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僕らの劇団部  作者: ナゲット
2/3

沈黙の少女

 学園へ投稿しながら夢を振り返る

心を閉ざしてる彼女そして5人目の部員である事

真実を確かめる為にも話しかけてみよう


 僕は教室に入り彼女を確認する

クラスのみんなが会話してる中彼女だけが孤立して本を読んでいる

黒髪で背も小さく目が隠れる程、髪の短い彼女

本当に心の中の情熱があるとは到底思えない


 とりあえず僕は話しかけて見ることにした


 おはよう無灯さん


 彼女は驚いたのか一瞬肩がピクリとした

その後小さな声でおはようとだけ言った


 耳を傾けないと聞こえない彼女の声はとても静かで綺麗な声だった。

 その声はまるで森林の木がざわめく中、小さな妖精がいるかのような背景が浮かぶ


 僕は会話を続けた

ねぇ、劇団部に入らない?もし入る部活を決めてなかったらだけど


 彼女は急に僕の方をみてその後すぐに机の下を向いた

首を横に振り入らないアピールをした


 もしかして入る部活決めた?


 この質問にすら首を横に振る

初めに言ったおはよう以外言葉を発してくれない


 どうやらピエロの言ってた事は本当かも知れない

心を閉ざしている。その原因は何かわからないが僕は彼女に心を開いて欲しいと思った。


 実はね昨日夢を見て君が5人目の劇団部だって言われたんだ。だから君には5人目の部員になってほしい


 彼女は反応せずジッと本を読んでいる

僕はひとまず諦めて部長に相談しようと思った


 じゃあ、僕は行くね

気が向いたらいつでも劇団部においで


 それから授業が終わり部活の時間がやってきた


 劇団部のドアを開ける

そこには部長が1人だけいた


 おっ成宮君!また来てくれたのね!

嬉しいわ!


 はい、僕はこの部活に入りたいので


 昨日の話を聞いて来ないんじゃないかと思ったわ

あと1人見つけるだけでも難しいからね


 その事なんですけど


 僕は彼女が部活に入っていない事、夢の中での話をした

部長は初め夢の話でビックリしていたが彼女がまだ部活に入っていないのを知り喜んでいた


 それなら希望はあるわね!早速彼女を部にいれましょう!


 部長!彼女は心を閉ざしているんですよ!

夢の中のピエロが言ってたように心の扉を開けないと!!!


 部長は困った顔で言った


 そうねぇ、彼女が心を閉ざしている原因を探さないと話が進まないわね。

成宮君なにか心当たりはある?


 僕は少し考えたが心当たりなんてまったくない。

彼女はこの学園に入って初めてみたのだから


 ん〜どうやら彼女と同じ学校だった人に聞くしかないようですね


 部長は目をキラキラさせながら探偵みたい!とウキウキしていた

 早速調査に行きましょうとノリノリである。


 僕と部長はまず、自分のクラス1年B組の人から聞き込みをする事にした。


 廊下を歩いていると部長がハッと思い出したかのように言う

 そういえば生徒名簿をみれば前の学校がどこなのかわかるわ!

早速職員室に向かいましょう!


 なるほど、たしかに同じ学校だった人をリストアップし聞き込みすれば時短になりそうだ

しかし、教師が簡単に生徒名簿をみしてくれるのか?

 僕はそんな疑問を抱えたまま職員室へと向かう 

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