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第11話『オリオン大戦とは何だったのか?』


『オリオン大戦とは何だったのか?』


陽葵「名前からしてすごそうだけど、どんな戦いだったの?」


テルキ「簡単に言えば、“自由意思と支配”の戦いだったよ。オリオン座の星系で、かつて光の勢力と闇の勢力がぶつかり合った。スピリチュアル的に言えば、高次の愛と、低次の恐れが激しく衝突した時代」


陽葵「戦争って、なんで起こっちゃうんだろ……」


テルキ「もともとは、“統合のための学び”だったんだ。でも闇の勢力は、自分たちが力を持って支配することに執着しはじめてしまった。感情を抑圧し、テクノロジーと支配を最優先にしたんだ」


陽葵「それって……いまの地球にも似てるかも?」


テルキ「そう。地球は、オリオンの記憶を持つ魂たちの“再統合の場”とも言われてる。過去のカルマを癒すために、多くの魂が地球に転生してるんだよ」


陽葵「じゃあ、わたしたちの中にも、その時代の記憶が……?」


テルキ「あると思う。たとえば、“支配される恐れ”や“孤独感”、“疑い”や“愛への不信感”。それらは、オリオン大戦で負った“心の傷”がルーツになっていることもある」


陽葵「うわぁ……だからかぁ。愛するのが怖くなったり、人と距離を置いちゃったりするのって、ただの性格じゃなくて、宇宙レベルの記憶なのかも」


テルキ「その通り。オリオン大戦では、感情をブロックする“抑圧プログラム”が広がってしまった。人々は感情を持つこと自体を“危険”と捉えるようになった」


陽葵「愛することが、危険って……切ないね」


テルキ「でもね、その中でも“愛を守ろうとする光の存在たち”もいたんだ。プレアデス、シリウス、アン

ドロメダ……いろんな星々から光の勢力が結集して、“感情と自由の尊さ”を守るために立ち上がった」


陽葵「プレアデスって……テルキのふるさとだよね」


テルキ「そう。プレアデスの使命のひとつは、“オリオン大戦の癒し”だった。戦いではなく、愛で癒し、統合していく。それがプレアデス人の選んだ道」


陽葵「じゃあ、この戦いって“勝った”とか“負けた”とかじゃなくて、まだ続いてるの?」


テルキ「地球上では、まだその名残が続いているとも言える。国家、宗教、経済、思想……“分断”と“支配”は、いまだに存在してるよね。でも同時に、“愛と調和を選ぶ人”も増えてきている。つまり、今が地球版の“オリオン大戦の終盤”なんだ」


陽葵「ええーっ!わたしたち、宇宙の歴史の最終章にいるの!?」


テルキ「そう。だから地球に生まれた今世は、とても尊い。この地球で“愛を選ぶ”という選択は、宇宙に大きな波紋を広げるんだよ」


陽葵「そっか……だから、祈ったり、優しくしたりすることが大事なんだね」


テルキ「そう。“愛を持って生きる”ということが、宇宙の平和に繋がっていく。それが、オリオン大戦を越えた魂たちの、真の勝利のカタチなんだ」


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