第13話 ファインの朝は早い! 2
お昼は天使ちゃんと一緒に会社の食堂で食べます。
営業部の自分の席で食べてる人もいるけど、何回か
利用しているうちにここで食べるのが習慣に
なってしまいました。
そしていつもこのタイミングで必ずやるのが
「天使ちゃん、話の途中で終わっちゃう食べ物って
なーんだ?」
そう、ダジャレ!毎朝電車の中でダジャレまとめサイトを覗き、その中からアレンジして天使ちゃんに出すのも私にとって日課のひとつ。そろそろ勝ちたいから問題文を分かりづらくするという卑怯、もとい戦略的思考妨害措置を取った!これで今日こそは・・・・。
「みかん」
「なぁぁぁぁぁぁにぃぃぃぃ」
思わずクール〇コ的な反応を取ってしまった。
「ちなみに理由は・・・・」
一応聞いてみることにする。
「ん?未完てことじゃないの?」
「せ、正解」
やはり理由まできちんと正解している。
仕方なく今日のところは諦め話題を変えることに
しました。通勤路のつぼみの話です。
「この前天使ちゃんに話したつぼみ、また少し大きくなってたよ」
「じゃあもう少しで咲くかな?どんな花が咲くんだろうね」
「そうだね〜、咲いたら教えるよ」
その後しばしご歓談しながら、近くの自販機で買ったお茶 (つめた〜い)を飲み食堂を後にします。
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お昼休みを終え自席に戻るとそこには山積みの
書類が・・・・。
珍しく順調に作業が進んでいたのにどうして。
近くを通ったセニア先輩に聞くことにしました。
「先輩、この山積みの資料は一体」
「それが地上で大規模な交通事故が起きたのだけど
亡くなった方も多くてね。
神様もできるだけ被害が少なく済むようにしたらしいんだけど、あまり干渉しすぎるのも良くないという
理由で結果的にこの数になったのよ」
なるほど、なんにせよこの量をどれだけ進められる
かな。
「あ、そうそう。とある転生先で集団召喚の儀式が
観測されたらしくて、それに合わせるから今日中に
できるだけ終わらせて欲しいって」
「Really?」
「Yes。大変だと思うけど、資料はできるだけ均等に行き渡るようにしたつもりだから。それと1回全部の
資料に目を通して、大体の内容を付箋に書いて貼っておくといいわよ」
「分かりました、ありがとうございます」
アドバイス通り早速付箋貼りから始めることにします。
(この資料の方は"いざと言う時にみんなを助けられる様になりたい"と、回復系の魔法でいいかな)
その後も小休憩を入れながら付箋を貼っていきやっと全ての資料に目を通し終わりました。疲れた。
ふと時計を見てみると、なんということでしょう
1を指していた短針が4を指しています。
一時放心しつつも気を取り直して作業を再開します。この時間も勿体ないからね。
一時間後、私は絶望しておりました。
「終わらなぁぁぁぁぁぁい」
入力が半分進んだ所で定時を迎えました。
残業街道まっしぐらです。先に仕事を終えた
セニア先輩が話しかけてくれました。
「ごめんね、手伝ってあげたいけど今夜は用事が
あって。あまり無理しないでね、じゃあまた明日。」
「お疲れ様でーす」
帰る先輩を羨ましがりながら作業を再会しようとすると、隣から「よしっ」という声がしました。
どうやら天使ちゃんも作業を終えたようです。
「ファインちゃん!」
見てみると満面の笑みで天使ちゃんがこちらを見て
いるではありませんか!
救われた、やはり持つべきは困っている同僚を助けてくれる友達だ。
「ごめん、私も用があるから先に帰るね」
そう言って彼女は去っていきました。
酷い!友達と用事どっちが大事なのよ!
しかしいつまでも拗ねてられない、そう思い作業を進めます。ブツブツと独り言を言いながらやっていると意外と早く終わりました。
そしてあることに気づきます。
「先輩いないから終わらせてもハンコ貰えないじゃん!」
書類をまとめ机の引き出しに入れて保管し
荷物を整理します。
「よし、帰ろ」
オフィスの電気を消し会社を出ました。
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帰宅したら先ずお風呂を掃除して、お湯を張ります。数分後、機械の音声を聞きお湯が溜まっているのを
確認したら体を洗い浴槽にダーイブ、は流石にしませんがしっかりと肩まで浸かります。
「あ〜、生き返る〜」
私はそこまで長風呂しないので15分ほどで
お風呂を出ます。
出てきて最初にすること、それは髪を乾かすことでもスキンケアでもなく牛乳200ml一気飲み!これをして初めて一日の疲れが取れるのです。
その後、髪を乾かしたり晩御飯を食べたりして23時。ベッドに入り就寝。
こうして私の一日は終わり、そして次の一日が始まるのです!
ファインちゃんはダジャレのことになるとキャラ変します。




