第22話『地球で生きることは、勇敢である』
テーマは——「地球で生きることは、勇敢である」
陽葵「ねえテルキ……最近ふと思ったんだけど、地球で生きるって、けっこう大変だよね」
テルキ「うん。それ、ほんとうにその通り。ぼくもプレアデスから見ていたとき、“地球って、なんてチャレンジングな星なんだ”って、思ってたよ」
陽葵「え、やっぱり? じゃあ、宇宙人から見ても、地球人ってスゴいの?」
テルキ「すごいよ。地球に転生するっていうのは、“ハードモードの旅”を選んだ魂だけができること。
だってね、地球は3次元の物質世界。重たさも、痛みも、感情の波もとても強い。喜びと悲しみ、愛と恐れ、光と闇、その両方を体験するための“魂の修行場”なんだ」
陽葵「修行場……なるほど。でも、そう聞くと、ちょっと誇らしいかも」
テルキ「そう。君も、そしてこのラジオを聴いているみんなも——いま、地球で生きているというだけで、とても“勇敢な魂”なんだよ。その勇気に、光の宇宙存在たちは深く敬意を払っている」
陽葵「たとえば、プレアデスとか、シリウスとか?」
テルキ「うん、そう。彼らは地球人のことを、“光に目覚めようとしている種族”として見ている。そして、自分たちが直接できないことを、地球人がやっているって知ってる。だからこそ、見えないところでたくさん応援してるんだ」
陽葵「どんなふうに?」
テルキ「たとえば、直感やインスピレーション、夢の中のメッセージ……ふと心が軽くなったり、タイミングよく誰かと出会ったり、それも彼らの優しいサポートかもしれない」
陽葵「知らず知らずのうちに、助けられてるんだね……」
テルキ「そう。でもそれは、君が“生きる”って選んだからこそ。光の存在たちは、上から見下ろしてるんじゃない。“地球で頑張ってる仲間”として、心からの敬意をもって、見守ってる」
陽葵「……なんか、泣きそう」
テルキ「それは、魂がその言葉を覚えていたからだよ。本当は、君自身が“地球を救いたくて”来た光の存在だったって、魂はちゃんと知ってるんだ」
陽葵「じゃあ、私たち、すごいことしてるのかな」
テルキ「うん。毎朝目を覚まし、涙をこらえて前を向く。それだけで、宇宙は感動してるよ」