第20話 勉強! 2
(えっと、会社のことについて詳しくなっておくと良いみたいだね)
セニアに貰った紙の上部には各部の仕事内容と
スローガン等についてと書かれている。
それを見てアメリは部屋に置いてある棚へと向かう。
(確かこの辺にしまったはず・・・・あっ、あった!)
アメリが棚から取り出したのは入社時に配られた会社のパンフレットだった。
そこには各部の紹介からスローガンまで今アメリが
知りたいことが全て書いてあった。
(入社したての頃は忙しかったから、いつか読もうと
思って、しまっておいたんだよね )
最初にパンフレットの営業部のページを開く。
ひとつの部につき見開き1ページ分で紹介されている。左側には仕事風景などの写真が何枚か掲載されて
おり、右側にスローガンや業務内容が記載されていた。
(自分がいる部署もしっかり確認しておこう)
営業部のスローガンは
"完璧な書類作成で転生支援!"と書かれていた。
(少しでも書類に不備があると大変な事にっちゃうから、当然の事だよね。業務内容は、今私がやってる
事と同じ事が書いてあるから、ここは問題なさそうかな)
そう思い、次に地上整備部のページを開く。
スローガンは"小さなことにも目を光らせよう!!"と書かれていた。
(地上での不幸な事故を減らすための部署だから
やっぱり当然の事だね)
それからアメリは地上整備部の業務内容に目を通す。自治体によって管理されていない、危険が予測される場所の調査及び整備。
例としてオフィスビルの屋上の柵などが挙げられている。
もちろん企業が責任をもって点検などを行っているが、社長である神がそれでも十分でないと判断した
ために地上整備部が設立されたと書かれていた。
(前に一度他部署研修で地上に行ったけど、本当に大変な仕事だった。あれをずっと続けているオルデさんやロナちゃんは凄いな)
当時を懐かしむように回想にふけるが、すぐに気を取り直して勉強に戻る。
また1ページめくって次に出てきたのは製造部だった。スローガンは"魔力が切れても魔力飲ゼリーがある!!"と書かれている。
(これはスローガンと言えるのかな?というかうちは結構ホワイトな会社だけど、何故かこの部だけはブラックだよね)
そう思いながら苦笑する。業務内容は、社員の魔力でスキルを製造し転生希望者に譲渡する、と書かれている。
(ここで一日に何個もの新しいスキルが作られてるって思うとなんだかワクワクするな。作ってる人達はそんなこと思ってないだろうけど・・・・)
再度苦笑しながらページをめくると、アメリが知らない部署の名前が書かれていた。
(サポート部?社員の健康管理とかが仕事かな?)
そう思い業務内容を見ると、地上に赴き精神的に苦しんでいる人の生活を支援すると書いてあった。
スローガンは"1人でも多くの人間を助ける"と書いてある。
この会社にのんびりとしたイメージしか持っていなかったアメリは驚愕する。
(うちの会社にこんな部があったなんて知らなかった。明日セニア先輩に聞いてみよう)
そう決めてその日の勉強を終了した。
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翌日、終業後に予定通りセニアの元に行きサポート部について聞く。
「業務内容はパンフレットに書いてある通りね。後は待機施設の管理もサポート部がやっているわ」
「そうだったんですか!?知らない間に関わっていたなんて」
資料作成のために何度も行っている転生希望者向けの待機施設が、サポート部によって運営されていると知り驚きを隠せなかった。
「地上の人間に天界の人間が関わるわけだから、結構デリケートな仕事なの。
だから、サポート部の人はみんなランクが大天使で、基本的に新入社員やランクが天使の社員が配属されることは、まずないわね」
「なるほど」
セニアに聞いたことをメモ帳にメモする。
するとそれを見たセニアが
「勉強頑張っているみたいね」と褒めてくれた。
「はい、早く大天使になりたいですから」
「前から気になっていたんだけど、どうしてそんなに大天使になりたいの?」
「それは・・・・秘密です!」
「あら残念。まぁいいわ、勉強頑張ってね」
「ありがとうございます」
そう言ってアメリは席に戻り支度をして帰宅した。
「大天使になればサポート部に入れるのか」
今日セニアに聞いたことも含め、これまで勉強したことをルーズリーフにまとめながら、ボソッとつぶやくアメリであった。
もしかしたら夜に日記を投稿するかもしれませんので、もし投稿したらぜひ読んでいただけると嬉しいです。
マルゲリータ食べたい。




