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闇の輝き  作者: ぴん
7章
52/53

本当の英雄たち

あー痛かった。あれ、ぜってーマリーナの頭突きだな。その後のは、デリーだ。得意の上段の一撃だな。懐かしいくらい、何度も受け止めた。その後きたのも間違いない。メルナさんとヤンさんだ。この剣の鋭さは覚えてる。最後はミルカさんしかいない。リホ以外に、あれだけの天の力を持つ人を知らないからな。みんな、来てくれたんだ…ありがとな。





って、俺は何を考えてるんだ?あれ?考える?考えられる?そういえば、さっきまでの苦しみがない。暗闇も無くなった。

逆に、温かさを感じる…これは、忘れる訳がない!リホだ!!リホを近くに感じる…どこだ?リホ…。



「マウアー!」


「リホ?」



「マウアー!やっと、やっと会えた。でもどこ?」


「俺もリホの姿は見えないぞ?」



「声は聞こえるのに姿がない…。私がマウアの中に入ったからかしら?」


「えっ?リホが俺の中に入った?」



「そうよ!だって、悪気が凄くて思いが届かなかったから。みんなのおかげで、ここまで来れたよ…。」


「あぁ、俺もそう思った。こうしてリホと話せてるのは、みんなのおかげだ。しっかし、相変わらずムチャするよな、リホは。」


「そうかしら?」



「まぁ、おかげで助かったよ。」


「でしょ?」




「こうならなかったら、話ができなかったからな。」


「うん。」



「何度も何度も、気持ちを伝えようとしたんだぜ?」


「私もよ。」



「愛してる…。」


「私も、愛してる…。」



「待たせて…悪かったな…。」


「本当よ。待たせすぎ。」



「どれくらいの時間が過ぎたのかなぁ…。」


「数百年くらい…かな。」



「感謝しないとな。」


「うん。」




『闇を輝かせてくれた…本当の英雄たちに…。』

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