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転生支援株式会社!  作者: 黒梨恵夢
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第18話 夏期休暇! 3

フロントでチェックインを済ませ和服に身を包んだ

従業員について行く。

エレベーターに乗り込み、やがて5階に到着する。

アメリたちは和風の部屋を予約していた。

部屋の扉を開けた所は、襖で区切られており小さな玄関のような場所になっていた。そしてその襖を開けると12畳程の部屋になっていた。奥の方には窓が設置されており海がよく見える。部屋の中央には四角い机と、そのまわりに座椅子が4つ置かれていた。

その他にも冷蔵庫などが置いてある。


3人は荷物を部屋の隅に置き、ある程度整理する。


「さて、そろそろ海に行きましょうか」


「よっ、待ってました!」


セニアの呼びかけで3人は海に向かう。

ーーーーーーーーーーーーーーー

それから、ホテルの近くの海水浴場に行き、更衣室で水着に着替えた。

シーズンということもあり浜辺にはパラソルがいくつも設置され、海には大勢の人が入っていた。


「遊ぶぞー!」


ファインが浮き輪を持って海に走っていこうとする。しかしそれを、アメリが制止する。


「ファインちゃん、日焼け止め塗らないと大変なことになるよ。体が唐揚げになっちゃうよ」


「天使ちゃん、他に言いようあったでしょう・・・・」


そう言いつつもパラソルの下で日焼け止めを塗る。

全身に十分に塗り終え改めて海に入る。


「冷たーい」


「気持ちいいわね」


アメリとセニアが浅瀬で楽しむなか、ファインは1人で沖合の方まで泳いでいってしまった。


「元気ね」


「元気ですねー」


などと保護者的な感想を漏らす。そして「先輩」とアメリがセニアを呼ぶ。それに反応してセニアがこちらを見た瞬間、アメリがセニアに水をかける。


「やったわね~?」


そう言ってセニアがアメリに水をかけてくる。何回か水をかけあっていると、ファインが戻ってきた。


「見てみて、ヒトデいた!」


ファインが左手に持ったヒトデを見せてくる。


「よく触れるね」


アメリが身を引きながら言う。それを見て、ファインがアメリに近寄る。


「可愛いよ?ほら、ほらぁ」


「ほんとやめて。それ以上近づいた時が私たちの縁が切れる時だと思って」


アメリが低めの声で放つ。


「oh、、、、」


ファインはそっと手からヒトデを海に戻す。


「ファインちゃん、これからもよろしくね!」


「どうしよう、この人と仲良くしてていいのか心が揺らいでる」


そんな事を話していると二人のお腹が「グゥ〜」と鳴る。それを聞いてセニアが1度海から出ることを提案した。


「海の家も沢山あるみたいだし、そこでお昼を食べましょうか」


「そうしましょう」


それから3人は、焼きそばを販売している所に入った。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「やっぱり海といったら焼きそばだよね」


ファインが勢いよく焼きそばを食べる。


「よく食べるわね〜」


「そうですね」


子供を見守る保護者の図、などというテロップが

出そうな光景である。

するとそこに4人組みの若い男が寄ってきた。


「お姉さん達可愛いねぇ、良かったら俺たちと遊ばない?」


ベタすぎるナンパである。


「でも私たち3人だからそちらの誰かが1人余っちゃいますね。ですので、残念ですけどまたの機会に」


アメリが営業スマイルで、丁重にお断りする。

しかし男たちは引き下がらない


「大丈夫、その辺は上手くやるから〜」


(何が大丈夫なの?)


心の底からそう思うアメリであった。


「ほらぁ、早く一緒に遊ぼーぜ?」


そう言って1人がアメリの手を引く。


「ちょっと・・・・」


セニアがアメリをかばおうと立ち上がろうとした時ファインは周りの温度が下がるのを感じた。

冷気漂う方を見ると先程よりも満面の笑顔のアメリが男の方を向いていた。


(目が笑ってない・・・・)


「あんまり強引すぎたりしつこいとモテませんよ?

分かったら鏡見てから出直しやがれ下さい」


再度アメリが丁重に断る。

その対応にはさすがに怯んだのか男たちは去っていった。


「天使ちゃん、あなたってそんな顔を持っていたの?」


「先輩、あれは天使ちゃんではありません。天使ちゃんの見た目をした別人です。そう、思うのです」


今までに何度か経験してきたファインが

セニアに説明する。


「わ、分かったわ」


セニアはまだ納得いかないようだが、ファインの説明で何かを察したのか話題を変えた。


「この後はどうする?」


「ビーチバレーやりませんか?私ビーチボール持ってきたんですよ」


ファインが空気の入っていない状態のボールを取り出す。


「でも3人でどうやってやるの?」


「連続でパスし合えば楽しいと思うけど?」


「楽しそうね。そうしましょうか」


3人は少し食休みをしてから再度浜辺に向かった。

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