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三日目 ゴブリンが進化しずきている件について①

今回はゴブリンがどれほど強いかがわかる話です!

ゲーム世界での生活三日目。

俺達はゴブリンから逃げていた。

ゴブリンだからって舐めてはいけない。

この世界のゴブリンはとにかく素早い。

しかも、Lv.999の俺達でも何故か勝てない。 どうやらNCOの世界に転生したことで、ゲームのシステムが無視されたことでゴブリンはゲームのコマンドに従わないため自由に動き回る。ということは攻撃パターンももちろん変わってくる。しかも、おそらくこの世界はゲーム難易度でいう超絶地獄級だろう。 いや、それ以上かもしれない。 そんなことより、ゴブリン3体討伐って無理ゲーじゃねぇ?! これで初級とかふざけんなよ?! 馬鹿でもできるって書いてあるけど、これ完全に詐欺じゃねぇかぁぁぁぁぁぁ?!

俺は心の中で叫んだ。その瞬間、背後からゴブリンの唸り声と手に持つ短剣が振り下ろされる音がした。

「ギィィィッ!!」

「(((((((( ;゜Д゜)))))))ヒィィィィ?!」

俺は紙一重でその攻撃を避けた。 爆音が響く。俺が今さっきいた場所は地が縦に裂けていた。これ食らったらマジ死ぬ。 無理無理、まじで無理!? 死にたくねぇよ?!

「ヒナ?! そんな所で眺めてないで助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ?!」

俺は魔法で空を飛んで楽しそうに眺めているヒナに叫んだ。

「プッ、アハハ だ、ダサ過ぎ!! それで本当にLv.999プレイヤーなの?」

ヒナはお腹を押さえて爆笑した。

「グラビティ•ヘル!!」

俺はヒナに向けて上級の重力魔法を放った。

「マジックリフレクト!!」

「あふぇ?!」

見事に跳ね返された。

まさか自分の魔法を食らうとは、

泣きそう。 というかゴブリンは?! 周りを見渡すと、

ゴブリンはいつの間にか三体に増え俺を取り囲んでいた。 あ、死んだ。 てかなんでこいつらは魔法聞かないの? 俺が放った魔法は広範囲魔法だよ? 何こいつら重力さえ無視するの? ガチバケモンじゃねぇか?!

「まじでやばい、助けて?! ヒナ!!」

「様は?」

こいつ、後で埋める

「助けてください! ヒナ様?!」

「任せなさい。 灰燼と化せ 『炎神スカーレット呪術エンブレム』ッ!!」

ヒナがそう詠唱するとゴブリン3体を五角形の魔法陣が包み爆散した。ちなみに俺は巻き込まれた。 顔1面に爆風で飛んできた泥と石でダメージを受けた。 クソ、またクリーンウォーター使わないと

いけないじゃないか。

俺の二枚目が(´;ω;`)

俺はとりあえず自身の顔面にクリーンウォーターを放ち、倒れているゴブリン3体を縛ってアルデミラ王国へと戻ろうとすると、空を飛んでいたヒナの悲鳴が響いた。

「キャァァァァァァァァァァァァァァ?!」

俺は上空に顔を上げると、そこには10体以上の羽の生えたゴブリンがヒナを叩き落としていた所だった。

「ヒナ?!」

俺はEXTRASKILL『神速アクセル移動ドロウ』を発動させてものすごいスピードで落ちてくるヒナの体を受け止めた。ゴキッ。 受け止めた瞬間、腕の関節から骨の折れる音がした。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ?!」

腕折れたやん。 マジなんなん。 てか空飛ぶゴブリンとか。 反則やん。 こりゃ逃げるしかないな

「一度街に戻るぞ、ヒナ」

「う、うん」

俺とヒナは『神速アクセル移動ドロウ』を発動させてアルデミラ王国まで撤退した。


☆☆☆☆

アルデミラ王国のレリィ家

俺はレリィさんに泣きついていた。

「ウワァァァン、空飛ぶゴブリンとか見たことないよぉぉぉ?! めっちゃ怖かったぁぁ?!」

「よしよし、怖かったですね、 クロードさん」

レリィさんは俺の頭を撫でて言った。 フォー!!最高です。 なんかこのまま寝たい気分。というか今日はここまでにしよう。 無理、勝てん。 てか疲れた。 もう寝る。

「今日はもう寝よう」

「そうしましょう、それでは私と一緒に部屋へ行きましょうか、クロードさん」

レリィさんは俺の手を握って言った。

「それもそうね、寝よっか? ラティちゃん」

ヒナは眠そうにしていたラティに微笑んで言った。


三日目の成果、ゴブリン三体ギリギリ討伐成功しかし、予想外なことに羽の生えたゴブリン10体以上現れ逃走、いわゆるプラマイゼロ。 ということは成果なし。 いや、あるか、寝る前にレリィさんがお休みのキスを頬にしてくれた。

明日は羽の生えたゴブリンを倒すことを誓い俺は眠りについた。

ゴブリンは日々進化する

次回は更なる進化を遂げたゴブリンとの戦いを執筆しております!

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