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月の少し上で

次の駅で降りる。その時に車両とホームの隙間に何気なくデバイスを落とす。


もしかすると監視カメラを見る権限か、ハッキングで覗き見できる可能性がある。


走り出したい気持ちを落ち着かせてトイレに入る。


「はぁ、はぁ〜……一体何なの」


時刻を見れば6時を回ろうとしている。

理由をでっち上げたとしても7時には戻りたい。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━




軍の管制室と、空母艦がやり取りを行っていた。


『着艦は無理です。妨害が入りました。安全が確保できるまで待機をお願いします』

『待て、こっちは事前申請もしてる』

『ですから、安全が……』


「チッ、埒があかんな」


館長席で若い館長が舌打ちをする。

月面戦争時代の遺物が見つかり、回収して欲しいと頼んだのはそっちだろうに。


「妨害ってなんですかね。テロじゃん」

「ササラ少尉、過言ですよ」

「だって……」

「それに、本当にテロなら助けを求めるでしょう。ウチには旧型とは言えラブルクライを積んでいるからな」

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