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狭霧町奇談  作者: @眠り豆
17/156

16

河童少年のパーカーの緑色は鮮やかで、白い霧に覆われた暗い森の中でもはっきりとした目印になった。

急な傾斜を南へ向かって登っていく。

彼が進むごとに、霧が薄れていくような気がした。


(あ……)


東の木々の梢に小さな影が動くのが見えた。リスだろうか。

梢に気を取られながら歩いていたあなたは、緑色のパーカーの背中にぶつかった。

河童少年が立ち止まったのは、四方から風が吹き寄せる空間──あなたが最初にいた場所だった。相変わらず、東から吹く風が一番強い。


「どうしたの?」

「いや、当てもなくさ迷っていても仕方がないかと思って。俺の友達に天狗と鬼がいるんだが、協力を仰いでもいいか?」

「て、天狗と鬼?」


そういえばジャージの上着を貸してくれたとき、スケベな鬼がいると話していた。

あなたは──


「天狗さんがいいです」→17へ進む

「河童さんの友達なら鬼さんでもいいかな」→19へ進む

そんなことより東から吹く風が気になる→37へ進む

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