働くんだぞ!」

 ハンターを指差しつつ、レスチアが怒鳴り散らす。ハンターはさして気にしたようすも泣く――左手で耳をほじくりながら――右手をVの字にしてレスチアの前に差し出した。

「シェラの分まで働くっていうなら二人分の報酬を貰わないと割に合わんな。もちろん前金も二人分だ」

「いいだろう。ただし、女の前金はこいつらを追い払ってからだ!」

「ほいほい、了解しましたよ。依頼主様」

 ハンターはポケットからたばこを出して火をつけると、大きく吸い込み鼻から煙を出した。

口にたばこをくわえたままあらためてパイソンを抜くと、銃口をニオの眉間へと突きつける。

「というわけだニオ。これは遊びじゃないしおれにも生活がかかってる。知り合いだからといって、好き勝手やらせるわけにはいかないんだ」

 撃鉄を起こす音があたりに響き、人々の罵声がピタッと止まる。

 目の前に銃口を向けられたニオは、シェラを追い払った時の威勢もすっかりかき消されてしまっていた。なすすべもなく、足をガタガタと震わせている。

 ハンターが引き金に指をやり、口元を不気味に緩ませる。ニオが弾かれるとだれもが恐怖した、その瞬間だった。

「待ちなハンター。だれの娘に銃口を向けてるんだい?」

 簡易ステージの上にあがり、ハンターの横へと仁王立ちしているアルマだった。

「あんたとは長い付き合いだけど、その引き金を引かせるわけにはいかないね」

「アルマか……確かに長い付き合いだな。だったらおれが本気かどうかもわかるだろ?」

 銃口がニオからアルマへと向けられる。アルマは軽くうつむきつつ、微笑をもらした。

「あんたに撃てるのかい? このわたしが」

「金のためならな。謝るならいまのうちだ」

 改めて引き金に手をやると、アルマが一歩前へと進む。

「わたしにだって大事なものがある。この滝は両親から受け継がれたマスカーレイドの宝なんだ。お金よりもずっと大切な――お金では買えない思い出が詰まってる。あんただってそうだろ!」

「知らないな……」

「嘘だ! わたしもあんたも、マスカーレイドを協力して創りあげた両親の子どもだ。あんたとの思い出だってこの滝にはある! それを忘れたとは言わせないぞ!」

「残念だったな」

 ハンターの人差し指に力が込められ、銃声がとどろく。

 次の瞬間にはアルマの腹部から鮮血があふれ出した。衝撃でアルマはよろめきながら後ろへと倒れていく。

「忘れたよ。思い出なんていう金にならないものはな」

 銃身の先から、煙が昇っていく。それを吹き消してから、ハンターは拳銃を懐へと戻した。

「いやっ、いやあ! 母さん、しっかりして母さん!」

 あまりの出来事に瞬時に反応できていなかったニオが、慌ててアルマへとかけより手を貸そうとする――が、アルマはそれを振り払いながらおもむろに立ち上がった。

 撃たれた腹部から血液が流れては落ち、ステージ上に赤い紋様をきざんでいく。

「ハンター、あんたの心情、確かに受け取ったよ」

 ふらふらと足取りを重くして、アルマはその場から立ち去ろうとした。

「ど、どこにいくの母さん!」

「アクサ先生の病院だよ。まだ死にたくはないんでね」

「じゃあわたしも!」

 急いで駆け寄るニオを、憮然にもアルマははじきとばした。他にも駆け寄ろうとした数人が、倒れるニオを見て動きを止める。

「あんたはここで抗議を続けるんだ。絶対に引くんじゃないよ」

「母さん……」

「なあに、足を打たれてるわけじゃない。一人で十分だよ」

 無理やりの笑顔で手を振ると、アルマは一人で病院へと向かっていった。

 出血したお腹をおさえながら、道路に赤い痕跡を残しつつゆっくりと消えていく。

「さあ、次はだれだ? おまえか? それともおまえか?」

 ハンターが次々に拳銃を突きつけていくと、抗議のために集まっていた民衆はクモの子を散らすように走り去ってしまった。

 残ったのはニオ、ユキ、ラビ、マックス、ニオの頭上で一人オロオロするばかりのフェミリー。クネスにいたっては木陰に隠れながらようすを伺っているだけだ。

「かわいそうに、母親を撃たれたうえに仲間にはほとんど逃げられ、今の状況はどんな気分だ? ニオちゃん」

 ずっと泣き続けていたニオは、ハンターのひと言で涙を止めた。

 震えていた体をピタリと止めて、顔をあげる。ニヤニヤといやらしく笑うハンター相手に、ニオは我を失ってしまった。

「うあああ!」

 雄たけびを上げながら、ニオは一目散にハンターへと突っ込んでいった――が、すぐにニオは地面へと倒れこんでしまった。

 ハンターの腕には先ほどアルマを撃った拳銃があった。どうやらグリップをニオの首筋へとたたきつけたようだ。

「まったく、弱い犬ほどよく吠えやがる」

 倒れたニオを見下ろしながらあざ笑うハンター。そのままレスチアと一緒に事務所へと戻り始めていた。

「ハンター!」

 ユキが大きな声で叫ぶと、ハンターは振り向きざまに指をニ、三度振ってみせた。

「この辺りにはおれが地雷を大量に仕込んでおいた。死にたくなかったらそのステージからこちら側には入らないことだな。下手すると衝撃で滝も壊れちゃうかもしれないぜ」

 含み笑いが高らかな嘲笑へと変わりつつ、ハンターとレスチアは消えていった。

「ど、どうしましょう店長」

「とりあえずニオちゃんをアクサ医院へ連れて行こう。アルマのようすも気になるし、滝を守る方法も考えないといけない」

 周りが大きくうなずく。ニオはそのままアクサ医院へと運ばれ、先ほどまでの喧騒が嘘のように滝の周囲は静まりかえっていった。


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