第1話『何で地球に来たの?』
陽葵「ところでさ、テルキはなんで地球に来たの?」
テルキ「……地球に、というより、“日本”に、かな」
陽葵「え、日本限定なの?」
テルキ「うん。地球全体にとって、日本ってすごく重要な場所なんだ。特に今は」
陽葵「へぇ、なんで?」
テルキ「日本には“和”の波動がある。調和と優しさ、静けさと美しさ。そのエネルギーが地球全体のアセンションを助けるんだ」
陽葵「アセンションって……次元上昇とかそういうやつ?」
テルキ「そう。意識の進化。恐れから愛へ。分離から統合へ。そういう変化をサポートするために、僕たちプレアデス人は来てる」
陽葵「え、日本人ってそんなにスゴいの?」
テルキ「スゴいよ。前世がレムリア人だった魂が多いから、霊的にとても優しいし、自然との共鳴力が高いんだ」
陽葵「レムリア……聞いたことある気がする。なんか古代の、幻の大陸みたいなやつ?」
テルキ「そう。それが今の日本に引き継がれてる。たとえば神社文化、自然崇拝、言葉の響き一つひとつまで、レムリアのエッセンスが残ってるんだ」
陽葵「へぇ……なんか、日本のことちょっと誇らしく思えてきたかも」
テルキ「それでいい。君たちが“自分たちの光”に気づき始めたら、地球は一気に変わる。だから僕は来たんだ。気づいてもらうために」
陽葵「……ねえ、それってさ。私も、関係あるの?」
テルキ(優しく微笑む)「もちろん。陽葵も、その“光”のひとつだよ」
陽葵「……なんか、照れるんだけど」
テルキ「ふふ。それも君らしくて、いいよ」