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在るべき形へ・A story for everyone  作者: 黄昏誘捕
第二章・戦艦グランゼロ
18/53

第二章第二話...何時か歌ってくれた歌を思い出して

どうも、定期的に来るスランプに入った髪型が小室圭と言われた誘捕さんです。この話を投稿するなら、第二章が出来たのかって?HAHAwちょっとしたい話しをしたら、長くなったので、本来二章出会った所を三章にします!!

長いし......書けないよ......

 周囲が太陽に照らされ、黄金色に染まる。公園から子供達の声が聞こえ、何故だから少し、寂しく感じてしまう。

 テロリスト集団──百足や大きな事件が起きてしまえば、今の環境の様に外で子供達を見掛ける事は無くなるだろう。

 僕達がそれを止めるのが仕事、でも今は蒼焔が帰ってくるまで彼奴の監視以外しない。



 でも、目の前で事件が起きれば、僕は迷い無く人を助けるだろう。姉の苗字を名乗る、その為に強くなろうと思ったのに、僕は働かないし、僕の従兄弟からは世界を揺るがす犯罪者集団の教祖が出てしまった。



 何故今こんなに日本が平和なのか、正直分からない。

 紅い死神がイギリスを支配した吸血鬼達を従えてから三年、紅い死神が緋色の王と言われる様に成った。だが、世界は平和だった。



 一つの国が妖怪に支配され、イギリスが滅んだとも言っていい位の壊滅状態なのにだ。

 当時捜月もイギリスに居たらしいが、吸血鬼一体とタイマンが限界だったらしい。いや、今考えても意味が無いか。でも、嵐の前の静けさの様な不安。



 ────これがどうか、杞憂であってくれ。

 公園のベンチから離れ、買い物帰りの蒼焔達を追跡する。



「紅爐はまだかな〜」


 二人はアパートの一室に入って行く、僕も今夜は時間的に余裕があるので自宅に帰宅する。

 自宅はマンション、家賃が76万円程の。僕自身や親が金持ちと言う訳ではなく、僕が養子に成った所がお金持ち。マンションに入る為には大きな門を通る必要が有り、ぶっちゃけ一人暮らしなら普通の団地とかが良い、何故なら一々鍵で門を開ける必要が無いからだ。



 門を通ると一つの町と言える程に店やゲーセンが揃い、マンションが十二個程壁に囲まれている。部屋はリビングを除いて、四つの部屋。

 一つは客間、もうひとつは書斎。

 自室と物置部屋には、もうこの世には居ない家族の写真が飾っている。



 親の顔も全然覚えていないけど、何故か大切な写真。軽くご飯を食べ、ベットに体を預けて目を閉じる。誰も居ない部屋で何時もこの言葉を零す「おやすみ」っと。

 朝起きると、そこには般若の面と見紛う様な顔をした姉が、腕を組んで睨んでいた。


「な、ね......姉さん?」

「貴方、又危ない事に手を出してんじゃないわよね?ね?」

「はい!今回何もやってないです!!」

「へぇ...天照様から、聞いてるけど?」

「あ......」

「今の"あ"は、あいつって言葉の"あ"っで、合ってる?」

「ち、違g......」

「成敗!」



 腹に一撃を貰い、ノックアウト。腹を抑えながら外に出、蒼焔の家へと向かう。


 ____________________________________

 逃げ込んだ裏路地を履い、公園で遊ぶ家庭を見ていた。

 売人に捕まるまで、自分を殺しながらゴミを漁り、自分の存在に疑問を抱え、誰かが死んで行くのを感じる夢を見ていた。



 今、青々しい草原の草原のベンチで、灰色の髪の少女がニヤリと笑った。俺はコイツと一度あった事がある。

 声が変わった?



「お前、俺が殺したはず......」

「あ〜......キミに、瀕死にされてこの通り、君に力を吸われて自由に動けないよ」

「どうして、アソコの施設がお前の器だったんだ?」

「そんな事より」

「おい!」

「君の残りの寿命を考えてた方が良いと思うよ。そうだ、私からの"余命宣告"ってやつだねぇ」

「は?んな事寄り......施設の話を」



 俺の余命宣告の話は気にならない訳じゃないが、今はあの件に着いての話が気になる。

 そもそも、俺達は明日が我が身の状態出しな。



「私の事を聞かないね、君は。正直に話すと長くなるよ?」

「的確に、明確に迅速で頼むわ」

「はぁぁぁあああ?注文が多いいクレーマーだねぇ、くたばらないかな?私の涙がちょちょ切れそう?」

「どうして疑問形なんだよ、早くしろ」

「あれは......世界が始まることからの」

「世界じゃなくて、何故だの話だ!」

「この世界に時間の概念はない。情報は武器だよ?」

「......一理ある」

「あれは、僕のヒーローの話だ。それを語る前に」

「は?まだ伸ばすのかよ」

「そろそろ思い出さないと、あの"歌"が消えてしまうよ?思い出そうよ」

「先に御前の話を!」



 施設、俺が生まれ変わる前に、生きた場所。生まれ変わるのは、精神的にの話で、雨が雪を溶かす様に、希望はあると思い続けた日々。

 男の子と女の子、これには壁がある。物理的な壁があり、男は星、女は心臓。昼休みは壁が開き、遊ぶ事ができる。



 血なまぐさく、常に死が隣にいて、睡眠中であっても奴らは心さへも、地獄の先へと進まされる。

 あれは俺が幼い頃、車内で目を覚ました。男は俺に言った「お前はあの施設で暮らすんだ」っと。だが、俺はこの"男"を知らない。



「貴方、誰ですか?」

「私は君の叔父だよ。君は交通事故でね、両親達が死んでしまって僕達は君の面倒を見れないから、施設に一時的に入って貰う」

「......そ、そうなんだ」


 この時、不思議と何も感じなかった。抜け落ちた記憶は何も無く、俺には何も無い。



「そこで育ててくれる方を待ちなさい。18歳まで面倒を見てくれるから」

「う、うん?」

「5歳には早かったか。法律でそう決まってる」

「ほ、法律?」

「まぁ、そこで暮らすが良い」



 俺は施設に到着するやいなや、肝を冷やした。施設内は血なまぐさく、至る所に返り血が飛び散っているのだ。

 脳では理解、いや、本能が拒絶反応を起こし、冷や汗が頬を流れた。



「こ、こんな場所で暮らすの......」

「無理か?」

「無理に決まってる!」

「お前は無価値な人間だ。だから、死のうが生きようが、どうでも良い」



 俺はこの時、自分の価値について考える事になる。俺の存在証明を、今の今まで続け、嘘を吐き続ける人生になった俺の原点。

 部屋は狭く、雑魚寝の状態。部屋は二つ、部屋の中心には大きい台、壁には可愛らし動物のイラストが描かれている。



 変わっている所は沢山あるが、部屋に360度監視出来る様に付いている監視カメラと、十二年経っても異臭を放ち続けている一つの部屋。



「ここは、なんだい?」

「あ〜そこは......いや、遊び部屋だ!」



 ハートマークのシールが大きくドアに貼られている部屋に、地球意思は指を刺していた。あの部屋はもう一つの遊び部屋。

 男の先生が女の子に......と言う部屋だ。



 毎日悲鳴と女の子の泣く声で良く五月蝿かったのを今でも鮮明に覚えている。

 てか、コイツ人の記憶を現象化しやがって、一度殺しかけた事を絶対根に持ってるだろ。



「何やら不満がある顔をしているねぇ?」

「何だその喋り方」

「あの子、継葉ちゃんの真似〜」

「てか、何か?」

「いや〜不満爆発しそうな顔だなって、思ったんだがねぇ」

「ハイハイ」

「許して揺れたまえよ、僕の異能結界を君は使える様になってるんだから」

「お前の異能結界?」

「まぁ、それは僕の番で話を聞くよ。人の過去を聴きたいなら、先ずは自分からだろ?」

「何だそれ......」

テンプレートを設定?僕が知らない間にアップデートされてる?分かんないよ!



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