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トータルジャスティス1ー4

アイシャは忍者カゲツと共に西の研究所を目指した。




[すまんな。巻き込んでしまってよ。良いんだぜ。俺一人で][良いのよ。いずれにせよ落とす事になるんだから。ネー、カゲツ。研究所を落としたらどうするの?][また、冴えねー町の代表だ。民なんか居やがって。ナゼ苦しむかわかるか?それは民がいるからだ。人がおだてる。俺は引けない。そんなもんだ代表なんて][貴方の意思は?][捨てたさ。過去の闇に。俺は利用されただけ。民を守る誇りや、夢も。それが正しいと言い聞かせるしか無かった。今、わかったさ。俺はこんな廃墟に利用されただけだ。ホムンクルスに]





それは今から一年前に遡る。



忍者カゲツ。元々はホムンクルスの傭兵だった。来る日も来る日も略奪を繰り返し人間を苦しめていた。




そんなある日の事だった。バイクで疾走するカゲツ。




[ヨオ!金は置いてけや。命だけは救ってやっから。安い買い物だろうが!アー?][ワッ………わかった。輸送車ごとくれてやるから。ナッナッ!見逃して下さいや]




………服従か。詰まらん。従った先に何が見える?奴隷の立場か?だから負けたのさホムンクルスに。人造人間に。文明に………





[頂いてくぜ。野郎。ついでだ。クタバレ]





[相変わらず、えげつねーなー。大将][どうせ朽ちる身だ。早いか遅いか。ただそれだけ][あんたすげーや。さすがジェイル将軍が一目を置くだけの事はあるな]





………ジェイル将軍か。彼の裏切りと野望から始まったと聞いた。いずれ奴も始末する。それが謀反と言われようが。それまでは天下は預ける…………




貪欲なまでに力を追い求めるカゲツ。そんな彼に人はいつしか殺忍カゲツと呼んだ。そんな彼にも流儀があった。女、子供は殺傷しない。



いつもの様に仲間を従えバイクで疾走するカゲツ。[今日の獲物は何でしょうね。大将?][何でも構わないさ。総狩りだ。オメーら!躊躇するな!逆賊には選択の権利がある!服従か死か]





そんな話を思い出していた。[着いたわ。ここよね]赤外線ゴーグルを渡すアイシャ。[ン?そうか][あそこが手薄ね。行きましょう]





二人は警備の薄い所を進入ポイントをターゲットにした。




[アイシャ。お前もホムンクルスなんだろ?何故、牙を向けた?][父親の敵だからかしらね。父親が唯一、育てた娘だから。エラルドは歌舞伎町で亡くなったわ。私は何も出来なかった。その証ね][エラルド?救世主か?ジェイル将軍の盟友と聞いている][ジェイル将軍を知ってるの?父の敵を?][昔の上司だ。俺の野望の果て。いつかたどり着いて見せる][それが恩返しな訳?ストイックなのね][話しは後だ。作戦を決める。お前は後方支援を。そこで見ていろ。連中の動きを]腕を掴むアイシャ。[生きて帰りましょう。もう失いたくは無いわ][それが女の命令なら従おう。君は生きろ。救世主の娘よ。血は繋がっていないがそれが絆だ]





カゲツは崖を滑り降り研究所を目指した。





………絆か。その魔力で俺は生まれ変わった。あの日の様に………




カゲツには闇に葬った過去があった。




続く

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