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転生支援株式会社!  作者: 黒梨恵夢
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第11話 地上整備部! 1

セニアたちと出かけた2日後の月曜日

道を歩いていると、会社の方から何羽もの青い鳥が

空へ羽ばたいて行った。


普段見ることの無い状況にアメリは「おぉ〜」と驚きを隠せずにいた。


青い鳥のことが気になったアメリはいつも通りの時間に出社し、セニアに質問してみる。


「先輩、朝凄い数の青い鳥を見たんですけどあれって一体なんですか?」


「あら、天使ちゃんも見たの?

あれはね幸せを運ぶ青い鳥よ。名前くらいは聞いたことがあるんじゃないかしら。毎年このくらいの時期に、一斉に地上に送るのよ」


セニアによると今年は例年よりも多いそうだ。なんでも、何羽かが卵を産みそれを孵化させることに成功したらしい。


「そういえば天使ちゃん、あなたとファインちゃんの他部署研修先が決まったわよ」


「どこの部ですか?」


「地上整備部よ、今の話に出てきた青い鳥を管理している部署よ。他にも仕事はあるんだけれど、それについては向こうの人が話してくれることになっているから」


地上整備部という名前はどこかで聞いたことがあるななどと考えているとセニアがその答えを教えてくれた。


「ロナちゃんがいる部署でもあるわね」


「あ、そうかロナちゃんがいる所だ!」


「再会を喜ぶのもいいけど、しっかり仕事を覚えてくるのよ。前も言ったけど後々必要になるかもしれないからね。

研修は明後日の水曜日から、詳しい事は後で説明するけど一応ファインちゃんにも知らせておいて?」


「分かりました!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

水曜日


「いや〜しかし、まさかロナちゃんがいる部署に研修に行くことになるとは思ってもなかったね」


「そうだね、私も最初はびっくりしちゃったよ。

この前は私が先輩だったけど今回は後輩としてだからなんだか複雑な気持ち」


2人は出社してすぐに研修先である地上整備部に向かっていた。


「でも私たちの担当がロナちゃんとは限らないよ?」


「そんなこと考えてなかった・・・・。もしロナちゃんじゃない人だとしたら、どうか優しい人でありますように!」


顔の前で手を合わせ祈りのポーズをとる。


「天使の私たちが神頼みってなんか変な感じ」


「本当だね」とアメリが微笑みながら返答したところで目的地に着いた。

まずはこの部署の偉い人に挨拶に行く。


「おはようございます。本日より研修に参りました天使です。よろしくお願いします」


「同じく研修に参りましたファインです。

よろしくお願いします」


自己紹介を終えると偉い人も挨拶をしてくれた。


「話は聞いておるよ、ちょっと待ってね。

おーいオルデ君ちょっと来たまえ」


偉い人に呼ばれてきたのは、アメリたちよりも少し年上の男性だった。


「彼が君たちの研修を監督するオルデ君だ」


「よろしくお願いします。人に仕事を教えているのは慣れている方だと思うので任せてくださいね!」


どうやらアメリの願いは叶ったようだ。


「ここで、僕がいつもやってる挨拶を披露したいと思います。」


コホン、と咳で一息ついてから


「オルデがここに()るで!」


偉い人とアメリが呆然としている中1人だけ

爆笑しているのがいた。


「オルデさんて面白い人ですね、ぜひ仲良くしてください」


どうやらダジャレが気に入ったらしい。

判断基準がダジャレというのもなかなかだが

ここではツッコまないでおこう。


「お、このギャグの面白さがわかるのか君。見込みがあるな。よし!少しずつだが研修頑張っていこう」


「おー!」


あっという間に2人は仲良くなってしまった。アメリとファインの温度差が激しすぎて

発電できそうだ。 (詳しく知りたい方は温度差発電で検索してみてね!)


「それじゃあ今日は仕事の説明をしながら見学してもらうから、僕に付いてきて」


指示を受け2人はオルデの後ろをついていく。見学をしながら、丁寧な説明を聞きメモもしっかりと取る。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「はい、じゃあ今日はここまで。明日はいよいよ地上に行くからしっかり準備してきてね!」


オルデの合図で今日はこれにて解散となった。見学は午前で終わり、午後はこの部署の事や地上でのルールなどを座学形式で学んでいた。


「疲れた〜。天使ちゃん早く帰ろ!」


ファインは案の定、座学が苦手なようだ。

2人は今日起きた出来事を振り返りながら外へと出た。


「オルデさんとは仲良くなれて本当に良かったよ」


「また言ってるよこの人」


などと話している内にファインと分かれる地点まで

歩いてきた。


「じゃあまた明日ね、ばいばーい」


「うん、また明日」


いよいよ明日地上に行けるということに胸を躍らせながら帰宅の途についた。

今回も2分割でございます。

毎度の事ながら本文短くてすいません!

この傾向は何とか治したいのですが習慣やら癖は

そう簡単には治ってくれないものですよね。

さて、言い訳はこの辺にしておき後書きを締めさせて頂きます。ご意見ご感想お待ちしております!

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