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file.3 ザイテンとドラッヘ、それに対する反撃

句崇刃「この事件を追っている探偵だ、現場に入ることは可能か?」

警察官「えぇ、胤波さんから連絡を受けてます。どうぞ」

エバン「うっ、やっぱり他の事件と同じですねぇ…酷い殺し方をするもんだ」

句崇刃「確かに首の切断面があまりに綺麗すぎる…何か不思議な力で空間ごと捩じ切ったように見えても無理はないか…」

エバン「そう言うということはこれは似力の力ではないとみているんです?」

句崇刃「首を綺麗に切るなら他にやりようはある。そこら辺を誤認させて事件を難解にしてる可能性もありえる」

エバン「現場から麓までは30分くらいでしょうかぁ…」

句崇刃「そうか…それだけ時間があれば証言である程度絞れそうだな…」

その後2人は操作で以下の情報を手に入れた!

・被害者は狼噛師弦(ろうがみ しげん) 58歳

・犯行現場は音頭坂の麓の入り口から30分

・首は無く、その他の外傷はなし

・犯行日と時刻は木曜日午後18:00

・その他犯行に関わるような痕跡は粉のようなもののみ

句崇刃「まいったな…ここまで慎重にやられちゃ警察どころか探偵でもキツイ事件だ、どうりでまだ解決できてないわけだ。犯人は相当慎重になる何かがあるんだろうな」

狼噛「おい!嘘だろ!?嘘だと言ってくれよぉ!」

エバン「何やら騒がしいですねぇ…」

句崇刃「どうしたんだ?」

狼噛「何だ!あんたたち」

句崇刃「おれは句崇刃、今匙を投げかけられようとする事件を解決しようとしてる探偵だ」

狼噛「た、探偵さん!?はやくなんとかしてくれ、どうしてうちのグループでこんなに不幸なことばかり起こる!?」

エバン「アレ?この人guosiasのリーダーさんじゃないです?」

句崇刃「ん?そうなのか?」

狼噛「あぁ…おれは狼噛(ろうがみ) 龍臣(たつおみ)だが…」

句崇刃「って今はそういうことはいいんだ…事件につい…て」

エバン「句崇刃さん?」

句崇刃「………狼噛さん、今から極めて重要なことを一つだけ聞く。答えたくなかったらそれでもいいから聞いてくれ」

狼噛「?あ、あぁ」

句崇刃「さっきエバンからあんたたちのグループの身内に不幸があったって聞いてたけど詳細な時期とかわかるか?」

狼噛「……多分事件にとって重要な情報なんだな…わかった、話すよ」

句崇刃「ありがとう」

〜狼噛証言中〜

句崇刃「………」

エバン「これってもしかして…」

狼噛「何かわかったのか?」

句崇刃「あぁ…この事件は」

明 確 な 殺 意 の あ る 復 讐 の た め の 殺 人 事 件

狼噛「え…?」

句崇刃「つまりにお前たちのグループは知ってか知らずか何者かに強い復讐心を抱かせている…ということになる。この関連事件の被害者はみんなグループの身内だとはな…」

エバン「でも今の反応テキに多分知らずのうちになんでしょうねぇ」

狼噛「あぁ…俺たちはちゃんと実力でライブも集められるようになっている……業界で恨まれるようなことはしていない」

句崇刃「メンバー内で何かあるといおうと思ってもメンバー全員の身内に不幸が降りかかっている…」

エバン「つまり業界人でもなければメンバー関係ではないということなのか?」

狼噛「一応やめているメンバーは何人かいるが…」

エバン「でもそういう関係のニュースは聞きませんね…」

狼噛「そういうので揉め事を作らないように努力しているしな…」

句崇刃「ありがとう、絶対に解決して見せる」

狼噛「頼むぜ、探偵さん」

句崇刃「それとは別にしばらく活動を止めておいたほうがいいだろう、身内だけならずグループメンバーそのものに危害を加えないとは言い切れない、その話は俺から警察に言っておこう」

狼噛「ありがとう、メンバーには俺から伝えておきます。」

句崇刃「さて、前の3人にも話をもう一度聞きに行かないとな…」

〜翌日〜

首切坂「驚きました……まさかまだ凶行は止まってなかったんですね…」

句崇刃「だが現場を見てある程度情報を得た上でもう少し聞きたいことがある」

首切坂「早めの解決を目指すというのであれば協力します。」

句崇刃「ありがとう、まず昨日は貴方は音頭坂には行ってないですね?」

首切坂「あぁ…弟子にも怪しいことがあれば教えてくれと言っておいたがやはり気づけるようなことはなかったようだ…」

エバン「やはり慎重な犯人ですねぇ…」

句崇刃「もうひとつ、その小屋はどこら辺にあるんだ?」

首切坂「この辺です」

地図に小屋の場所が示された

句崇刃「ありがとう、不安だろうしいち早く解決に尽力するよ」

首切坂「よろしくお願いします」

美羅院「そうですか…狼噛さんが………」

エバン「知っているのかぁい?」

美羅院「えぇ…回診に回っていた患者の1人です」

句崇刃「その狼噛さんのお宅はどこにあるんだ?」

美羅院「狼噛さんのお宅はここですね…」

地図に狼噛さんのお宅が示された

句崇刃「なぁ、流石にあんたが訪問した時は生きていたよな?」

美羅院「えぇ…流石に反応がなければ確認しないといけないので…高齢者ですし…」

句崇刃「そうか…ありがとう、事件はすぐに解決するからな」

美羅院「あそこに住んでいる老人たちも怖がっているのでよろしくお願いします」

押引「聞いたよ…痛ましい事件がまた起きたみたいだな…」

句崇刃「あぁ…だがこれ以上はもう手は打たせない」

押引「弟子たちも蚕の養殖場が遠くていつでくわすか怖がっている、早めの解決を頼むよ」

句崇刃「その蚕の養殖場はどこら辺にあるか聞いてもいいか?」

押引「まぁここまで事件が起こる以上捜査解決のために教えよう」

蚕の養殖場の場所が地図に示された

句崇刃「確かに遠いな、昨日は大丈夫だったのか?」

押引「犯人は慎重なのだろうな、何もなかったがやはり何も見つけたりすることはなかったよ…でも」

エバン「なにかありました?」

押引「蚕の養殖場にあった糸を巻く用具が一つだけなかったんだ…もしかしたら誰かいるかと思って弟子に見回らせたのだがな…」

句崇刃「事件に関係はあるのかもしれないな…」

エバン「これで全部ですね…」

句崇刃「あぁ…一度戻ろう」

〜胤波のいる部署〜

胤波「どうだ?捜査は?」

句崇刃「胤波さん、前の3人の詳細なデータとかって調べられるか」

胤波「オッケー」

エバン「句崇刃さん、もしかして」

句崇刃「この情報によってはこの中に犯人がいるかもな…」

胤波「ほれ、出たよ」

句崇刃「なるほど…これは」

エバン「地図をいきなり眺めてどうしたんです?」

句崇刃「なるほど、こういう方法で…」

胤波「お?もしかしてわかったのかい?」

句崇刃「考えば間違っていなければ犯人はコイツだ!」

ついに発生した事件を捜査した句崇刃たち、そこにいたのはguosiasのリーダー狼噛龍臣だった。龍臣から話を聞くとこの一連の事件はguosiasを狙った復讐の事件だった!前話を聞いた人達にまた話を聞いても要領をえない…しかし情報を見た句崇刃は犯人について確信を得る!果たして誰かが嘘をついているのか!?それとも巧妙な偽装工作なのか!そしてこの事件の真相は救いのない結末を迎える…

次回file.4 第一部最終回に続く…





???「クソ…流石に事件を起こせばある程度は気づかれるか…だが絶対にやり遂げてみせるぞ…待っていてくれ」

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