第4話 ダジャレ!
休日が終わりまた5日間の業務が始まる。
「おはようございます!」
「あ、天使ちゃんおはよう〜。この前の書類いくつか直して欲しいところがあったから、修正して
プリントアウトしたら製造部に持っていってね!」
「分かりました!」
修正部分の説明を受けて、早速取り掛かる。
修正と言っても本当に小規模のミスが幾つかあるだけだったので、直ぐに終わった。
そのタイミングを待っていたかのようにファインが話しかけてきた。
「ねぇねぇ、天使ちゃん。私休日中にニホンの
お笑い番組を見たんだけどさ、ちょっと面白いの見つけちゃって!聞いてくれる?」
「もちろん!」
(朝から何か言いたそうにしていたけど、この事だったのか・・・・・・)
「じゃあ、いきます。"布団が吹っ飛んだ"。」
ファインが言ってきたのはダジャレだった。
「えっ、えーと。」
「これはね、ダジャレって言って同じような発音をする言葉を使って文を作る、超面白い芸なの!
天使ちゃんには少し難しかったかな?」
ファインがあまりに得意げに話すので、アメリも対抗する。
「わ、私だってできるよ!」
「ほほぉ〜、それじゃあお聞かせ願おうか?」
今のファインはまるで弟子をいじめようとする
師匠である。
「アルミ缶の上にあるミカン!」
「くっ、認めたくないけど面白いし上手い。」
師匠、敗れる。
「ダジャレに上手いとかあるのかな?」
アメリは苦笑しながら尋ねる。
「さぁ?ッ、私もッ、この前見ただけだからッ
分からないッ。はははっ、もう我慢できない!
天使ちゃんのダジャレで思い出し笑いがっ!」
ファインは堪えきれず大きな声で笑い出す。
「そんなに面白いかな〜?」
「もう最高に面白い!ダメだ、笑いが止まらないよ!」
「私、製造部に書類出してくるね・・・・・・」
ファインがいつまでも笑っているので、一言
声をかけてその場を離れた。
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「おはようございます!営業部の天使です。書類を届けに来たのですが。」
「あなたは、いつぞやの神様!お仕事お疲れ様です。」
アメリの対応をしているのは入社式の日に
魔力飲ゼリーを渡したあの社員だった。
「だから私は天使ですって。それより今日は魔力不足大丈夫そうですか?」
「えぇ、今のところはね。最近転生希望の方が増えているのに加え、スキルの内容が滅茶苦茶なので
魔力の消費が激しくて・・・・・・。」
「そうなんですね。」
辺りを見回してみると社員たちが忙しなく
動き回っていた。
「はい、確かに受け取りました。これ、転生希望の
方宛の書類です。上司の方に渡して頂ければ
それで大丈夫なので。」
「分かりました!ありがとうございました。」
お礼を告げて営業部へと戻る。
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「セニア先輩、これ製造部の方が渡してくださいって。何が入っているんですか?」
営業部に戻ってきたアメリは書類を渡す
「おつかれ天使ちゃん。これはね、スキルができ上がるまでの予想期間とかが書いてあるのよ。」
「そうなんですね。スキルってだいたいどのくらいで、できるんですか?」
「うーん、スキルの内容にもよるけど大体1週間くらいかしらね。製造部の人達がみんな優秀だから
結構早めにスキルの受け渡しができるのよ。」
「製造部の方って凄いんですね〜。」
製造部では莫大な量の魔力を使うので、入社試験で
魔力量が多いと判断された者のほとんどは
製造部への配属となる。
アメリが感心していると、1人の女性社員が
こちらに来た。
「先輩、とりあえず1つ作り終わったので
確認お願いします。」
「はい。あっ、そうだ紹介するね天使ちゃん。
こちら、他部署研修で来てる地上整備部の
ロナちゃん!仲良くしてあげてね〜。」
「初めまして、地上整備部から来ましたロナです。よろしくお願いします。」
ロナと名乗ったその社員はどこかトゲのある口調
だった。
大変長らくお待たせしました。
最新話更新です。これからも楽しんでいただければと思います。




