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四日目 ゴブリンが進化しすぎている件について②

今回はめっちゃ文字数少ないです!

羽の生えたゴブリンに襲われた次の日の早朝。 俺とヒナは羽の生えたゴブリン、

『フェザーゴブリン』(俺が命名)に

リベンジするために装備一式を変更して森へと出た。

「よし、昨日はいきなりでやられたが、

今回はパッパッと倒して帰ろうぜ。 ヒナ」

俺は神弓ゴルドレアに矢をつがえて言った。

「まぁ、うまくいけばいいけどね」

「フラグっぽいこと言うなよ?!」

「はぁ、悪かったわよ」

ヒナはため息をついて言った。

「気を取り直してリベンジするぞ!」

俺はEXTRASKILL『千里眼』を発動させて

フェザーゴブリンがいないか

周りを警戒しながら言った。

「おかしい、あいつらがいない、

というか普通のゴブリンさえ

千里眼使っても見つからない」

「あれじゃないの、潜伏スキル

確かゴブリン持ってなかったけ?」

「確かにあいつらは潜伏スキルは持ってる。

だけど、それは千里眼を使わなかった場合しか機能しない」

と、そんなことを言った瞬間、周りの茂みが揺れた。咄嗟に俺とヒナは戦闘態勢に入った。

「いる、周りに約40体以上のゴブリンが、流石にこの数はキツイな」

絶望的だ。まさか千里眼でさえ見つからないほどの潜伏スキルなんて、反則だろ。

「ね、ねぇ?! あれもゴブリンなの?!」

「あぁ?! 何言って......なんでゴブリンの顔したオークがいんだよ?! しかもゴブリン顔のドラゴンもいるし?! 」

ヒナの指さす場所にはゴブリンオーク(命名)とゴブリンドラゴン(命名)が佇んでいた。

「くっそ!! これだけは使いたくなかったけど、仕方ない、 ヒナ! 俺から少し離れてろ!」

「う、うん」

ヒナは魔法で空へ飛んだ。

よし、これで放てる!!

「喰らいつくせ!神弓ゴルドレア!!」

俺は敵に矢を向けず真上に向かって放った。ちなみにヒナに当たらないよう細心の注意は心得ている。 上空へと飛んでいった矢が約100本以上の金色の矢になりゴブリンの集団に降り注いだ。 矢は全てゴブリンの集団に直撃した。

爆音が響く。 砂煙が舞い踊る。

「やったか?」

俺は全魔力を使い切り地面に倒れ伏していた。これ以上は動けない。頼むから死んでいてくれ。 しかし、そんな願いもむなしく彼ら、ゴブリン達は平気な顔でたっていた。

「嘘だろ....これ以上は.....む、無理だ....」

霞む視界の中、ゴブリンの群れを軽々倒していく2人組の声からして女性が映った。

「だ、誰なんだ.....ッ」

そこで、意識が途絶えた。


☆☆☆☆☆

途絶えた意識の中、俺は暗い空間にいた。

ただただ闇が支配する空間。そこに似つかわしい輝く羽衣を身につけた少女が俺を見つめていた。

「だ、誰だ....?」

俺は武器を構えようと破邪の魔銃剣をアイテムストレージから出そうとすると心臓が燃えるように熱くなった。

「グッ、グァァァァァァァァァァァァァ?!」

俺は心臓の熱さから逃れようと額を地面に叩きつけ、首を掻きむしった。その度強くなる心臓の熱さ。そして額、首から止めどなく血が滴り落ちる。

「汝、我の力に見合う器を持ちし者か?」

苦しむ俺の前に羽衣を身に付ける少女が意味不明な事を言った。俺は熱い心臓を押さえながら、その少女に視線を映すと、俺は一瞬時が止まったように思えた。


それはまさしく女神のように美しい。 銀髪のツインテールに黄金こがね色の瞳、

顔立ちは女神の写し鏡のように美しく、七つの虹玉が通されたネックレスに巫女装飾みたいな白色の服を着た少女、これが女神じゃなかったらなんだというのだ。それほどまでの美しさを持っていた。

「な、何言ってんだ.....お前....」

意味が分からなかった。 力? 器? 何の話をしてるんだ? というかここは何処なんだ?

「ふむ、我の間違えか」

女神のような少女は勝手に自己解決したらしく俺の前から姿を消した。霧のように。 それと同時に心臓の熱さが消えた。 そして、俺の視界を光が包んだ。 光が消えた。


自身の耳に聞き覚えのない声が響いた。

「起きたようね」

視界には女性のおっぱい。 視界1面すべてをおっぱいが埋め尽くしている。最高だ。

「あら、エッチな坊やね」

「うっ」

どうやら気づかれていたようだ。

「仕方ないわねぇ、 これでどう? えい♪」

「わぷっ?!」

その女性は俺の顔に胸を押しつけてきた。

顔面すべてを柔らかい二つの乳房が包む。

鼻が熱くなる。頭が熱くなる。体も熱くなる。「うわぁぁぁ?! 何すんだよ?!」

いきなりのことでテンパり思わず押しのけてしまった。

「あら、あなた案外、うぶなのね。

私、好きよ、あなたみたいにうぶな子」

おっぱいを押し付けてきた女性は色っぽい仕草で言った。

「ッ、そ、それよりあなたは誰ですか?」

「そうえば名乗ってなかったわね、

私の名前はロリシア•グレン•ヴァストレーヤよ。

呼ぶ時はロストでお願いね。 坊や」

おっぱい押し付け女ことロストさんは名乗った。

ロスト、カッコイイ!!

「あ、私はクロードと申します。

所で私と一緒にいた女の子知りませんか?」

「あぁ、あの娘ならあなたより先に起きて、

今はテレシアと昼ご飯作ってるわよ」

ロストさんは微笑んで言った。 なんでこの人の仕草すべてが色っぽく感じるのだろうか。

確かにかわいいのは分かる。


金髪のセミロングに紫紺色の瞳、顔立ちは俺に匹敵するほどの美貌を持っており、胸元が覗く薔薇色のドレスに引き締まった白い太もものバランスがとても良く、腰には紅い柄をしたレイピア(?)が白銀の鞘に納められており、頭の上に銀色のティアラ、首には写真などを入れたりできる青色のペンダントが身につけてある。

それほどまでにロストさんはかわいい。


「そうですか、ところでここは何処ですか?」

最初から気になっていた。 なぜお姫様みたいな格好をしているロストさんがこんな古ぼけた木の家に住んでいるのか?そして、この家の作りはレリィさん家や近所の家にはなかった作りだ。 ということはこの家のある場所は何処か違う場所で、ロストさんはどこかのお姫様で何かあって逃げたのだろう。 これお約束。

「ここは、アルデミラ王国から少し離れた、エンデュラの森にある隠れ家よ」

ロストさんは笑顔で言った。 最高に可愛いし、色っぽい。

「隠れ家....ということはロストさんはお姫様なんですか?」

「んー、まぁ、そうね。 聞いたことないかしら?

アルデミラ王国第二王女サラテシア•ヴァルテ•エストナーレの名前を」

ロストさんは声のトーンを落として言った。 どうやらこの話はしてはいけないことらしい。

「いえ、知りません」

本心だ。 まじで知らない。

「そうなの?」

「はい、なのでここに隠れている理由とか言わなくていいです」

これほんと。 これ以上、女性の方に悲しい話はして欲しくないからね。 俺もその気持ちわかるから。 だから聞かない。 ロストさんがいつか話してくれるのを待てばいい。

たとえ、何10年、何100年経とうが構わない。

「ロスト、ご飯出来たわよ」

突如、扉越しから落ち着いた女性の声が聞こえた。 おそらくテレシアさんだろう。

「もう動ける?」

「はい、大丈夫です」

「分かったわ。 行きましょ クロ君」

「はい、ロストさん」

俺とロストさんは一緒にヒナとテレシアさんが待つ部屋へと向かった。



四日目午前までの成果、ゴブリンにリベンジするも返り討ちに会い、ロストさんたちに助けられる。 実質、俺とヒナは何もしていない。 午後は頑張りたいと思う。

次回は長めで行きます!よろしくです

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