6.第一階層料理教室
これは番外編です。本編はこちら→https://ncode.syosetu.com/n1824ia/
そんなこんなで、わたしたち四人はさらに上の階層を目指した。
ノアさんとジャックさんが前衛として魔物を薙ぎ払い、わたしはシアンと手をつないだまま、後衛として回復役に徹する。
わたしは、シアンを結界の中に入れて一緒に守れるように頑張った。広げると、ただでさえ薄くて弱い結界がさらに薄くなって、ところどころ綻びそうになるのを懸命に繕っていた。
最初の一撃や不意打ちさえ防げれば、あとは歴戦の戦士二人が何とでもしてくれる。
他力本願だけれども、これが最善の方法だった。
冒険者カードを緊急用に設定して、ノアさんたちとわたしが臨時にパーティーを組んでいることにしたから、二人が薙ぎ倒した魔物の経験値が、等分されてわたしにもガンガン入ってきた。
ノアさんたちのように見限られた者や、わたしのようにパーティーメンバーが死んだ者は、今までのパーティーから抜けたことになるから、次のパーティーに入ったり、新しいパーティーを組むことができるようになる。
わたしは知らなかったけれど、冒険者カードにはそういうときのための緊急モードが搭載されているらしい。
(これがパワーレベリングというものなのね……)
シアンは冒険者カードを持たない奴隷だったので、残念ながら経験値の対象外だった。奴隷身分の荷物持ちに経験値を分け与えたいと思う冒険者など、皆無だろうから仕方がない。
お金さえあれば、安全にレベルを上げられる。
貴族の専売特許みたいな手法だけれど、覚えておけば後で役に立つかもしれない。
おかげさまで、順調にわたしのレベルは上がり、最初は薄い飴細工みたいだった結界が、魔法薬のガラス瓶くらいには丈夫になった。
二人分の大きさにまで広げても、綻びないようになったし、二、三度の攻撃なら耐えられるようにもなった。
そして最終的に、第一階層に着くころには、上級治癒魔法が使えるまでになっていた。
「んじゃ、祝いにちょっと美味いもんでも食うか」
と、ノアさんが歩みを止め、安全な小部屋を確保する。
「じゃじゃーん!」
ダサい掛け声と共にジャックさんが出してきたのは、さっき捕まえたというダンジョンツノウサギだった。
「レア珍味だ! 本当ならこのダンジョンには出ないはずの魔物だが、生態系が壊れててラッキーとも言えるかもな」
「こいつは美味いぞ。オーク系とウルフ系の肉は、食って食えねえことはねえが、臭みが強くて不味い」
わたしのレベルアップ祝いと言いつつも、美味しそうな獲物を見つけたので、自分たちが食べたいだけなのだろう。
「ただし、魔物だから正しく処理しないと毒が残る」
それから、獣人戦士の豪快な“男の料理教室”が始まった。
「まず大切なのは、しっかりとした血抜きだ」
「毛皮を剥いで――この毛皮は後で売るから取っておく」
ジャックさんが、血で汚れた毛皮をそのままマジックポーチに収納しようとしているのを見て、わたしは言った。
「あ、わたし浄化魔法かけますよ」
「頼む。――と言いたいところだが、嬢ちゃん平気なのか?」
ジャックさんは、わたしの前からさっと獲物を取り上げて隠した。
「獲物の剥ぎ取りとか解体のことでしたら、別に抵抗ないですよ? わたしもよく、罠で捕まえて食べますし」
罠にかかるのはウサギよりネズミのほうが多かったけれど。
ウサギ肉が美味しいことは知っている。
塩や香辛料などの調味料があれば――せめてハーブがあれば、もっと美味しくなることも知っている。
「そうじゃない。ちょいと魔法を使いすぎじゃないか? いくら魔力量が多いったって、治癒も浄化も濫発し過ぎだろう」
「レベルが上がった直後は気をつけろ。一発の魔法が、今までとは桁違いの魔力を食うぞ。はしゃいで連発して、それで魔力枯渇になって治療院送りになる奴が多い」
ノアさんが、レベルアップ直後の注意点を丁寧に教えてくれる。
「ありがとう……」
嬉しかった。
この人たちは、わたしを気遣ってくれた。
魔力のことで蔑まれたり罵られたりしないのは、初めてだった。
「わたし、魔力回復薬を持ち歩いていないんです」
「お……おう?」
唐突な話題の転換に、不思議そうな顔をしながらも、二人とも神妙に聞いてくれる。
「だからいつも悪し様に言われてきました。――ほら、冒険者パーティーって、仲間内で魔法薬とかのアイテムを貸し借りするでしょう?」
「ああ、そうだな。あまり誉められたことじゃないが」
「そうなの?」
「貸し借りする必要があるってことは、自己管理ができねえ半人前ってこった。プロならそういう奴らとは組まねえよ」
初めて聞いた。
どうも仲良し冒険者の常識と、歴戦の戦士の常識は違うらしい。
「わたしは治癒魔法しか使えない出来損ないだけれど、魔力量だけは化け物並にあるから、今まで一度も魔力回復薬を必要としたことがないんです」
だから持ち歩いていないのだ、と言った。
毒消しや麻痺毒など別の薬なら持っているけれど、魔力回復薬は買ったこともない。
それはたまたま、魔力枯渇になるほど魔法を連打する場面に遭遇しなかっただけでは? という当然の指摘に、わたしはこのダンジョンで起きたことを話した。
置き去り事件の詳細を。
「彼らはお二人よりずっと弱かったわ。ルーキーではないけれど、五人いてもあなた方二人に全く及ばない程度だった」
「そりゃ、同じレベル帯でも人間と獣人を比べるのは酷だぜ」
冒険者としての基礎能力は、一般的に獣人のほうが高い。
得手不得手はあるが、適性がある分野は人間よりも伸び代がある。
「そう。だから何度も、たくさん怪我をした」
五人が一度戦う間に、一人につき一回、中級の治癒魔法をかけたとする。
一階層を制覇するまでに何度、魔物と遭遇して戦わなければならないか、ならば治癒魔法が何回必要になるだろうか、わたしは二人の戦士に問いかけた。
彼らは指折り数え、ぎょっとした顔をした。
一度戦う度に、五回の中級治癒魔法。
それを、ダンジョン内で戦い続ける間、延々と繰り返す。
とても、魔力回復薬の補助なしで、人間が放てる治癒魔法の回数ではない、と。
高レベル帯のエルフ族ならともかく、人間の魔法使いには無理だろう。魔力回復薬を使えば別だが、そうなると魔力回復薬が何本いるかわからない、とも。
「彼らはわざと、わたしに何回も治癒魔法を使わせて、魔力枯渇にした上でダンジョンに置き去りにするつもりだったのよ」
「わざと、だって?」
「わたしを殺す依頼を受けたんですって」
誰にどういう理由で命を狙われているか、掻い摘んで話す。この二人になら話しても大丈夫だろう。仮に、秘密を知った者としてお継母様の手の者から狙われたとしても、返り討ちにしそうだ。
「おかしいとは思ったのよ。傷が残ったら嫌だから、という理由で初級で十分なかすり傷にも中級治癒魔法を要求されたもの……」
「でも信じたかったんだな」
うん、とわたしはうなづいた。
「パーティーに誘われて、嬉しかった」
今思うと、浮かれていた自分が馬鹿だったのだ。
「結局、彼らの計画は失敗したわ。わたしが全く魔力枯渇に陥る気配がないから、業を煮やして強引な手段に出たの」
脚の腱を切られたところまでは話した。
彼らはわたしがこっそり魔力回復薬を使っているのだろうと疑って、アイテム袋も取り上げ、上層へ戻る手段を奪った上で放置しようとしていた。そこで偶然、スタンピードが起きたから混乱に乗じて逃げたのだと。
端折った部分はあるが、大筋では嘘は言っていない。
「あのビッグスライムみたいに、なぜか魔物はわたしのことを襲わなかった。他のメンバーは食い殺されたけれど……」
「それが本当なら――いや、疑ってるわけじゃねえが」
信じられない話だと、ジャックさんは頭をガシガシと掻いた。
「その話が本当なら、嬢ちゃんの魔力はSランクのエルフにも匹敵するってことになる。ハーフエルフなら、その可能性もないことはないだろうが――すまんな」
にわかには信じられないのも無理はない。
「いいんです。話を聞いてもらえただけでも嬉しい。嘘だと決めつけて、罵られなかっただけでありがたいもの」
「俺ぁ、信じるぜ。スライムが嬢ちゃんを攻撃せずに戻るところを、確かに見た」
と、ノアさん。
「そういやあ、シアンも魔物から避けられてるよな……?」
群で行動する魔物と遭遇した場合、どうしても取りこぼしが出てしまう。どんなに前衛の二人が頑張っても、一、二匹は後衛を狙ってくる。
そういうときでも、なぜかわたしとシアンだけは魔物の攻撃対象から外れていた。
「なんだ? このダンジョンの魔物は、エルフを攻撃しない習性でもあるのか??」
ジャックさんは、さらなる謎に頭を抱えた。
「まあ、このダンジョンの生態系は壊れてるみてえだから、深く考えるだけ無駄じゃねえか?」
それより、さっさとぶっ壊れダンジョン産のツノウサギを食おうぜ、とノアさんは獲物の解体を進めた。
「鍋は持ってねえから串焼きでいいな」
落ちている瓦礫と、石壁の破片を――ダンジョンの壁って意外ともろいのだろうか? ノアさんが殴ると、ぼろぼろと石壁が欠けて大小の欠片が手に入った――それらを器用に組み上げて即席のかまどを作る。
「身体強化だ。魔法じゃなくて、スキルだから魔力を必要としない」
壁を殴ったノアさんの拳を心配すると、そう答えが返ってきた。
手を見せてもらったけれど、傷一つなかった。
「獣人は魔力が少ない奴が多い。基本はスキルと腕力でゴリ押しだ」
「頭悪ぃからよ、俺らみたいのは。呪文が覚えらんねーよ!」
そう言ってジャックさんはガハハと笑った。
素晴らしき脳筋。けれども、ありがたかった。
魔力回復薬を持っていなくても、貸し借りができなくても平気そうだ。
「獣人の戦士なら、魔力が切れたら腕力で解決するもんだ。仲間に魔力回復薬を強請るような軟弱者はいねえよ」
「焚き付けどうするよ?」
ダンジョンの中には、薪になるような枯れ枝は落ちていない。
「固形燃料と魔法でなんとかなるだろ」
「あ……わたし火魔法は使えないので……っていうか属性魔法、全部駄目で」
「シアンにも同じことを言ってたな」
「ぼくが……やるよ……なれてる、から」
そこでシアンが名乗り出た。
上層を目指して進むうちに、シアンは獣人の二人にもだいぶ打ち解けた。
大きな男の人に手を伸ばされるのは怖いのか、二人が大振りな動作をする度に怯えているけれど、話をすることはできるようになった。
「シアン、こっちおいで」
火魔法を使う前に、柄シャツの袖を捲ってあげる。
「いつも食事の支度をさせられていたの?」
シアンがうなづく。
「ありがとう。シアンがわたしの代わりに火魔法を使ってくれて、助かったよ」
わたしは、わたし自身がずっと言われたかった言葉をシアンにかける。
あのパーティーのメンバーは、わたしを安価な回復薬代わりとしか見ていなかった。
治癒魔法を掛けてあげたのだから、せめてお礼くらい言ってほしかった。
回復役なら、メンバーのために治癒魔法を使うのは当たり前のことで、お礼の言葉を求めるほうがおかしいのかもしれない。
けれど、そこは人としての礼儀の問題だ。
そう――人として扱ってほしかったのだ。
回復薬代わりじゃない、仲間や友人として付き合いたかった――それだけなのに。
ありがとうと言ったら笑ってくれたシアンの笑顔が、可愛らしかった。
「調味料は塩しかねえけど、いいよな」
「嫌だっつったって、ねえもんはねえんだからしょうがねえよな。香辛料とか甘辛ダレとかあればなあ……。あと酒とか」
ジャックさんの狼の耳がへにょ、と情けなく倒れた。
解体されたウサギ肉(魔物)を、持参していた鉄串に刺しては火に当たる位置へと並べていく。
瓦礫で組んだ即席かまどの周りには、丁度よく串を立てておけるような隙間がある。その辺りも考慮して石を並べていたらしい。
彼らがマジックポーチから出してきた鉄串は、こういうときの調理器具であると同時に、いざというときの武器でもあるのだそうだ。
「マジックポーチっつっても無限収納じゃねえ。鍋は嵩張るんだよ。長期間の依頼でない限り、持って出ねえよ」
「水も要るいるしな」
ダンジョンでの水分補給は革袋の水が一般的だけれど、長期に及ぶ場合は水魔法、もしくは水魔法が付与された水筒などを用いている。
つまり、革袋の飲み水が尽きても、水の属性魔法が使えればなんとかなる。逆に、水魔法が使えない、魔力水筒を持っていない、となると詰む。
けれどさすがベテラン冒険者とでもいうべきか、二人とも多めに飲み水を携行している。鍋を捨てた分、余分に水の革袋をマジックポーチに収納しているのだ。
わたしとシアンも分けてもらった。
さらにシアンは、呼び水があれば水魔法で水を召喚――水を増やすことができると言った。
「ちょっと……待ってて……」
肉が焼けたら、次に飲み水を用意するという。
やがて、火に油――ではなく魔力を注いでいたシアンは、肉が焼けた頃合いを見計らって、かまどの側から離れようとした。
ジャックさんから水の入った革袋を受け取ろうとして立ち上がった瞬間、眩暈を起こしたようにふらついた。
「シアン! 大丈夫!?」
近くにいたわたしは、慌ててシアンに手を差し伸べる。
「無理しなくていいよ」
「でも……」
「お水なら足りてるから大丈夫。それに、ダンジョンからはもうすぐ出られるもの」
「……ぼくには、これくらいしか……できないから」
暗い目をしてシアンは呟いた。
そんな魔力枯渇寸前のような少年にこれ以上魔法を使わせることを、ジャックさんが許すはずもなく、結局、革袋はシアンの手に渡ることはなかった。
「へいきなのに……」
わたしの隣でウサギ肉の塩焼きを頬張っていたシアンが、しばらくしてから呟いた。
話を聞くと、今日は固形燃料の補助もあったし、呼び水になる水もたくさんあった。怪我も全部治してもらって、どこも痛くなくて元気だから、まだまだ魔法を使えたという。
「今まで、魔力だけで火を熾していたの……?」
わたしの問いに、うんとシオンがうなづいた。
わたしは回復薬代わりで、シオンは燃料代わり。
薪もないところで魔法だけで火を熾して食事の支度をさせられ、カップの底に残ったわずかな水を革袋いっぱいに増やせと命じられるようなことは日常茶飯事だったという。
そして残飯処理のように残り物を平らげて、休む間もなく荷物を背負ってパーティーの後ろを付いて歩く。そんな日常だったらしい。
「にもつがなくなったから……もっとやれるよ」
荷運び分の体力を温存しなくていいのなら、もっと魔法を使っても大丈夫だと言い募る。
でも、ふらふらと立ちくらみを起こすのは、魔力枯渇の前兆だ。
わたしは体験したことがないけれど、他の魔法使いはそう言っている。
前兆に気づいたら、そこで魔法を使うことをやめるか、魔力回復薬を飲んで魔力を回復させるしかない。
そうしなければ、命に関わる。
魔力は生命力と直結しているから、枯渇した状態で無理に魔法を使おうとすれば、生命力まで削り尽くして死に至る。
その限界がどの辺りかというのは、命に関わる事象のため明確には解明されていない。
冒険者の間では、ただ“魔力を使いすぎたら死ぬ”とだけ伝わっているのだ。
「駄目だよ、シアン。そんなに魔力を使ったら死んじゃうよ」
「……へいき」
わたしがノアさんから魔力の使い過ぎに気をつけるよう言われたように、今度はわたしがシアンに対して助言する。
するとシアンは恐ろしいことを言い出した。
魔力が完全に枯渇すれば、意識を失って死んだように眠りにつく。
眠っていれば、魔法は使えない。眠っている間に多少は回復する。だから死なない。
人もエルフも、魔力がなくなった瞬間に死ぬわけではないという。
死ぬのは、眠っている間に魔物に襲われたり、一瞬で生命力が全部削れるような大魔法を使ったときだけだという。
(シアンは、どれくらいまで枯渇したら拙いかわかっている……? 経験で限界が理解できるまで働かされていたというの……?)
時々、食事の支度が終わった瞬間に昏倒することがあったらしい。
後で散々、殴られたり罵られたりしたけれど、殴られている間は魔法を使う仕事を言いつけられなかったから、とシアンは言った。
水は革袋から回し飲み、肉は串に刺したまま齧り付く。
およそ貴族のやることではないけれど、今さらである。
「――あり得るかもな」
ウサギ肉を齧っていたジャックさんが、こちらをじっと見ながら言った。
(わたし?)
ジャックさんが見比べているのは、わたしとシアンだ。
「シアンは、さっき魔法を使っただけでふらついているが、嬢ちゃんは何回も治癒魔法と浄化魔法を使っているのに顔色も変わらねえ。このダンジョンの魔物がエルフ族を襲わないのには何か理由があるとして……嬢ちゃんが大魔法使い並みの魔力を持っていることは認めるぜ」
「治癒魔法しか使えないけどね」
自嘲気味にわたしは言った。
否定されることには慣れているけど、認められることには慣れていないので、嬉しい反面、落ち着かない。
「アリアちゃん、あんまり自分を卑下するもんじゃねえ。お前さんは立派な回復役だ。十代で上級まで治癒魔法が使える魔法使いなんか、そうそういるもんじゃねえ。もっと堂々としていろ。自分の能力を安売りするな」
「そうだな。獣人族のギルドでも十分に通用すると思うぜ」
「ジャック」
ノアさんが、ギルドの話をしかけたジャックさんを嗜める。
「カタギの嬢ちゃんを勧誘するな」
「でもよ、表のギルドでだけ依頼を受けて、真っ当な商売してても、生きていることがわかれば、また継母に狙われるぞ」
「それなら目の届くところに、ってか……」
「ハーフでもエルフなら加入条件は満たしているはずだ」
「確かに嬢ちゃんは回復役としても十分な実力だ。だがなぁ……俺たちのギルドは地下ギルドだ。汚ねえ依頼も受けるし、荒っぽい仕事がほとんどだ。薬草採取の依頼なんかねえぞ」
「それな」
「アリアちゃんがうちのギルドに来た瞬間、獲って食われかねねえよ」
「あー……」
なんとなく、ギルド勧誘のお話はそのまま流れた。
せめて自衛手段を確立してから、ということらしい。
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今後は寄り道しないで本編を書き進めます。
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