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五日目 三つ巴の戦争

アルデミラ王国の話書こうとしたけど、ちょい変更しました! と言っても次回はアルデミラ王国話に入るよ! マジです!

アルファスのおかげで緑髪美幼女のテュフェルちゃんと会話し、俺は清々しい笑顔で隠れ家へと続く道を戻って行った。←イマココ


エンデュラの森のたぶん中間らへん。

そこを歩くヒナ達3人。

「うーん、全然見つからなぁ〜い」

ロストは両手をだらんと下げ歩きながら言った。

「姫様、もっと姫らしくしてください」

テレシアはゾンビのように歩くロストに注意した。

「えー、ならヒナ〜 おんぶしてー」

ロストは一番前を歩く紅色のショート髪の少女に言った。

「ダメです、自分で歩いてください」

ヒナはロストの体で一番飛び抜けて大きい胸を恨めそうに見て言った。 ちなみに、ヒナの胸はAAである。 ある意味SRだ。

「えー、疲れたー」

ロストは子供のように文句を言いながら歩く。

どれくらいが経っただろうか、既に外は日が落ち始めていた。

「ねー、クロ君はどこまで行ったのよー」

「姫様、おそらくこの先にある水霊王アークア様が住む湖にいると思います」

テレシアは先を指さして言った。

「あ、クロード?! ロストさん、テレシアさん!クロードが何か凄い清々しい笑顔で向こうから来てます?!」

突然、ヒナが叫んだ。

「あれ? どーしたの? みんなして」

クロードはヒナ達の気もしれずに清々しい笑顔で言った。 誰がどう見ても腹立つ。

「ど、どうしたじゃないわよ?! なんでそんな無償殴りたくなるほどに清々しい笑顔でいるのよ?!」

「ん? そ...わぷっ?!」

うか、と続く言葉は出なかった。 何か柔らかい物に挟まれて言葉が出ないのだ。 その柔らかい物の頭上から声がした。

「もー、勝手にどっか行ってー 私疲れたんだからねぇ? クロ君」

ロストさんの声がした。 ということはこの柔らかい物の正体はロストさんのあの大きな胸。

「ちょ、ふぉしゅしょしゃふ?!」

ロストさんの大きな胸に挟まれている為、うまく喋れない。 しかし心地いいです。

「はぁ、姫様、 そろそろ離してあげてください このままではクロードさんが窒息死してしまいます」

テレシアはため息をつき言った。

「ほいほい、分かりましたよー」

ロストさんは適当に返事をして、俺の顔から胸をどかした。

「ふぅ、死ぬところだった」

「それにしては嬉しそうな顔してるけどね」

「うっ、そ、そんなわけないだろ?! ヒナ」

俺の事を軽蔑するような瞳で見るヒナに叫んだ。

「ふーん、どうだか」

一向にヒナの軽蔑するような瞳が変わらない。

「そ、それより久しぶりにレリィさんとラティちゃんに会いに行こうぜ」

最終手段、話を切り替える!

「あ、逃げた」

「逃げましたね 姫様」

テレシアさんとロストさんの呟きはヒナとクロードには聞こえなかった。

「はぁ、それもそうね 久しぶりに帰りましょうか」

ヒナは諦めたようにため息をついて言った。

「そうと決まったら、行こうか、ヒナ」

俺は親指を立てて言った。

「はいはい、ところでロストさん達はどうしますか?」

ヒナはクロードに適当に返事をして、ゾンビモード中のロストと隣で寝ているテレシアに聞いた。 ん? 寝てる?!

「ちょ、テレシアさん?! 何寝ているんですか?!」 ヒナは寝ているテレシアの体を揺すった。

「ん....ニャ.....」

テレシアは猫のように毛繕いしている。 なんと言うか可愛いです。 ちなみに、立って寝ていない。 大きな木に座るゾンビモード中のロストさんの膝で寝ている。

「あ、あのー テレシアさ...ぶぇふ?!」

テレシアさんの猫パンチが音速を超えて俺の頬を抉った。 俺の体は何10本もの木を容易く砕き大きな岩に背中から打ち付けた。 HPバーが大幅に減少した。 既にレッドゾーンまできている。 このままでは死んでしまう。 突如、ガサッ、と目の前の木の上から音がした。

「誰か知らないけど助け.....」

て、と言おうとしたが言えなかった。 だって、あれどう見ても助けに来た感じじゃないもん

完全にエネミーじゃん、敵じゃん、モンスターやん?!


目の前に飛び降りた獣は驚くほどに凶暴。

赤黒い毛と血のように紅い眼光、下の牙は

口から飛び出しており、四足の足の爪は肉をいとも容易く切り裂き抉るほどの鋭さを持っておりそれは正しく虎。


「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?!」

森に俺の悲鳴が木霊した。 マジヤバイ、これはマジヤバイ、死ぬ?! レッドゾーン状態の俺に更なる追い討ち?! 俺はとりあえず逃げた。

「ちょ、ぎゃ、ひゃっ?! し、死ぬ、ほんとに死ぬ?!」

俺は泣き叫びながら『神速アクセル移動ドロウ』で空中ダッシュする。 空中ダッシュしてる間はHPバーがレッドゾーンでも早く逃げれる。 だけど、追いかけてくる虎の爪がたまにかするのは痛い?! 徐々にHPバーが減ってる?!

ちょ、速すぎでしょ?! この虎?!

「へ、ヘルプミー?! ヘルプ、ナ、ナウ?!」

俺は空中ダッシュをしながらヒナ達がいる方へと向かっていると、背後にいた虎が悲鳴を上げた。

「ギャン?!」

ドサ、という虎が倒れる音。 そして、誰かが地面に降り立つ音がした。 俺は恐る恐る後ろに首を向けようとすると、

「振り向くな、振り向いたら殺す」

氷のように冷たい声が背後からし、俺の首部分にアニメや漫画でよく見るクナイ見たいな物を押し付けた。 少しの沈黙。

「お前は誰だ?」

話を切り出したのは氷のように冷たい声の主。

「人の名前を聞く前に先に自分の名前を名乗るのが常識じゃないのか?」

俺は恐る恐る言うと、

「それもそうだな、 俺はテスタだ」

氷のように冷たい声の主はテスタと名乗った。

「俺はクロード、冒険者だ」

「クロード、そうか。 いい名だ」

「そりゃどうも、それよりお前、なぜ俺をあの虎から助けた?」

俺は近くで息絶えている虎をあごで指して言うと

「俺はただ惨めな弱者を助けただけだ」

「へー、そうかよ!!」

俺はクナイを持っている方の右腕を右手で掴み一本背負いを放った。 成功した。と思ったが、確かに掴んでいたはずのテスタの右腕はそこには無かった。 そして、上からの重量感。 少し遅れて俺はテスタに押さえつけられていることを理解した。

「つぎ抵抗したら本当に殺す」

俺はただただ首を縦に何度も振った。 あ、そろそろHPバーが1ゲージぐらいしかない。

「あ、あのー、謝るので助けてください」

「分かった」

どうやら良い人のようだ。 うんうん、物分り早い人好きです。

「貴様は何故エンデュラの森にいた?」

テスタは俺から離れて聞いてきた。

「あ、えーと、さっき知り合いの女の子に殴られまして、したら貴方に会いました」

「本当か? 嘘じゃないんだな?」

「あぁ、本当だ。 もう帰っていいか?」

「構わん、私はまだやらなきゃいけないことがあるのでな」

そう言ってテスタは自身の影へと消えていった。

俺は『神速アクセル移動ドロウ』で空中ダッシュしてヒナ達の元へと戻った。


☆☆☆☆☆

クロードと分かれたテスタは黒いローブを羽織る幾百万の人影の元にいた。

「ただいま戻りました 騎士団長」

テスタは一番前で黒いローブから冷酷な瞳をのぞかせる人物に片膝をつけ言った。

「遅かったな、テスタ」

騎士団長と呼ばれた低い声をした黒ローブの男は言った。

「は! 誠に申し訳ありません」

「まぁ、よい。 それより計画の方はどうだ?」

「計画は最終段階に入っております」

「ふふふ、そうか、よくやったぞ テスタ」

「勿体なきお言葉感謝いたします」

「我らエルニカ帝国は日が沈むのと同時にアルデミラ王国に奇襲をかける!! 」

騎士団長と呼ばれる黒ローブの男は、他の黒ローブを羽織る者達に叫んだ。

「総員配置につき、合図を待て。 散!!」

「了解!!」

黒ローブの者達とテスタは、騎士団長の声に応じ、影の中へと消えた。

騎士団長以外が消えたのと同時に、1人の青年が現れた。


血のように紅い真紅の髪、獲物を狩る獣のような鋭い青い色の眼光、右目に刀傷がある顔立ちの整った青年。白色の生地に赤のラインが入ったコートにズボン、そして右肩部分に刺繍された五角形の囲いの中に不死鳥のマーク。両腰には蒼色の輝きを放つつるぎと真紅の輝きを放つつるぎ。 それは正しく鬼神。


「よぉ、ジン。 久しぶりだな」

現れた青年は黒ローブ騎士団長に手を挙げ、どこか嘘らしい笑顔で告げた。

「フッ、ガゼルか。 相変わらず下手な笑顔だな」

ジンと呼ばれた黒ローブ騎士団長は言った。

「さすが長年、俺とパートナーを組んでいただけはあるな」

ガゼルはヘラヘラと笑って言った。

「で? お前がここに来たという事は何か理由わけがあるのだろう?」

「お? 分かっちゃった? 」

「早く要件を言え」

「はぁ、せっかちだなぁ。」

ガゼルはため息をついた。そして告げた。

「アルデミラ王国は俺達、『禁忌ディレクション黙示録レコード』が頂く」

「ふざけるな、傭兵ふぜいが?! 調子乗ってんじゃねぇぞ?!」

ジンは叫んだ。

「はぁ、相変わらずうるさいやつだな ジン」

ガゼルは呆れたようにため息をつき

「だが、断るという事は俺とお前は敵というわけだ そんじゃ、また後で会おうぜ ジン」

ガゼルは二カッと笑い風のように消え去った。

「クソ、ふざけやがってぇぇぇ!!」

ジンの絶叫だけが響いた。


☆☆☆☆☆

そして、アルデミラ王国城内でも戦争の準備を進めていた。 沢山の戦士達が戦の準備を進める。 その中で1人の青年と1人の少女はアルデミラ国王が座する王門の中へ入っていく。

真っ赤なカーペットを歩くふたりの姿はどこからどう見ても美しい。 それほどまでの輝きを放っている。 彼らはアルデミラ王国直属の騎士団の団長と副団長だ。

彼らの目に映るはアルデミラ王国を治める

3代目国王マグラ•ヴァルテ•エストナーレ。

国王の前に2人は片膝をつけ口を開いた。

最初に開いたのは少女。

「マグラ国王、ただいま遠征から戻りました」

「うむ、よくぞ帰ってきた テトラ騎士団長、そして、ディスア副団長」

マグラ国王は2人の騎士に言った。

「ただ今戻りました 国王様」

ディスアと呼ばれた青年は言った。

「ところで国王様、お話とは?」

「あぁ、そうであったな、 われがここにそなたらを呼んだのはだな」

国王は1度間を開け、そして告げた。

「今夜、エルニカ帝国と傭兵部隊『禁忌ディレクション黙示録レコード』、そして、我らアルデミラ王国の三つ巴の戦争が起きる」

それは今までになかった戦争。 起こるとは誰も思っていなかったであろう戦争。 それがついに起きる。

「戦争ですか....通りで城内の兵士達が慌ただしかったのですね」

テトラは納得顔で頷いた。

「という訳でそなた達、騎士団には市民の保護、そして傭兵部隊とエルニカ帝国の撤退もしくは捕縛を任せたい」

「承知しました、 我等、『天刻騎士団』の名にかけて!!」

「名にかけて!!」

テトラとディスアは胸に右手を当て言った。

「うむ、任せたぞ 我が騎士たちよ」

「それでは、失礼します」

テトラとディスアはマグラ国王に頭を下げ王門を出ていった。

「そろそろ日が沈むな」

マグラ国王はワインを片手で揺らしながら窓の外を眺めて言った。



その頃のクロード達はまだそんな事も知らないで隠れ家で眠っていた。




次回は、アルデミラ王国、エルニカ帝国、『禁忌の黙示録』の三つ巴の戦争開戦です! クロード達はのちのち、参加します!

次回メインはアルデミラ王国、エルニカ帝国、『禁忌の黙示録』の騎士や傭兵達です!

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