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狭霧町奇談  作者: @眠り豆


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あなたは風の勢いが一番強い東へ向かった。

南北に伸びる急な傾斜を無理矢理横切る。

この森は山の中にあるらしい。


(……狭霧山かな?)


あなたは自分が狭霧町に住んでいること、その町から電車で2時間行った場所にある山が町と同じ名前だということを思い出した。

どちらの名前も霧の出る日が多いことに由来している。

狭霧山は霊的な力が強い場所、いわゆるパワースポットといわれていた。昔は龍神山と呼ばれていて、今も龍神を祀る秘密の祠があるという。

霧のせいで足元がよくわからない。

濡れた草や奔放な木の根が足を滑らせる。

何度も転びそうになりながら、あなたは東に進んだ。

不意に木々が減って視界が開ける。

さっきよりも霧が薄い。

開けた丸い空間に、星の光が降り注いでいた。


(これ、もしかして……)


空間の真ん中に、苔むした小さな祠が鎮座していた。

噂に聞いた龍神の祠だろうか。

なんとなく強い威圧感を感じる。

あなたは祠の前にしゃがみ、石の扉をそっと開いた。

中は空っぽだ。現状を変えてくれそうなものはなにもない。


(やっぱりウサギを探さなくちゃならないんだ。でも、ウサギってなんだろう?)


扉を閉じ、あなたは立ち上がって溜息を漏らした。


→14へ行け

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