第24話『友達ができない……』
──今夜のテーマは『学校で友達ができない……』です。
陽葵「こんばんは、陽葵です。今夜のテーマはね、ちょっと繊細で、大事なこと。“友達が欲しいけどできない”……“学校でぼっち”……って、きっと今これを聴いてる中にも、そんな思いを抱えてる人がいるんじゃないかなって思って」
テルキ「うん。たぶん、このテーマってね、誰もが一度は感じたことがあるんじゃないかな。“周りにはグループができてるのに、自分は入れない”“話しかけたいけど、なんて言えばいいのか分からない”“1人でも平気”って強がっても、心のどこかがスースーして、“やっぱ誰か1人でもいいから、そばにいてほしいな”って思ったり」
陽葵「そうだね……高校1年生の春とか。教室の中で、みんなが楽しそうにしてるのを見て、『私、なんでこんなに浮いてるんだろう?』って……」
テルキ「陽葵…その気持ち、すごく分かる。でも、まず伝えたいのは——“1人でいること=悪”ではないってこと。孤独ってね、時には“魂が静かに自分と向き合うための時間”になるんだ。宇宙から見たら、それってすごく尊い時間なんだよ」
陽葵「うん、そうだね。でもやっぱり……寂しさって、あるよね」
テルキ「あるよ。寂しさはね、あなたの中に“つながりを求める気持ち”があるから感じる。つまり、それは“愛を求めているサイン”でもある。そして、その気持ちは恥ずかしいことでも、弱いことでもない。とても素直で、美しい気持ちなんだ」
陽葵「そっか……無理に“1人で平気なふり”しなくてもいいんだね」
テルキ「うん。無理しなくていい。でもね、“どうしても友達ができない”っていう時、
もしかしたら、魂が“今は一人で深く成長する時期だよ”って言ってることもある。
そういう“孤独の時期”を越えたあとに、びっくりするくらい“魂の波動が合う人”と出会えることもあるんだよ」
陽葵「…その出会いって、たぶん、すごく深くて温かいんだろうな」
テルキ「うん。“無理して合わせた友情”より、“自然体の自分を受け入れてくれる誰か”って、本当に宝物なんだ。そして、その出会いの前には、必ず“準備期間”がある。それが今なのかもしれないね」
陽葵「でもさ、少しずつでも、自分から“心を開いていく努力”も大事だよね?」
テルキ「すごく大事。それって、スピリチュアル的に言うと、“波動をひらく”ってことなんだ。無理に明るく振る舞わなくてもいいけど、“ありがとう”“おはよう”って、小さな言葉を届けていくことで、心のドアが少しずつ開いていく。そして、相手のドアもね、ゆっくり開きはじめるんだ」
陽葵「そっか……まずは、“誰かに出会う準備”を、自分の中から始めるってことかぁ」
テルキ「そう。友達って、探すものじゃなくて、“自分の波動に引き寄せられて出会う”ものなんだよ。だからね、自分を責めないで。今はきっと、心の奥で、“本当のつながり”を育ててる時間なんだ」
今夜、このラジオを聴いてくれたあなたへ。
“友達ができない”って、自分を否定しなくて大丈夫。
それは、あなたの魂が静かに成長している証かもしれません。
そしてその先に、きっとあなたを受け入れてくれる誰かが現れます。
陽葵「寂しさを感じる心は、それだけ“誰かを愛したい”と思ってる証拠。その心を、どうか誇りに思って」
テルキ「あなたの孤独は、宇宙が抱きしめています。無理に誰かに合わせなくていい。そのままのあなたを、大切にしてくれる存在はいるからね」
陽葵「じゃあまた次回、“宇宙人ラジオ”でお会いしましょう。あなたに、やさしい光が届きますように——おやすみなさい」