第五話 やっと、登校、投稿?
すみません。
遅くなりました。
やっとの思いで二人を説得した慶太は朝食をとりに咲とともに居間に向かった。
途中、咲が言った。
「うちの朝食はにぎやかだから、びっくりするかも。」
の言葉に疑問を持ちながらも、咲が居間のふすま開けた。
「おはようございやす!!!!」
居間にいたのは二十人ぐらいの、ヤクザな方々だった。
しかも、全員テーブル囲んで正座していた。
「おはよう。」
咲は涼しげな顔をしながら返した。
一方慶太は、
「お、おはよぅござぃゃす。」
まだ知らない世界の朝に、カルチャーショックをうけていた。
「いただきます。」
おっさんが言うと、
「いただきます!!!!」
全員それに続いた。
食卓にはごはんと味噌汁、卵焼きといった朝食らしいものがのっていた。
「う、うまい。」
慶太は思わず言った。
「ほー、慶太君。僕の料理は舌にあったようだね。」
「はい、かなりおいしいですって.....、えぇ!これおじさんが作ったんですか。」
「うん、そうだけど。」
おっさんはさわやかな笑顔で言った。なんで、や○ざなのに家庭的なんだーー!!
慶太は全力で心の中で、つっこみながらも、目の前の朝食を食べていった。
朝食を食べ終わると、慶太は咲とともに玄関に向かった。
すると、顔に傷のあるおっさん達が野太い声で、
「いってらっしぇい!!」
など言うから、慶太は朝からまいってしまった。
通学中、咲の隣を歩く慶太は
「あれが、黒田組の跡継ぎよ」とか「あいつ、まじヤバいらしいぜ。」など言われ
周囲の者から恐怖の眼差しを向けられた。その視線を咲は感じているのか、咲は悲しげに俯いていた。
くそ言いたい放題言やがって
慶太はそう思いながら歩いた。
「咲ねぇ、気にすることないって。」
慶太は咲に言ってやった。それを聞いて、咲は顔を輝かせて
「慶太くーん!」
と言って抱きついてきた。
「何をしているんですか!!」
抱きつかれた慶太の背後から声が聞こえてきた。慌てて後ろを振り向くとそこには、バラの騎士と言われる生徒会の美空 楓が立っていた。
何かアドバイスをよろしくお願いします。