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プロローグ

駄文だとおもわれ。



 世界終末戦争、地球で言う第三次世界大戦が勃発した。


 核兵器、化学兵器、生物兵器、放射線兵器、とにかく世界各国の総力を尽くした戦争。


 ただ、この世界では地球とは違う点があった。


 超能力、と呼ばれるものである。


 先天性の、科学では説明できないような力。


 そんなものを持つ人間が存在する世界である。


 当然、その力は軍事転用され、この戦争でも用いられた。








 敵の拠点に熱核弾頭ミサイルを数発撃ち込んだ。


 そのままミサイルは敵の拠点に突入し、苛烈な閃光と熱線、放射線をもってして大量の死と破壊をもたらす。


 これでノルマの敵拠点制圧完了。


 核ミサイルの原料となったのはただの土。


 ただの土を素粒子レベルで分解、核ミサイルへと構築しなおす。


 なんの造作もないただの作業だ。


 その気になればエネルギーレベルまで持っていけるが扱いが難しい。少なくとも戦場でやるべきことではない。


 まあいい。


 今日のノルマは終わったのだ。


 帰ろう。


 今日の晩飯はなんだろうか。


 仲間は無事に帰ってきているだろうか。


 そういえば故郷は無事だろうか。いや、確か消し飛んだとかいってたな。


 どうでもいいか。


 こんな地獄ですでにどこそこが消えただの、日常茶飯事である。


 自分の故郷が消し飛んだくらい、もはや驚くに値しない。




 柄にもなくそんなことを戦場で考えてしまったせいなのだろうか。


 故郷が消し飛んだのが本当はショックでつい考えてしまったせいなのだろうか。


 日ごろの余裕からの慢心がたたったのだろうか。


 敵機が上空から落とした複数の新型核爆弾と思われるものに気づかなかった。


 頭上50mまできたところでとっさに反応し、エネルギーへの分解と空間のポテンシャルエネルギーへ流し込むことを試みた。


 しかし結果、そのエネルギーの膨大さに別の世界への扉が開いてしまった。


 その時空、次元のゆがみとも言うべきものに吸い込まれた。


 最後に見たのは暴走したエネルギーがまさに火球を形成し、炸裂しようとしている瞬間だった。











お読みいただきありがとうございます。

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