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在るべき形へ・A story for everyone  作者: 黄昏誘捕
一章・闇は直ぐそばに
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君から貰ったモノ

(2023/02/12 00:14:52)の作者です。この作品はこのままでは終わりが見えないので、今、一死に終わらせようとしているので、ブクマ、感想を頂けると100倍早く出来るので、よろしくお願いします。




注意事項

この物語に語彙力を求めないで下さい、誤字も多いです。僕は物語だけ良ければ良い!と言う人間なので。

そして、現在編集なので主人公の能力、エネルギーを込めるを異力に編集中ですので、読みにくいです!すみません!!てか、いつ終わるか解りません!!

 世界は異能者と言う化け物が三割の差別社会。異能者は平安初期から存在が確認されているが、現在も異能者の差別は続いている。

 異能者の中で人権を持つ者は極々少数。持つのは日本の象徴である天皇の直属の御三家、そして古くから戦に参加していたと思われる四家。



 この七家を含めて現在は御大七家(ごだいななけ)と呼ばれている。七家は海外を含めた法律と憲法が適用されない貴族達。その理由は外国も含めた国の平和を護ってはいるから。

 現代は異能者が虐げられる世界。この物語は俺がこの残酷な世界を変え、願いを叶える物語だ。



 俺、灰神零人(はいがみ・れいと)16歳・学生は七家の仕事で異能犯罪者が立て籠るコンビニに機動隊に見守られながら突入する。

 自動ドアが開くと同時に氷壁が周囲を凍らせながら迫り来る。氷壁を視認し、袖口から即座にエネルギー凝縮特化型ナイフを取り出し、ナイフで素早く氷壁を斬り刻み、氷壁を粉々に粉砕してみせる。

 氷壁はナイフに吸収され、俺の身体に取り込まれる。



「よっ」

「なっ!」



 追撃が来ない?アレが今の奴の最高火力だろう。異能の操作は初心の荒はなく、上手く制御出来ているのを見るに、この手の犯罪は初犯じゃない。

 ──存在がレアな想像した現象を起こす顕現系能力者。自身の属性に対して、皮膚や体質等が変化する特殊な能力者。



 自衛隊に入る事が出来れば活躍できるだろうに、勿体ないな。因みに俺の周りには顕現系が嫌な事に多い。チート野郎も多いし。

 霜を踏みながら、コンビニの中に入ると目の前には幼く、髪が白い少女と怯えて蹲るコンビニ店員二人。



 そしてボロボロのフードコートに身を包み、怯えた眼をして俺を睨む少年。少年が着ているコートは泥で汚れ、離れている俺の方まで悪臭が鼻を刺す。

 普段の七家なら俺の様に人質救出を優先ではなく、真面目で優しい性格をしている黒兎(こくと)も含めて人質全員を救出、対処者を殲滅ではなく、七家は次の犠牲者を出さない為に、この状況下ならコンビニごと跡形もなく消し飛ばしていた。



 建物や人質を巻き混んでも確実的に、徹底的に殺す。それが七家のやり方。

 ──本当に俺が来て良かった。



「何なんだよお前は!」

「七家の一つの灰神家次男坊だよ、養子だけどな」



 ───さてと、どうすかな。先ずは確保、そしてどうやってこの少年を救い出すかだ。機動隊に渡せば罵倒され、酷いめに合うのは確実。

 でも、渡さなければ野次馬共に石を投げられ、写真を撮られてネットに顔写真とか晒されてしまう。



 黒兎に頼むかな。それまでは少年とか少女とかとでも話して時間を潰すか。コンビニ店員は今は放置、今はもう安全だし。



「何故こんな事をしたんだ?」

「アンタだって分かるだろ!奪わないと奪われ続ける、お前の様に育ててくれる人だっていない!」



 この言葉は今の奪われ続け、自由を縛われた異能者の現状。七家は異能者が少しでも自由な生活をさせる何てこれっぽちも考えてないし、護る事が《天命》だと教えられ生きていた奴らだからな、仕方なし。



「俺は結構自分でも苦労して生きて来たと思ってるけど、少年も厳しい人生を送って来たのは分かる。施設育ての俺に言われてイライラするだけかもしれないけど、まぁ一つ提案なんだけど......っさ」

「んだよ」

「君にピッタリの職場がある。自衛隊の異能隊って言う場所」

「差別とか受けないのか?」

「問題ない。給料も良いし、君の能力なら大丈夫だ!」

「何故アンタは俺を救おうとする?殺せばアンタの仕事は減るはずだ」



 血を流すこと、それが悪だ。《《あの子》》が言っていたヒーロー像と違う、シンプルな理由だ。

 "あの子"は言っていた、少数派を救うヒーローに。血を流す事が悪だと、そんな小さな意思は、何れ消えてしまうんだろうな。



「犠牲になる──少人数をも助けるヒーローに、成りたいんだ......」

「変なの......」

「だよな」



 俺がハハハと笑うのを見て、少年もクスッと微笑んだ。まぁ七家の花霞家の下で頑張ってくれ。

 後は髪が白い少女何だけど、平然としている。襲いかかって来ない......よな?

 ──雰囲気が明らか一人だけ違う、何か......決定的に違う何かが。



「君の名は?」

「ほし......星宮黒葉(ほしみやくろは)

「黒葉ちゃんね」

「大丈夫?怪我とかない?他の人と来てるの?」

「私《《一人》》だよ?」



 ジャーっと水が流れる音がトイレから聞こえ、トイレのドアに視線を送る。少年に「仲間?」と聞くと「全然しらない」と言わん馬鹿りに首を横に振る。

 トイレから出て来たのは、黒色の着物に髑髏柄のデザインのイカれたセンスの着物を着た白髪の青年。

 恐らく、俺寄り歳上。



 和服とか珍しいな。黒葉ちゃんにも異様な気配?を感じたが、男は面妖な雰囲気で女性にモテそうな感じがする。......感だが。



「どいう状況だ?......あぁ、察したわ。灰髪の奴は御大七家様って奴か何か?」

「そうだ。アンタ、名前は?」

「人の名を尋ねるなら自分から名を言うのが礼儀だろ?灰神。タケシ......山田タケシだよ」

「あぁ、山田さんね。それ言うならそのくだり要らないじゃん、あと結構気にしてるから言わないでくれ」



 突如、轟音が外から聞こえると同時にコンビニの硝子が一斉に砕け散り、風圧で店内の商品が飛び回る。

 コンビニの外は水色の結晶の外壁に囲われ、外壁の上には桜満黒兎が不満そんな顔をしている。それに対して俺は軽く手でごめんごめんとジェスチャーをしながら、少年達をコンビニから出して黒兎に今までの事を説明する。



「なるほど、だから僕を呼んだ訳か」

「ごめんな、手続きとか良く分かんないし」

「僕の能力を、便利な壁とか思ってない?」

「名医様には何時も世話になってますよ〜......早く少年の手続きに行かなきゃ家で飯食えなくなるぞ!」



 少年──レイの手続きを終えると、空には真ん丸の月が浮かんでいた。小腹が減ったのでコンビニで買い物をしていると、捜月(そうが)と偶然合流。

 捜月は有名な諮問探偵であり、紅井家次男で現在の当主。容姿端麗で文武両道、顔はかっこいいと言う寄り中性的に近いが、中身は立派な自由の化身。



 イギリス人の女王から自身のシャーロットと言う小さな女の意味を持つ名前を貰い、王から自身のアーサーを付けられ、イギリス名が長い。

 七家はハーフの場合、両方の国で使用する名前を分ける必要があるらしく、外国人の嫁を貰う時は手続きが面倒らしい。



 捜月は相当嫌がったらしいが、国のトップ二人に付けてもらった名前が嫌だなど言えず、イギリスに行った時はアーサー・シャーロット・ホームズと嫌な顔をしながら名乗っている。ちなみに背は162cm程の小柄で、髪と肌はアルビノの様な白肌。



「コンビニで会うとは」

「久しぶりだな捜月」

「おかえり捜月」



 俺達の関係は七家に所属し、シェアハウスで共に暮らしている。友人の女の子達四人と俺達三人、本来共に暮らすハズだった奴が、ロシアの担当になり、今は七人で楽しく暮らしている。



 コンビニから自宅への帰り道、大きな声で演説をしている白装束の狂信者達。異能と言う多少科学で証明できるが、どうしてあんな超常現象が起こせるのかが解っておらず、異能者を神と信仰する正常の判断が取れない狂人団体がある。



 基本的に異能者を信仰する宗教は日本では取り潰され、海外では神の子として崇め奉れている。

 七家の任務に多いのが、彼らの取り潰しというなの撲殺作業だ。



「我々は灰色の髪を持った女神、女神様の能力でここにいる!平和になった世界に争いや悪徳が世の中に広まっているのは絶対悪の鬼人蛇妬の意志を持つ者がいるのかだ!意志を持つ者が意志を全うすると世界が滅ぶ事になるぞ!」



 等と公園で言っている所為かパトカーが公園へ数台止まり、警察達が白装束の人達を連れて行こうと奮闘している。



 古くから異能者を差別する、それは他国の歴史の中でも一般常識ではあるが、戦争の時には重宝される。重宝された異能者に魅力され、神と讃える奴らが今の狂人団体だとされ、日本の経済を支える五大グループも裏で支援しているとも噂を聞くほどに、強さに魅力される者は多い。



「愚か者共め!世界は九つの世界にバラバラにされた時に知能と信仰を失ってしまったか!」

「何を言ってるんですか?人様へ迷惑が掛かるので解散して貰っていいですか」



 その光景を見てホームレス達は不機嫌そうな顔をし、母と買い物帰りの子供に指を指されている。青年達はスマホを向け、腹を抱えて笑っている。

 ああいうのを見ると、歳だけは取りたくないな。



「愚かだなぁ!演説は危機的状況でするのが一番良いと言うのに。王の力無くしては民主はついて来ない」

「......」

「人を動かせたいなら恐怖で縛ればいい、反逆出来ない程の......な」

「捜月......金も権力も無いから言ってるんだよ?」

「失礼だぞ、お前ら。てか、聴こえるからやめいやめい!」

「お前が一番声でかいよ」



 捜月が指を指し、狂信者に言い放った。狂信者達は捜月に何か言っていたが、捜月が軽く睨んだ瞬間、俺達に緊張が走り、狂信者達は力だが抜ける様に膝が崩れた。

 その後は狂信者達は警察に連呼され、俺達は何も無かった様に家の玄関前に到着した。



 俺達は目の前の光景を見て、顔を見合わせた。何故ならそのには灰色の髪の少女が倒れていたからだ。



「ある日〜少女に〜出会ったって奴だな、コレ!」

「くまさんじゃない、それ?」

「黙っててくれ名探偵と名医、先ずは助ける事からだろ」



 俺は知らなかった、この少女との出会いが、俺の人生を変える事を。いや、運命と言う奴だったのだ。

 在るべき形へ進んでいる、それが世界の意志なのだろう。この物語は、俺が、俺たちが運命に抗う物語だ。

在るべき形へ


「完結、長いのね」(誘)

「一度消して、追加要素があるから二年かかるかもな」(捜)

「専門学校入学やバイト、大丈夫か?」(零)

「HAHAw無理」(誘)

「頑張って」(黒)

「はぁ、カラオケ行きたい!」(誘)



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