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サブリミナル  作者: 藤夜 要
本編
6/16

05. 碧緑の瞳を持つサイキック――能力模倣の異端者(2)

 S区の繁華街を後にして駅の西口を通り抜け、東口方面へ。キリヒトが庭にしている西口と同じように、東口にもショッピングビル群が立ち並ぶ。だが東口の趣きは遊興に重きを置いた西口と違い、生活に密着した雰囲気が強い。銀行や大手スーパーの入った複合ビル、家電量販店やフランチャイズ展開されているコンビニの入ったテナントビルでひしめく大通りを抜ければ、うら寂しい居住区へと繋がってゆく。

 住宅街方面に走る幹線道路に沿って歩き続ければ、駅前にあるような洒落たビルとは雲泥の差とも言える古くて低いビルが並ぶ。その壁には亀裂を補修した跡が薄く残っていた。キリヒトは並び立つビルのうち、特に低い一つの前で立ち止まって住所を確認した。

(ここで間違いないな。しかし、客のほとんどを駅前の大手レンタルショップに持っていかれているだろうに)

 目的地としていた動画映像のレンタルショップの前に辿り着くと、勝手にそんなお節介な感想が脳裏をよぎった。

 営業中の札が下がっているので、店内からポスターをベタ張りされた窓ガラスの隙間から中の様子を覗いてみると、少し薄暗い店内に棚が所狭しと並んでいた。外からは商品が見えない。普通のレンタルショップなら、人気作が外からでも見えるよう正面に向けた棚も設置しているのに。そもそも、店内を隠すかのようなポスターの張り方も、かなり不自然だ。しかも張ってあるポスターの映画タイトルを見れば、かなり古いものまでそのままにしている。収益を上げる気があるのか、というツッコミが脳裏をよぎるほどには、経営スタンスがぞんざいに見える。

(海賊版でも出しているのかな。っていうか、すげえ閑古鳥。真っ当な経営で食えているとは思えないし)

 いずれにしても胡散臭い店であることは確かだと思った。

 カウンターへ視線を移すと、客どころか店員もいない。それほど奥行きもなさそうなので、死角で仕事をしている可能性もなさそうだ。

(うーん。無駄足になるのは癪だな)

 ターゲットが店にいないなら、偵察に来た意味がない。キリヒトはしばし悩んだものの、結局当初の予定どおり、客を装って潜入することにした。


 今どき手動の引き込み戸。「何世紀前のビルだよ」と毒づきたいのを抑えながら、店内に足を踏み入れた。空調の暖めた店内の温度が、外の夜風で冷えた体に染みわたる。

「……」

 引き込み戸を開けたと同時に聞こえたドアホンの音が、カウンターの奥にある扉の向こうからもかすかに聞こえた。それに反応して店主が出て来ると思ったが、そのあとも相変わらず慎ましい音で有線放送が流れ続けるだけだった。

「こんばんはー」

 一応声を掛けてみるも、やはり反応はない。キリヒトは「ふん」と小さく鼻を鳴らすと、おもむろに店内の棚を見て回った。

 棚を見て、いろんな意味で納得する。なかなかいい趣味をしているが、この品揃えだと若い客層を見込めない。店主が店番を退屈に思って引きこもっているのも頷けた。キリヒトが目を止めた棚には、思わず苦笑が浮かぶほどの特異なラインナップが並んでいた。

(黄金狂時代、ライムライト、モダン・タイムズ、独裁者。この辺はチャップリン作品か。骨董品レベルだな)

 だが、それらはキリヒトも好きな作品だ。ネットの海でアップロードされている動画を探すのに苦労した。やっと観ることができたときの感動を懐かしく思い出しながら、棚に並ぶタイトルを目で追った。

 次の一角の棚に並んでいるのは、サイキックものアクションやSFジャンルの作品だ。キリヒトが知っている作品がやはりいくつか並んでいるのだが、ここにも一つの共通項を見つけた。

(主人公が自分の持つ能力の是非や善悪に葛藤する物語ばかりだな)

 続く別の一角もやはり、主人公が自分の特異性に葛藤を重ねた末に自分なりの決断を下してエンドを迎える、言ってみれば鑑賞した者に考える余韻を残す作品ばかりが並んでいた。

(面白いジャンルの分け方をしてあるなあ。まあ、とにかく、著作権の切れた古い作品ばかりってことは、踏み込まれても問題のない作品だけ扱っている、ということかな。割と考えて並べている気がする)

 しかし、これでは客がほとんど入らないだろうに。そんな余計なことを考えながら次々と棚を巡りつつ、それらから窺える店主をプロファイリングしてみた。

 一番客に飛びついてもらえそうな新作もなければ、万人受けしそうな恋愛ものやコメディ系の作品も置いていない。深く考えたり分析したりするのが好きなタイプかもしれない。

 流行ものを徹底的に排除しているところから推察するに、店主は我の強い性格と思われる。

 経営する気がないところを見ると、この店はダミーだろう。本業が別にあると見て間違いない。本業は何か――それは会って話してみないと憶測にしかならないので、考えるのはやめた。

 棚の並びを見ていてふと気がついた。過去に世間で人気のあったとされる作品が、キリヒトの目線よりやや上に並べられている。

「なんだ、一応人気作も置いているのか。っていうか、確かにタッパが結構あるな。九十六、七、くらいかな」

 逃げ遅れたら完全に体格差で負けるだろう。自分の脚力に勝てる一般人などいないはずだが、相手は一般人ではないかもしれない。その場合に備えた対応も考えたほうがよさそうだ。

「んー。でも、悪い人には見えない、かな」

 映画『ライムライト』と『オペラ座の怪人』、そして『エレファント・マン』という三作品を『BESTチョイス』の棚に平置きで飾っている辺りが、キリヒトにそんな印象を抱かせた。

 どの作品も、自分が何者であるか、自分が誰かにとってどういう立ち位置であるのかを考えさせられる物語。主要人物の迎えるラストは、あくまでも彼ら自身で望んだ結末なのに、鑑賞者には様々な感情を抱かせ涙を誘う。どの作品も、キリヒトの好きなものだった。


 キリヒトがぼんやりと映画のタイトルが並んだ棚を眺めていると、不意に店内の室温が幾分か下がった。

(客?)

 そう思って出入り口の扉を見たが、扉の開く気配もドアホンの音もない。

「?」

 窓や空調にもこれといった変化は見られなかった。

(風邪でも引いたかな。早めにカナンと次のアポを取ろう)

 そんなことを考えながら視線を棚に戻した直後、勝手に肩がビクリと上がった。

 棚の向こう側に、長身の男が立っていた。カタカタと小さな音がし始め、棚の隙間から見える男の手には、何枚かの動画データを収めたケースが大事そうに抱えられている。

(全然、気配を感じなかった)

 人の気配には留意していたはずなのに。だからこそ、温度の変化にも気付けたのだ。背筋に嫌な汗が伝ってゆく。キリヒトは息を殺して身を強張らせたまま、棚の隙間から相手の様子を探った。

 丁度キリヒトの目線辺りに見えるのは、白と黒、そして三原色の細いラインが交互にプリントされた、派手なソフトシャツ。その襟元からは褐色の肌がわずかに覗いていた。混血がかなり進んだものの、まだまだ日系白色人と黄色人が大多数を占めるのが現在の日本だ。この男のような褐色の肌を持つ者が今でもかなり珍しいことに変わりはない。そして食堂の親父からもらった画像に写っていた日比谷ガクも、褐色の肌をしていた。目の前で商品の整理をしている男が日比谷ガクなのは確かだろう。

 今度は視線を上へと移した。映像データのケースを片づけるカタカタという音は、棚の一番上から降って来る。彼も見上げているようなので、キリヒトからは彼の顔が見えなかった。セミロングの金髪をゆるく束ねている。零れ落ちた後れ毛だけがアッシュグリーン、そこも写真どおりだ。染めたような傷みは見受けられないので、地の色なのだろう。敢えてインパクトのある髪色のままにしていることや、派手な服装を併せ考えると、日比谷ガクは自意識過剰のナルシスト、そしてプライドが高いと思われた。直球で行くよりも、下手に出て巧く聞き出すほうが得策と踏んだ。

 そんなことを考えていると、不意に向かい側から声を掛けられた。

「いらっしゃい。探し物っぽいなあ、お客さん。カウンターの奥にもあるさかいに、タイトルか監督名が判れば出して来るよ?」

 こちらを見ないまま、流暢な日本語で話し掛けられた。この辺とは少し異なるイントネーション。情報どおり、確かに彼の使う言葉はOSAKAシティ訛りだ。

「あ、特にコレといった作品が目当てではないんだけど」

 キリヒトはガクの一挙手一投足に意識を集中させた上で、誘い水を出してみた。

「この店、結構好みの作品を置いているようだったから。オススメの作品を聞いてみようかと思って」

 こちらへ視線を投げて来た瞬間に境界干渉(サブリミナル)を仕込むつもりで、さりげなく前髪を掻き上げる。気配を消せる目の前の男はサイキックの可能性もあるわけだから、まずは自分と友人であるシナリオを送り込み、知っている情報を吐かせよう、と事前にシミュレーションをしておいた。

 だが、キリヒトのその作戦は実行に至らなかった。

「!」

 棚の各段からわずかに見える日比谷ガクの姿が一瞬にして消えた。彼からは一瞬も目を離さなかったはずなのに。

 足許に刹那空気の動く気配を感じた。次の瞬間、キリヒトの背後から影が伸びて、棚に並んだタイトル文字が人影で見えにくくなった。

「やあ、同類。探す手間が省けたわ。ありがとさん」

 頭上から不遜な笑い混じりの声が降ったかと思うと、あっという間に両腕を背中のほうへと捻じり上げられた。

「痛ィ……ッ! いきなり何するんだよ、放せッ!」

「嫌やし。放したらおまえさん、絶対に逃げるやん」

「当たり前だろっ、こっちは客だぞ!」

 とやり合っている間にも、あっけなくうつ伏せに組み敷かれる。

「何が客や。ピリッピリしたもんを全開にそて撒き散らしとったくせに、よう言うわ」

 そう言って笑うガクからは、敵意も警戒心も感じられない。

(完全にナメられてるじゃんか、クッソ!)

 ガクの余裕がキリヒトを焦らせた。

「ユイさんはどこだ! それさえ吐けば出て行ってやるよ! あんたが拉致ったんだろ!?」

 とがなりながら足を踏み込むつもりで、足掻いた。だが馬乗りになった巨体を跳ね除けようにも、体格差と体勢の不利が踏み込むだけの力を出させない。無駄に足をばたつかせているだけになる。

「お? 跳ぶ気? アカンでえ。なんぼ未熟な跳躍者(リーパー)かて、さすがにここまでボロいビルやと壁や床が簡単にぶち抜かれるわ」

「ィギ……ッ!」

 両足のアキレス腱をデカい靴裏で思い切り蹴り入れられ、声にならない悲鳴が漏れる。尻から太腿に掛けて圧し掛かった重みが不意に軽くなったかと思うと、くるりと仰向けにひっくり返され、今度は腹の上に巨体の自重を掛けられた。

「ぐぇ」

 情けない声が出た悔しさで固く瞼を閉じる。

「はぁん。そのツラだと、カナンちゃんからいろいろ吹き込まれてる、って感じやなあ」

 ゆるい声にカチンと来て目を開けたキリヒトは、目の前にある近い顔を見て言葉を失った。

 哀れむような見下す笑みは、確かに初めて見る顔だ。だが、キリヒトを見る眼差しが、キリヒトの大切な人を連想させた。

(な……んで、セカンドと同じ)

 ガクの瞳は、透き通った碧緑の光を放っていた。そして何よりも、どこか憂いを帯びた物悲しげな表情がセカンドのそれとよく似ていた。

『キリ……分けてあげる、から、キスして?』

(え!?)

 なぜ今、セカンドとのあの場面を思い出したのか解らない。

 あの場面――セカンドを構成するもう一人のサイキック・Gの能力を継承したときの場面。

 あの光景がよみがえった途端、ほんの一瞬だけうろたえた。だがそのコンマゼロ数秒の隙が、直後キリヒトを奈落の底へ突き落とした。

「さて、絶対防御を突破してラーニングできるかな」

 とふざけた口調で言うガクの吐息を、キリヒトの鼻先から唇に掛けた一帯が感じ取る。

(って、ちょ)

 そんな悲痛な叫びが音にならなかったのは、想定外の侵入に阻まれたせいだ。

「――ッッッ!!」

 気持ちの悪い感触が口の中いっぱいに広がる。蠢く柔らかいモノがキリヒトの舌を絡め取った。

「ンごぉぁ!」

 情けない悲鳴がついには漏れる。舌先に激痛が走ったかと思うと、その痛みが舌全体に広がった。ガクに噛まれた舌の傷口から、血液独特の鉄臭いしょっぱさが感じられない。舌が引っ張られるような感覚は、傷口から溢れる血を吸われているせいだ。ガクを押しのけようにも、両腕は自分の背に回されたまま、更にその上には自分の身体と一九〇センチを超えた巨体が重石となって動きを封じている。

(……サイアク)

 生理的な嫌悪感と、思考が訴える理不尽な憤り。そして何より、言葉では言いようのない負の感情。それらが集まってキリヒトのまなじりからこぼれ落ちた。

 ようやく唇のみが解放され、息苦しさからだけは逃れることができた。

「な、この、と、とにかくどけこの巨体!!」

 キリヒトは舌先の痺れるような痛みも忘れ、ガクに向かって叫んでいた。巨体はキリヒトの両手を掴み直し、逃げることは許さなかったものの、馬乗りになった腹からはどいてくれた。

「中坊のガキじゃあるまいし、この程度のことで泣きなや。粘膜接触でしかラーニングできひんさかいに、堪忍なァ」

 ケロリとした顔で平然と言ってのける変態に精一杯の虚勢を張ってがなり立てた。

「フザけるな! 誰が盗んでいいって言った! この変態ヤロウ!!」

 ブン殴ろうにも両手首を掴まれたままなので、怒鳴り散らすことしかできない。ガクは片手一本でキリヒトの両手を床に押しつけたまま飄々とした態度で、大袈裟なほど悲痛な声で反駁して来た。

「ひでえ。こっちかて好きでチューしたのんと違うし。盗んだわけでもないし。レンタルやし。そもそもキリちゃんの場合、絶対防御らしいさかいラーニングできてるか解らんし」

「語尾にしーしーつけて可愛いアピールしても全然可愛くない! チューとか言うなっ、気色悪い! 何がレンタルだ……って、え?」

 いちいち答えたその途中で、ガクの言葉に引っ掛かった。

“私も姉様も、なぜかキリちゃんには能力を発揮できないの”

 カナンと初めて会ったとき、彼女はなかなかキリヒトを見つけ出せなかった理由をそう言った。キリヒトは彼女の言葉を思い出させるキーワードに引っ掛かった。

「絶対防御って、能力者の能力が俺には通用しない、ということか?」

「精神攻撃については、というのが、研究結果らしいけどな。ただしコレ、三年前のソース」

 即答が返って来る。しかも、世間話のような気楽さで。ガクの漂わせるその余裕が、キリヒトの警戒心を煽った。

「……あんた、俺を知っているのか?」

 それはユイやカナンから話を聞いたというニュアンスとは違う言い回しのような気がした。自分自身でさえ知らないことを知っている。そう匂わせる彼から、ユイに関すること以外の情報も引き出す必要性を強く感じた。

「まあな。仔犬レベルとは言え、おまえさんも一応一匹狼ちっくにこれまで生きて来たんやろ? ほんなら、TAMAから逃げたモルモットがほかにおっても不思議はない。せやろ?」

 と見下ろす表情は柔らかい。されたことに対する憤りや嫌悪感は覚えても、警戒心は抱いても、なぜかキリヒトはカナンのように彼そのものを毛嫌いする感覚が湧かない。そんな自分を不思議に思った。

「あんた……何者だ」

 逃げるのをやめ、足掻き続けていた腕から力を抜いて彼に尋ねた。

「三年前までは、日本最大の公営研究施設と言われていたTAMA研究区で能力模倣(イミテイション)のオリジナルとして飼われていた。おまえさんが境界干渉(サブリミナル)で白金トウコに破壊させた場所や。忘れるはずは、ないやんな?」

「……」

 口にするまでもなく、キリヒトの表情がその問いに答えていた。

「数ある研究所のあそこだけ爆破した程度で、サイキック兵器の量産計画が頓挫したとでも思ったのか? そこまで阿呆とは違うよな?」

「質問に答えろ。あんたは何者だ。ユイさんを研究セクションに売ったのか」

 いつの間にか解放された手首をさすりながらガクにそう問うと、彼は

「てめえが散々な想いをしたところへ、てめえの女を売るわけないやろうが」

 と、どこか自嘲気味な笑みを浮かべてキリヒトから目を逸らした。だが、彼が感情を見せたのはその一瞬だけだった。

「ユイが拉致、とか言うたな。カナンちゃんには嫌われているさかい、聞くに聞かれへんかってん。親とは接触したこともないし、こっちも連絡が取れなくなってからずっと探し回っていたところや。取り敢えず情報交換をせえへんか?」

 彼は思いのほか単刀直入に交渉を持ち掛けて来た。あまりにも屈託のないガクの笑顔と口調、そして何より情報交換という美味い餌が、キリヒトの早い反応を促した。

「等価交換が最低条件だ。ガセはなし」

「OK、さすがキリちゃん。話が分かる」

「その代わり、ある程度はそっちの素性を話せよ。俺だけ一方的に、ってのはアンフェアだ」

「せやな。キリちゃんのリアクションからして、俺が能力模倣(イミテイション)ってことは調査済みみたいやし。まずはおまえさんの信用を得るのが先か。TAMAから逃げる機会をくれた恩人でもあるし、なんでも答えるでえ。何から話す?」

「じゃあ、まずは、あんたがTAMA研究区に収容されたいきさつから」

「黒歴史からか……まあ、ええか。Rネタになるけど、いい?」

「――ッ!?」

「んっとなー、俺が十二のときに、おふくろが金欲しさに俺を男娼の館へ売っちゃってー」

「そ、そこはカットでいい!」

「あ、そう? んじゃ、トウコが身請けしに来たところからでいいか。どこから情報を得たかは知らんけど、トウコが客としてOSAKAシティまで尋ねて来て――」

 キリヒトはガクと話しているうちに、いつの間にか完全に彼のペースに嵌っていた。

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