プロローグ
舞台は住宅街にひっそりとある喫茶店。そこはこじんまりと小さい喫茶店。店員は、店長と社員が1人とアルバイトが3人いるのみです。
そんな喫茶店の扉が開きました。しかし、正面の小洒落た扉ではなくキッチンにつながる裏口の扉です。1人の若い女性が慣れたように入ってきます。その女性は店の中をぐるりと確認すると、にこりと微笑みます。微笑んだ先には1人の男性がいます。
「店長、おはようございます」
「ああ、高村さん。おはよう」
店長と呼ばれた男性が作業を中断して女性のほうを見ました。男性は微笑み返し、さらに言葉を続けます。
「じゃあ、上で制服に着替えたら店先の掃除を頼みます。大体の準備はできていますので、それが終わったら開店しましょう」
「はい」
女性が再びにこりと微笑み返し、ぱたぱたとお店の2階へ駆け上がっていきました。男性はそれを見送ると、一時中断していた作業を再開しました。
舞台は住宅街にひっそりとある喫茶店。そこはこじんまりと小さい喫茶店。店員は、店長と社員が1人とアルバイトが3人いるのみの喫茶店。
そんな喫茶店のお話です。
作者の小説初投稿です。どうなるやらさっぱりわかりません。