最初の発動
晴が転校して2ヶ月がたった
そんな時に、ふとした異変が春の周りで起きた
果たして何が…
家出より2ヶ月がたった
キリも良いので、ちょっとした雑談でも挟もうと思う
“矛盾”という言葉があるだろう
「ここに、どんな矛も防げる最強の盾と、どんな盾も貫ける最強の矛がある」
すると誰かが言いました
「じゃあその二つをぶつけたらどうなるんだ?」
あの物語にオチをつけるなら、どんな風にするだろう
①同時に壊れる
②オチなどない。物語はあれで終わりである
③どちらかが砕ける
答えは出さない方が、この物語の作者としてはありがたいと思うので、あえてつけないでおこう
時は20XX年5月10日早朝(am 8:35)、登校中。世界は、核の炎に包まれていた…
「お前は、転校生というもののイメージを全て詰め込んだような奴だったよ」
「ツッコミは?」
「なし」
「じゃあ僕がして良い?」
「いいだろう。許す」
「もう7月だし、世界はそんな世紀末的な展開にはなっていない…」
「じゃあ回想入っていいかね?」
「いいよ。短くしてね」
・・・・・
〜晴転校初日〜
クラスメイト40人で、一年頑張ろう、と言った類の話を聞き終えた後、晴は、質問責めにあっていた
「ごめん、少し気分が悪いんだ…少し保健室に…保健委員は誰?」
「Zzz」
「おはよう、お嬢さん、自分、クラスメイトの 凪と申します。どうぞ宜しく…ちなみにお探しの人はここで寝てるこいつです」
「Zz」
「代わりに俺が案内しますぜ?お嬢さん」
「おい待てよ凪、それは俺の仕事だぞ。あとその喋り方きもい」
「起きてんならさっさと返事しろ」
「いたい…叩かなくてもいいじゃんよぅ…」
・・・・・
「まさか転校生あるあるネタを、リアルで聞くことがあるとは…」
「君寝てただろ」
「起きてたしー」
そして、登校。いつも通り教室に入る。
「よし、ハルズがきたな。今日の欠席は…無しだな」
「……あれ、凪は?」
「何言ってんだ。あいつは隣のクラスだぞ。もう7月なのに、知らんかったのか」
少し顔をしかめた晴。回想と食い違ってるではないか
「回想と食い違っているのは気のせい?」
「気のせい」
「…」
「…?」
そんなはずはない。彼は確かにこのクラスにいたはずだった
まさかクラス替え?いや、それはあり得ないだろう
ということは、もうアレが始まったのか…
・・・・・
予定より圧倒的に早く始まったアレだったが、冬休みまで再発しなかった
「どうなってるんだ…調子、というか、いろいろ狂ってくるなぁ…」
「ん?どうした?」
「いや、なんでもないよ。独り言」
「なんだ、ほれ言ってみろよ、俺の10人のフレンズのうち誰かが解決してくれるかもしれんぞ?」
「君、友人は少なくないからなぁ」
「奇跡的に全員同じクラス」
どうやら、1回目のアレが終わったらしい
こんにちは
朝に見てる方、おはようございます
夜に見てる方、おやすみなさい
1話を見て、まだ見ようと言う気になったそこのあなたありがとうございます
まあ長く書く気もないので、簡潔に閉めようと思います
自分の自己満足の塊のようなものに付き合ってくださり、ありがとうございます
あと何話出るかは未定ですけれど、最後まで、付き合ってくれると嬉しいです