第3話 初仕事!1
翌日。
「おはようございます!」
アメリは先輩のセニアに挨拶をする。
「おはよう〜。随分早く来たわね?」
現在は朝の七時半。始業時間まであと一時間程ある。
「遅刻しないか心配になっちゃいまして。
それより先輩も来るの早いですね?」
「ちょっと仕事が溜まっててね。早めに来て作業を
進めてるの。ファインちゃんが来たら、今日の仕事の説明をするから、それまで自由にしてていいわよ」
そう言うとセニアは仕事に戻る。
(社員向けの専門用語集で勉強しようっと!)
アメリも机に戻る。
(えーなになに、"チーレム"。チート的なスキルを持った男性の方が、女性に囲まれたハーレム状態のことを意味する"チートハーレム"の略かぁ〜。しっかり覚えておこっと!)
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30分後ファインが出社してきた。
「おはようございまーす。」
「ファインちゃんおはよう〜。さてじゃあ早速
仕事の説明をするわね。」
『お願いします!』
「私達のメインとなる仕事は、まず神様が転生希望
の方に聞いたスキルの内容をまとめて書類にしま
す。そのまとめたものを私が点検して印を
押すから、その書類を製造班の人に渡すまでが
一連の流れよ。質問はある?」
「大丈夫です!」
「それじゃあ早速資料を渡すから、始業時間までに
目を通しておいて。何かわからないことがあった
ら気軽に声をかけてね!」
机に戻ったアメリは資料に目を通す。
要望欄には"スキルをいっぱい持って、女の子に
チヤホヤされたい"と書いてあった。
「あっ、これがチーレムね!」