第13話 ファインの朝は早い! 1
今回はファイン視点のお話です。
ナレーション(?)の文は文頭に空白があるので
区別しながら読んでいただけると幸いです。
分かりづらくてすみません!
ちなみにファインちゃんの家はアパートで
ちょっと広めの部屋に住んでます。
私、ファインの朝は早い。
お昼に食べるお弁当を作るためだ!
前まではコンビニで適当に買い済ましていたのだが
最近同僚の天使ちゃんに食生活を見直すように言われ作り始めた。
毎朝6時に起きてアラームを止めて長めに伸びをした後、寝る。二度寝は大事だからね!
そのまま30分ほど寝てから起きる。
そうするといい感じに顔に太陽が当たって
スッキリと起きれるのです。
ベットから出たらまず洗面所に行き顔を洗い顔を拭き終えたら、爆発した髪を直すために寝ぐせ直し
ウォーターを使って髪をとかします。
ひと通り終え昨日のうちに洗濯しておいた
エプロンを着てお弁当を作り始める。
真ん中で二等分されたお弁当箱の右半分に入れる
おかずから作っています。
まずは卵焼き、砂糖は少し多めに使い甘めに作ります。最初の頃は1回で全部卵を入れてしまったり、油が少なく焦がしてしまう事もあったが今となっては
得意料理のひとつです。
一度まな板に移しちょうどいいサイズに切り分けます。余った部分は冷蔵庫に入れて夕飯の時にレンジで温めおかずにするのです。
次にお弁当の中にいくつかのおかず用カップを入れ
そこにさっき切り分けた卵焼きと市販のミニトマト
ミニブロッコリーを盛り付けます。
他にも栄養に気をつけたおかずを盛り付けて、最後に左半分に白米を詰めたらお弁当の完成!
お米を少し冷ますために半分だけ蓋をして置いておきます。
その間にレンジで朝食の食パンを焼く。
コップに牛乳を注ぎ、テーブルに持っていく。
パンが焼き上がるまでまだ時間があるので会社に
着ていく服に着替えます。
私の会社はスーツでも私服でもいいことになっていますが、スーツで出勤しているのは私の知る限り先輩のセニアさんと廊下ですれ違う他部署の社員だけです。
天使ちゃんも最初の方は私服で出勤していたけど最近はスーツで来るようになりました。本人曰く「毎朝服を選んだりするのに疲れた」らしいです。
着替えを終えて冷ましていたお弁当に蓋をし、ランチバッグに入れてリュックに詰める。
焼きあがった食パンを皿に移しバターを塗って牛乳を飲みつつ朝食を終えます。
歯を磨いて軽くお化粧をしたらいざ出勤!
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午前7時半
ICカードで改札をくぐり電車を待つ。
スマートフォンで最近のニュース等を確認していると電車がホームに到着する。
この時間は席は埋まっているものの、満員とまで
は行かない人数の乗客なので比較的楽に出勤することが出来ます!
30分ほど電車に揺られ会社の最寄り駅に到着。
駅からは運動のために歩いています。
最近道端に花のつぼみを見つけたので
成長具合を確認しながら出勤するのが日課です。
今日会社で天使ちゃんにこの花のお話してあげよ!
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「おはようございま〜す」
会社に着きセニア先輩と天使ちゃんに挨拶を済ませて今日やる事を確認してから早速作業に取り掛かります。
まずは神様が聞いた転生希望の方の情報を入力して
いきます。名前・年齢・性別などの本人情報を
入力した次はスキルの概要を入力します。
「えっと、"絶対に虫歯にならない歯が欲しい"か。
変わったことを望む人もいるな〜」
そう言いながら概要の欄に"歯に対しての守護系魔法・常時発動"と入力する。
その他の詳細を入力し終えデータをセニアに持って
いき確認してもらう。
「はい、確認しました」
OKを貰ったデータをプリントアウトし印鑑を押してもらって製造部に持っていく。
この作業を一日に最低5回くらい繰り返すのが私の仕事です!
朝起きて髪がボサボサのままリビングに行くと
母に「頭爆発してるよ」と言われたことを思い出したので使ってみました。
皆さんは寝癖の独特の言い回しはありますか?
あと大事なお知らせがございます。
来週はお休みです。