第140話 「人物紹介:ネクサスのまわり」
ネクサス・B・アルカディア
主人公。天王子学園2年制、学園序列3位、同盟「ソキウス」のリーダー。
父親は「伝説」、母親は「剣聖」と呼ばれる超有名人。
父親の能力の才能を受け継ぎ、同時に2人の性格も正当に受け継いでいる。
自分の身内のためなら、腕の1本ほど、人生の20年程度なら余裕で犠牲にする性格。代わりに、他人への感覚が麻痺しているため外敵なら殺しても良いと本心では考えている。
属性皇ネロとの契約により、父親の能力の80%を再現する【ゼニス】を得る。
恋人は霧氷澪雫と八神魅烙。家族は父がネクスト・アルカディアで母親が涼野冷、姉に氷羅がいる。
霧氷澪雫
ヒロイン1。天王子学園2年生、学園序列20位、同盟「ソキウス」のメンバー、涼野流剣術の第1弟子。
いかにも和風、という感じの美少女。ネクサスは彼女を見て「涼風」と称した。巨乳ではあるが、色気はほんの少しも感じられない。
誰に対しても敬語口調で、最低限の礼儀を兼ね備えているが、崇拝にも近い思いを抱いている師範の冷の事になると取り乱し、自分を抑えられなくなる。
能力としての才能は乏しく、分類上は不完全能力者とされる。涼野冷が、不完全能力者でありながらも剣術により一般的な能力者に圧勝できることに感銘を受け、剣術を学び始めた。
同時に先天性の病により、18まで生きられないと知っていたため、覚悟して能力を使わなかった。
結果、ネクサスに救われて病は消滅。同時に能力にも開花する。
実はオッドアイ。普段は赤茶色に偽装しているが、深夜になると元々の目色に戻る。
八神魅烙
ヒロイン2。天王子学園2年生、学園序列99位、同盟「ソキウス」のメンバー、銃聖候補。
澪雫とは真逆、派手な服装を好み、また落ち着いた雰囲気はみせない。
貧乳であるが、その他すべてが色気に満ちあふれているため言い寄られる数は尋常ではない。
本当は自分に自信がなく、気も弱いが隠している。
父親はネクストの元相棒であり、冷の幼なじみである王牙。
母親は準銃聖の華琉であり、冷の親友である。
「母親の悲願」を理解したうえで、「ネクストの息子」であるネクサスと結ばれる。
能力は母親から受け継いだ射出系で、銃の扱いも人並み以上。父親から徒手格闘も習っているが、上位には立つものの「1位」という栄光は今まで一度も手にすることがなかった。
包容力が凄まじく、ネクサスが落ち込んでいるとき専ら心のケアができるのは彼女である。
ネクスト・B・アルカディア
ネクサス、氷羅の父親で冷の夫。「神羅の伝説」「希望皇」などと呼ばれている能力者の1人。
20年前、八神王牙などと共に起きた能力世界戦争をとめた人として知られており、その力は常人を遥かに凌ぐ。一説によると、「最も神に近い人類」とされている。
その実は、冷を助けるため属性皇ネロと契約し、ネロと融合しているため。実際に神と融合しているため、人間では出来ないことを普通にやってのける。
ネクサスの性格を更に極端化させたような性格をしており「史上最高に敵にしたくない人」などとも言われている。
涼野冷
剣聖であり、ネクストの妻。氷羅とネクサスの母。
「涼野」は旧姓であるが、日本人名として結婚後も使用している。
能力者の家系に生まれながら、幼少期は能力が全く使えず身体能力のみが一般人でなかった。
5歳の頃、ラスト・アルカディアの師事を受け剣術を習い始め、15歳の時に記録を30歳以上も塗り替えた最年少の「剣聖」として知られる。
ネクストの行動理由の殆どが彼女。絶世の美女であり、彼女のことを知らない人は10歳以上、冷の年齢を勘違いするらしい。
不完全能力者でありながら、覚醒能力を持つ非常に特異な存在。
(一般的に、覚醒能力は属性能力の進化体として認識されるため)
氷羅
ネクサスの姉、天王子学園3年生、序列1位「ゼニス」、同盟「エーリュシオン」リーダー。
本名はヒョウラ・アルカディアだが諸事情のため天王子学園では理創源氷羅と名乗っている。
入学してたった1ヶ月で自分上位すべてを倒し、「ゼニス」の称号を手に入れた天王子学園始まって以来の有名人である。
正体はネクスト、冷の遺伝子から創りだした人工生命であり、2人の能力をそっくりそのまま下位互換にしたような人。
下位互換ではあるものの、伝説級の2人の能力約50%は扱えるため充分に強い。だが、定期的なメンテナンスをしなければならないというデメリットを持つ。
存在としても人間かどうか怪しい場所があり、またアルカディア家として認められるかも微妙な存在ではあるが、ネクストが「正式に娘として認める」という発言で成り立っている。
この事実を知っているのは、ネクストの友人とその子どもたちだけであり、子どもたちもほとんどが「エーリュシオン」所属のため外に漏れてはいない。
ちなみに、「姉」とはされているが無性であり実際は男でも女でもない。




