第3話 素人レーダー発動中!
指で四角を作って中を覗くようにしている素人。
「毎度毎度何をやっているの?理解不能ね。」
「毎度毎度僕にかまってくれてありがとさん。」
「なっ!かまってるんじゃないわよ別に…。」
「照れずとも。」
「照れてないっ!」
「素人レーダー発動中。」
「はぁ?」
「おっ、あの子は。」
素人の見つめる先には緑頭のおかっぱ女子が居た。
「はぁっけん♡」
キーンコーンカーン
「おっと!そこの男!転校生の…。」
帰ろうとする素人にあのおかっぱの女の子が声を掛けて来た。
「久留米沢素人。」
「おう素人!お前、野球部に入らないか!」
「A。」
「ん?」
「それよりも俺にはやることがあるんでね。」
「やること…?何んだ?訊かせてくれ。」
喋り方も見かけも男の子の様な子だった。
「身長は見た所150センチぐらい?かわいいサイズ。ニヒヒ。」
素人はニヤリと笑った。
「しっ失礼だな。私は152センチだぞ!」
「変わらないって。」
「変・わ・る!これは秘密事項だぞ。」
「何んで?かわいいじゃん。女の子なんだから。」
「ム。で、何んだ?やることって…?」
「んー、ま、いっか。丁度君にも入ってもらおうと思ってたんだよね。実はですねー。」
素人は耳打ちした。
「なにーい!ハーレムだとおーー‼︎バカかお前。」
「俺はバカだけど大真面目ですよ。」
キラン。素人の歯が眩しい。
読んでくれてありがとう‼︎これからも素人たちをよろしくお願いします(★★)またね!