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魔法陣

「魔法陣って言われても、ここに来る時に初めて見たんですけど…」

「簡単だぞ。要はパソコンのプログラミングみたいなもんだ」

プログラミング…それこそ私には未知の世界の様な感じなんですけど。

「プログラミングもそうだが、人間の思考と言うものは頭の中で瞬時にフローチャートを展開しているようなもんだ」

フローチャートならなんとなくわかるかも…

「質問に対してYESかNOか選ぶ感じですよね?」

「流れ図とも言うが、システムを構成するにはどう言った思考の流れにすれば、一番効率がいいかを判断する材料が必要だ。フローチャートはそれを視覚的に表すものだな」

なるほど…確かに言葉では難しい表現も図にすればわかりやすいと言う事かな?

「つまり魔法陣もどう言った命令を入れて、それをどんな風に繋げて、スムーズに命令を展開するかを視覚的に表して、実行する。魔法陣とはフローチャートで、それを実行するのがプログラミングだな」

うーむ、わかった様なわからない様な…

「まあ、今回は一から全部覚えろとは言わないから安心しろ。俺が指示する通りに瑞樹がやればいい」

よかった〜難しくてよくわからないのに、覚えろって言われるかと思った…

時々先生って突発的にスパルタになる事があるから焦ってしまった。


でも…安心したよりもスパルタだった。

まず最初に召喚の魔法陣の書き方を教えてもらう。でもそれにはいくつかの空白が存在していた。

その空白に『誰を召喚する』『どのタイミングで』『どの時間から』『どの場所に』など沢山の選択肢をフローチャートみたいに入れながら、フローチャートみたいに流れを追いながら描いていかなくてはならない。

後から空白を埋めると言うのは出来ないらしい。

つまり魔法陣はフローチャートであり、それを実行するプログラミングだと言う事だ。

「教わりながら書いていくは無理なんですね…」

私がため息をつくと、後ろで見ていた睦月が心配そうにのぞいてくる

「結構先生が言うより難しそうだな…」

「ですね。ただ、話を聞く前よりも後の方が理解しやすいかと…」

橘さんも慰めてくれたけど、橘さんでもやっぱり難しいんだ…

ちょっと挫けそうになる。

「フローチャートを描く様に順番に描けばいいんだ。文字なんかは俺が教える通りに書けばいいし、流ればみんなで相談しながら一番簡単で確実な物を選べばいい」

とにかくやるしかない…

頭が混乱しながらも、私は先生やみんなの意見を取り入れながら魔法陣を完成させることにした。


魔法陣を完成させるには最後に私のアストラル体のパワーを使う為、私のパワー量も計算に入れなければ、私の命に関わるらしい。

だからまず、私のパワー量の計測から魔法陣作りが始まった。

「巫女の家系だけあって、かなりの量はあるな」

先生が高評価をつけてくれる。

「6段階くらいの陣がいいだろう」

「6段階?」

「魔法陣は8段階までのランクがあるからな。家系もそうだが、アストラル面を巡って来た今までの生活が今役立つ訳だ」

「そうなんですか?」

「伊豆家はアストラル体を利用し、繁栄してきた一族だ。だからこそアストラル体のパワー量を使い抜きん出たんだよ。それを考えればアストラル体を使い遊んでいたお前たちのパワー量が高いのは当然だ」

私と弥生はアストラル面で出会った頃からよく遊んでいた。それが今役に立っている事は嬉しい限りなんだろう。でもだからこそ、今弥生は羽島達に捕まっている原因でもある。でも…

「今はいい事だと思って置きます」

私は言葉にする事で、自分に納得させる。

先生達もわかっているのか、私の言葉にはあえて反応しないでいてくれた。


「さあ、時間がないんだ。魔法陣を完成させるぞ」

一番最初に6段階目の魔法陣を先生が紙に書き上げてくれた。そこからはみんなで協力体制だ…どの様にして静音さんが安全に速やかに移動できるかを話し合い、それにあった命令を魔法陣の中に書き上げていく。

まあ、話し合いといいながらも、ほとんど先生が教えてくれたんだけど…

でも、なんとなく魔法陣の作り方がわかってきた気がする、と思う。


そして最後は私が出来上がった魔法陣を一字一句間違えずに、フローチャートの順番通りに書き上げていく作業だ。

これが一番大変だった。

文字と言い難い文字の数々を覚え、それを順番を間違えずに書いていく。

人が一人立てるくらいの大きさの魔法陣。大きくは無いけれど、何度書き直したか…

ちょっと途中挫けるかと思った。

最終的に最後の描く作業に1日かかってしまった。


「思っていたより早く完成したな。瑞樹よく頑張った。あとはこれにアストラル体のパワーを込めればOKだ」

「やった〜〜ようやくできたよ〜」

私は気持ち的にクタクタだった。

こんな状態で静音さんを呼び出して私大丈夫かな…そんな不安が心をよぎる。

「今日はここまでだ。明日朝一で静音を呼び出すから、今日はゆっくり休め」

私の気持ちが届いたのか、それとも最初からそのつもりだったのかはわからない。でも今日は明日に備えてゆっくり休もうと思った。

なかなか進まないですが、少しずつでも進んでるかなあ〜と思う今日この頃(*´ω`*)

頑張りますので、応援よろしくお願いします❗️

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