表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
83/90

世界はパラドックスで出来ている

ようやく今回の投稿完成です( ̄^ ̄゜)

なかなか進まずすいません

「それって伊豆家(いとうけ)ってこの時代にも残ってたんですか?」

先生が頷く。

「残っていたと言っても、奴らの拠点になっていた。おそらくあの拠点は俺が当主にならなかった未来の伊豆家だ。未来確定がされたまま俺達が動いたせいで、未来が複雑なパズルになりつつあるな」

「それっていろいろな未来が存在するみたいな?」

「いや、存在できる未来は一つだけだ。未確定な未来はたくさんあるがそれはやがて確定された未来に吸収される。道に例えれば分かれ道は沢山あるが、ゴールは一つだけ…到着するのはこの未来だと言う事だな。確定してしまった未来と言うのは、それだけ厄介なんだ」

「で、そこで弥生はどうなっていたんだ?」

睦月はなかなか話が進まない事に苛立ちを抑えている様な雰囲気だ。

「ああ、生き神にされていて意思疎通も出来ない状態だった。ただ弥生の中にまだ抵抗する心が残っているみたいだな。羽島を受け入れる事はまだしていない」

「生き神?!なんなんだよそれ!」

「生き神については後から説明する。ただこちらか劣勢だと言う事は明らかだ」

「弥生が生き神にされたって…そんなに簡単になれるものなんですか?イメージ的に何年もかけてされるイメージがあったんですが」

私の言葉に先生が頷いた。

「通常は何年もかけて心を壊して…生き神は作られる。こんなに早く数日でなんて無理だ。ただ…」

「ただ?」

先生が何かを言いかける。

「ああ、弥生がいれば過去へ行く事ができる」

「過去への時渡り…」

「そう、過去へ行ってそこから今の時間までの時間を使えば時間を作ることができる」

「そんな事が出来るのか?」

少し落ち着いてきた睦月が質問に入ってくる。

「ああ、弥生の能力があればな。だが、そんな事をすれば、瑞樹と睦月が体験した事ある時渡りの弊害が起こらない訳が無い」

「時渡りの弊害?」

私も睦月もなんの事かわからず、首を傾げる。

「以前瑞樹が一人でこちらへ来た時にあったと言っていただろう?気づいたら帰る時間になっていたと…」

「「ああ!あれっ!」」

「それだ。思い出してくれたか…前回は予定より滞在が短くて起こらなかったが、弥生が過去へ言ったままになっていたら、確実に起こっていたはずだ。それも前回の反対で時がゆっくり過ぎる事がな」

ゆっくり過ぎる時…どの位過去に戻ったかはわからないけど、何年もその空間に捕らえられた弥生。心が壊れると言うのはどんななんだろう。

「ゆっくり過ぎたって事は、通常より長い時間を使って弥生は生き神にされたの?」

「いや、違う」

「違うのか?俺と瑞樹はあの時気づいたら時が過ぎていたぞ。逆なら長い時間があったんじゃないのか?」

「生き神の完成度から考えると、周りと弥生の流れる時間がズレたと考えるのが納得がいく。例えば奴らは弥生を4年間閉じ込めたつもりが、弥生の周りだけ経過が2年間だったら?」

「「?!」」

「そう、だから弥生は完全な生き神になっていなかった」

完全な生き神で無ければ、まだ希望があるの?

「先生、弥生を助けられる?」

「これからの頑張り次第ではな…」

先生が、厳しい顔のまま笑顔になる。


「話はひと段落ついたのかな?」

今までは横で聞いていた橘さんが口を開く。

「状況的にはな。あとは君たち二人に生き神や全体の状況を話して、これからの対策を話し合う」

「了解だ。さすがにそろそろ何が何だか分からなくなって来た所だ」

弥生の状況はだいたい把握はしたし、あとはみんなで協力して方法を考えるだけ。先生が二人に向けて、生き神、伊豆家、時渡り、巫女の家系等を話していく。

二人にとってかなりショッキングな内容だと思う。

だってこんな未来になったのは、伊豆家と言うかなり特殊な一族の能力が引き起こしていると言っても過言ではない。

そして、目の前にいる先生はそれを阻止する為に伊豆家の当主になったばかりだから…。

でも、先生は全て隠さず二人に話した。

私と先生の状況も含めて…。


隠さず話す事で混乱は無かった。

「二人はこの世界の為にその一族に戻ったと言っていいのか?」

睦月が確認する。

「瑞樹はそうだな。一族から忘れ去られた存在だったのに、飛び込んでくれた。だが、俺は違う…ずっと一族から逃げていた。だからこの未来の責任が俺にもあると思っている。俺に関してはいくらでも責めてくれていい」

先生は怒りがあれば俺に向けてくれと言っている様だった。

だから…

「先生をこちらへ巻き込んだのは私だよ。私と弥生が出会わなければ…よかったんだよ」

私は先生の主張を否定する。

そうだよ…先生は悪くない。

「わかったよ。二人は悪くない…二人がいなければ俺達は処分されていたし、どんな世界になっていたかもわからないからな」

「そういう事です。伊豆家と言う存在が無ければ、この未来に人間が生き残っていたかもわからない。この世界が決定していなければ我々も存在しなかったかも知れない」

二人が笑う。

「そうだな…世界はパラドックスで形成されていると言う事だな」

先生もそう呟くと安堵の笑みを浮かべていた。

頑張れ〜Σd(・ε・´d)★FIGHT

って思って下さるかたありましたら

感想等よろしくお願いします(。•ㅅ•。)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ