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前を行く鬼は大柄で一歩が大きく、ただでさえ足場が悪い上に霧に覆われた森の中を追いかけるのは大変だった。
(……迷った振りしてはぐれちゃおうかな)
あなたがそんなことを思い始めたとき、突然鬼が低い声を発した。
「おい」
「な、なにっ?」
「お前、天狗と河童、どっちがいい?」
どっちがいいかと聞かれても──
あなたは辺りを見回した。
鬱蒼と茂った木々と霧のせいで、どこにいても同じ場所のように感じるけれど、ここにいると四方から風を感じる。
どうやら最初にいたところへ戻ってきたようだ。
東から吹く強い風を浴びた瞬間、なぜか手の中でしずく型の石が震えたような気がした。
「天狗と河童って?」
「俺のダチ。頭のいい引きこもりオタクが天狗で、機転の利くオトメンが河童。どっちもお前のウサギ探しの役に立つと思うぜ?」
あなたはどうする?
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「天狗さんに会ってみたい」→76へ進む
そんなことより東から吹く風が気になる→30へ進む




