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子供達の行方

更新に時間がかかってしまいましたm(_ _)m

橘さんとも打ち解けたところで先生が話を先にすすめる。

「そこで一つ懸念材料がある」

「懸念材料?」

「菜摘だ」

「菜摘ちゃん?」

私と睦月は顔を見合わせる。

「弥生の事で忘れていたが、彼女は弥生と睦月の子供だ。つまり瑞樹と血縁関係になる」

「巫女の家系…」

時渡りで確定した為、弥生だけしか認識していなかったけど、良く考えればそうなる。

「じゃあ、羽島は巫女の家系を二人所有している事になるの?」

「いや違う」

私の質問に睦月が否定する。

「違う?」

「菜摘が弥生の娘だと言うのは否定しない。だけど一人とは限らない」

「つまり…」

「弥生が産んだ卵は数え切れない程あるって言う事だ」

先生が睦月の言葉で考え始める。

「それって羽島が全員把握していたらどうしようもないって事?」

「全員把握していたらな…生き神は同時に2人は存在出来ない。だが、予備的に手元に置く可能性もある」

睦月が目を伏せる。指名には睦月はよく選ばれていたみたいだから、その中には睦月との子供がまだいる可能性もある。

「他の子供たちは把握されていないと思いますよ」

橘さんが話し始める。

「未来が確定した時を、奴に知られた時点と考えれば、弥生さんに注目したのはおそらくそれ以降。それ以前の子供は存在していたとしても、血筋まで記録してないこの世界では追いかけようがない」

親と子の概念が無い事に助けられるとは思わなかった。

「でもさ…あの卵って番号振られてたぜ。それってなんか分類されてたんじゃないのか?」

睦月はまだ納得していないみたいだ。

「それは大丈夫だ。あの番号は個人識別番号なんだ」

「個人識別番号?」

マイナンバーみたいなものかしら?

「僕の地下での仕事場はその番号を使った管理部署だったんだ。産まれてから死ぬまでの情報がその番号の中に刻まれていくんだよ。ただ、それには親の情報は一切無かった。産まれた時点からの情報のみだ。それは僕が保証する」

「ここには、ほんと色々な仕事をしていた方がいるんですね」

前に聞いてはいたけれど、そんな役所勤めをしていた人もここにいたとは…そんな事を考えながら、他の子供たちが大丈夫だと言う事に少し安堵した。

「そうなると二人の救出が、今一番の目標って事だな」

「最終的には救出だが、先に弥生の意識を戻す必要がある。今の状態で先に檻から出すのは危険すぎる」

「さっきも言ってたな、俺たちの努力次第だって、意識を戻すってどうやるんだ?」

睦月と先生を中心に話が進んでいく。

「完全な生き神になれば、意識が戻ったとしても普通の人間に戻す事は不可能だ」

「逆に言えば、完全でなければ普通の人間に戻せるという事でいいのか?」

「そうだ。だからここからは慎重に動かないとならない」

慎重に…だけど早くしないと弥生が生き神にされてしまう。不安になりながらも、二人の話に私も頷く。

「まずは…」

「まずは?」

「静音をこちらへ呼び出す」

「静音さんを!?」

思ってもいなかった名前を聞いて、私は声をあげてしまった。

「静音さんって、あのお屋敷から移動しても大丈夫なんですか!?」

一族を守る為の生き神…それは屋敷に囲う事で力を発揮する。

要は座敷わらしと同じ…自然に発生するか、強制的に創り出すかのちがいだ。

だからこそ鈴音さんは初めて会った時、自分の事を座敷わらしと言ったのだ。

座敷わらしと考えれば、静音さんがその土地を離れる事は不可能だと思う。

だって静音さんが離れた途端にそこは廃れてしまうのだから…

「ああ、それは解決している」

「解決?」

「静音は一族が囲っているだけで繁栄をもたらす存在だが、反面闇も成長させる」

やっぱりそうなんだ…

「ただ、その闇の部分を子孫に負担させるべきではないと言う意見で実行されて来たのが、瑞樹が行った浄化だ」

「浄化ってあの異空間でやった、静音さんに出会ったあれの事?」

「そういう事だ」

あれがそんな意味合いがあったなんて…

「まあ、普通は静音が離れられる程の浄化は出来ないが、今回瑞樹は舞を披露し、浄化を行ったからな。今なら鈴音がこちらに来ても問題無い」

「あの時私の周りのみんな浄化しちゃいましたよね?…」

「そうだな。だから静音が動けると言う事だ」

私は知らず知らずのうちに、ナイスな事をしていたみたいだ…。先生が私を安心させるように頭を撫でてくれた。

「静音がいるだけで弥生を戻せる可能性が高くなるからな。そして時間も稼げる。あの時無理矢理浄化を中止させなくてよかったよ」

あの霊たちはそんな闇の部分に集まった人達だったんだ…浄化して彼らを救えた上に、それによって弥生を救うピースになるなんて。

「先生の許嫁になってよかった」

思わず声に出てしまい、先生が少し困った顔をしていたのを見てしまったのは気にしないでおこう。

先生としては、そこはまだ納得しきれていないみたいだった。

もう少し頑張って書きたいですね( ̄^ ̄゜)

応援等ありましたらよろしくお願いします|ω・`)

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