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後世に残る条件

「どうすればWeb小説文化を後世に残せるのか?」についてお話しする前に、そもそも後世に残る条件とは具体的にどういうことなのでしょうか?


後世に残るということは文化そのものが残り続ける持続可能な状態である必要があります。持続可能な状態とは生産性と多様性が高い水準で継続できている状態のことを指します。


これをWeb小説に当てはめると、生産性とは「新規参入者や作品等が増加する尺度」、多様性は「参加している人や作品等がどのぐらい多様なのかの尺度」となり、この両者の水準が高いところで推移できていれば後世にも残すことが可能だと考えます。


後世に残すということが具体的にわかったところで、どうすればこの生産性と多様性について高水準を保つことができるのかを考えてみます。


まず、生産性について考えてみます。


Web小説における生産性とは、「新規参入者や作品等が増加する尺度」と定義しました。つまり、生産性が高い水準で継続する状態というのは、新規参入者がどんどんWeb小説文化に参入して、またWeb小説文化内でもどんどん作品が生成され続けている状態を指します。


これを実現するためには、現在Web小説内の人たちが現状のように魅力的な作品を創り続けて、文化自体を魅力的にしていくことが重要と考えます。文化が魅力的なコンテンツで溢れれば文化自体も魅力的に見えるはずで、その魅力に新規参入者が文化へ引き寄せられてくるはずです。


自分の中から湧き上がってきた何かを表現することが創作なら、それ自体がとても魅力的なことだと私は思いますし、創作者もその何かを魅力的に表現することにモチベーションを置いています。つまり、皆さんの活動こそが文化に魅力を与えて生産性を高い水準に保つカギになると考えています。


次に、多様性についてです。


多様性は「参加している人や作品等がどのぐらい多様なのかの尺度」と定義しました。つまり、多様性が高い水準で継続する状態というのは、参加している人や作品のバリエーションが多い状態が続いていることを指します。


これを実現するためには、Web小説文化内に多彩な嗜好が偏らずに存在し、それらさまざまな嗜好を持った人たちが自分色に染まった作品を送り出し続ける必要があると考えます。そうすれば結果としてWeb小説文化に多彩な嗜好を持った作品が溢れ続けることとなります。


つまりは、人はそれぞれ嗜好が違って当たり前であるので、創作者が本当に自分が好きと思える作品を書き続けることができるのであれば、結果的に多様性を高い水準で継続できることとなります。


本章についてまとめると、Web小説文化を後世に残すためには本当に自分が好きと思える作品を書き続けWeb小説文化を魅力でいっぱいにするということになります。

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