第1話 入社式!
1度短編として投稿したのですが
連載として投稿したいと思い書きました。
更新は不定期ですが、しっかり続けて行きたいと
思うのでよろしくお願いします。
またこの小説を書こうと思ったのは
チート系の漫画等が増えてきた中それを与える
天界側について書いたら面白いのではないかと思い
書きました。お楽しみください!
転生支援株式会社
この会社は天使やら神やらが働いており、主にこれから転生する日本人が求めるチートスキルの製造・付与を行っている。
その会社に今まさに出社しようとしている
少女がいた!
「えーとっ、今日は入社式参加してから・・・・」
呟きながら、手帳を開く。
下を向きながら会社に向かって歩いていると、少女は前方の何かにぶつかり、会社の前で盛大にしりもちをついた。
「ごめんね〜、大丈夫?」
目線をあげるとそこには優しそうな女性が
手を差し出してくれている。
「すみません、私の前方不注意です」
「そんなに気にしないで?私にも非はあるんだし。
それより貴方新入社員さん? もう少しで入社式
だけれど。」
慌てて腕時計を見ると入社式まで
あと10分ほどしか無かった。
「すみません、私はこれで失礼します!」
そう言うと少女は駆け足で会社に入っていった。
「あら?これはあの子のお財布かしら?
これがないと、きっと困るわよね・・・・
よし、先輩が届けに行ってあげましょう!」
そう言うと女性も会社に入っていく。
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「入社式の会場は・・・・あっ!ここかな?」
扉を開けた瞬間社員の叫び声が聞こえた
「おい!またスキル製造班の1人がぶっ倒れたぞ!」
「どうせ魔力切れだろ!魔力飲ゼリー渡しとけ!」
(初日から見てはいけないものを見てしまった
気がする・・・・)
そう思い少女はその場を後にした。
「ふぅー、今度こそちゃんと着いた。
ギリギリセーフ。」
「随分慌てながら来たね?」
席に着いた直後、隣の席の子が少女に
話しかけてきた。
「う、うんちょっと準備に手間取っちゃって。」
「そんなに気を使わないでよ〜。私の名前はファイン
あなたは?」
「私は天使 アメリ。凄い名前でしょ?」
「確かに名前に漢字が入ってるなんて珍しいね!
でもそれ、"てんし"って読めるじゃん!
ピッタリだよー!」
「そう言って貰えると助かるかな・・・・・・
あっ、そろそろ始まるね。」
互いに自己紹介を済ませた後、タイミング良く入社式が始まった。特に何事もなく進み社長の挨拶の時間になった。
「どうもー!この会社の社長の神でーす!」
そこには白髪で髭を伸ばしている
The・神がいた。
「ところで、わし何歳に見える?
え?70歳?嬉しいこと言ってくれるねー!
御歳1130歳なりましたー!イェーイ。」
(明るい方だなぁ・・・・)
「新入社員のみんなには入社記念として
我が社が発明した、魔力飲ゼリーをプレゼントー!
これさえあれば何時間でも働けちゃう!」
(この人いま、サラッと恐ろしいこと言わなかった!?)
「まぁそんなわけでこれからヨロシクー!」
会場に社員の拍手が響いた。
「これにて入社式を閉式します。新入社員の皆様は
自分の担当部署に挨拶しに行ってから帰宅するよう
お願いします。」
アナウンスを聞きアメリとファインは
営業部に向かう。
楽しんでいただけたでしょうか?
「どこかで見たことある設定だなー」
と思ったらぜひ教えてください。
作者がそれを読んで楽しみます笑
ご意見ご感想お待ちしております!