3話 4月9日放課後※結衣視点
なんとか捻り出しました...
テストがすべて終わった放課後、私は蓮を中庭に呼び出した。
「なーに話って?告白?」
蓮はこうやって毎度茶化しを入れてくる。こういう時も助けてくれるのが翔なのだ。
「違う違う、それは勘違いもいいところ」
「マジレスしないでよ〜」
「それは置いといて本題に入るわよ」
「今までのはなんだったの?」
「あんたの寸劇」
「ひ、ひどい」
「じゃあ本題に入るわよ」
「どうぞどうぞ」
「じ、実は私、翔のことが好きなの!」
うわ〜言っちゃった!恥ずかしい恥ずかしい!
「知ってる」
...ゑ?
...ゑ?
「え、なんで?」
「いや、あんな分かりやすく好き好きオーラ出してたのにバレてないと思ってたの?」
「え、嘘」
「いやホント。気づいてないのは翔だけだと思う」
イヤァァァァァァァァァァ!!
☆♪¥$€%#〒々〆/@??!!
なんで翔は気づいてないの?!
一旦落ち着こう...
ピーマンゴーヤパクチーセロリ小松菜...(嫌いな食べ物)
「ふぅ落ち着いた」
「で?どうしたいの?」
「今日は翔と二人きりで帰りたいから演技してくれる?」
「まあいいけど」
「やったー!これで翔と二人きりで帰れる!」
「落ち着け落ち着け、血圧下げろ」
「落ち着いてるもん!」
「それ落ち着いてない奴が言うセリフ」
「とにかく翔のとこいくよ!」
私は蓮のことを引っ張って2組の教室へ向かった!
「あっ、翔!」
そう言って私は翔に駆け寄った。
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