表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/50

第20話『負の感情との付き合い方』


陽葵「ねえテルキ。今夜はちょっと、重ためのテーマかもしれないけど…“負の感情との付き合い方”について、話してみない?」


テルキ「うん、大事なテーマだね。ネガティブな感情って、誰にだってあるものだからこそ、ちゃんと向き合う価値があるよ」


陽葵「リスナーさんの中にも、『前向きになりたいのに無理』『どうしても不安で仕方ない』って人、きっとたくさんいると思う」


テルキ「そうだね。まず伝えたいのは、ネガティブになることは“悪”じゃないってこと。

怒り、悲しみ、不安、嫉妬。どれも感情としては自然なもので、それを感じるってことは、“ちゃんと生きてる”証でもあるんだ」


陽葵「たしかに…“感じる”って、ほんとは大切なことなんだよね。無理にポジティブになろうとして、自分の本音を押し込めるのも逆効果だったりするし」


テルキ「うん。だからこそ、まずは“感じ切る”こと。否定せずに、自分の感情を受け止める。『ああ、自分はいま不安なんだな』って、認めてあげることから始めてほしい」


陽葵「うんうん。そっか、“無理に変えよう”としなくていいんだね」


テルキ「そう。そして、そのあとで少しだけ“問いかけて”みるといいよ。『どうしてこんなに不安なんだろう?』『この怒りの奥にあるのは何?』って。多くの場合、その裏には“大切なもの”が隠れてる」


陽葵「“傷つけられたくなかった”とか、“わかってほしかった”とか…?」


テルキ「そう。つまり、ネガティブな感情って、“愛”の裏返しなんだよ。守りたかった、信じたかった、満たされたかった…全部、魂の純粋な願いからきてる」


陽葵「…そう聞くと、なんだか泣きそうになる。ネガティブな気持ちを責めてたけど、実は心が必死でSOSを出してたんだね」


テルキ「うん。だからね、そんな自分をまず“抱きしめてあげて”ほしい。負の感情は、悪者じゃない。ちゃんと向き合えば、癒しと気づきの扉になる。そして、手放していくときのコツは、“愛の波動”に少しずつ戻していくこと」


陽葵「たとえば?」


テルキ「たとえば、ありがとうって言ってみる。小さな優しさに気づいてみる。

自然にふれて深呼吸してみる。“今ある光”にほんの少しでも目を向けること。

それが、波動を上げていく第一歩になるよ」


陽葵「うん…暗いトンネルの中にいても、小さな光に気づけるだけで、変わってくるんだね」


テルキ「そう。そして、覚えておいてほしいのは、“どんなにネガティブになっても、魂の本質はいつでも愛でできている”ってこと」


陽葵「…あったかい言葉だね。きっと今、誰かの心に届いてると思う」


テルキ「あなたはダメじゃない。ちゃんと感じている。そして、その心こそが、光に還っていく力になるんだ」


陽葵「今夜も聴いてくれて、ありがとう。眠れない夜も、どうか心に優しい光が差しますように」


テルキ「またお会いしましょう。愛と調和の波動に包まれて——」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ