第四十六話「神獣を出すための秘訣」
裕翔は暁斗のところにきていた。
裕翔「師匠」
暁斗「ん?どうした?」
暁斗は刀の手入れをしているところだ。
裕翔「神獣って、どうやって出すんですか?」
暁斗「神獣は簡単だよ、命の危機に瀕したら勝手に出てくる」
裕翔は不思議そうに聞く。
裕翔「でもキラー達は命の危機に瀕しなくても出てますよ?」
暁斗は少し考えてから口を開く。
暁斗「多分、元々の才能が裕翔とは違うからかな」
裕翔「それって俺には才能がないってことですか?」
暁斗は首を横に振る。
暁斗「いや、裕翔だって努力したら出せる。だが裕翔の神獣が特殊なんだと思う」
そこに裕翔の体の中からセクレトが出てくる。
セクレト「そうだよ、裕翔の神獣はちょっと特殊でね」
暁斗は圧巻の声を上げる。
暁斗「おぉー、この女の子が神様か。小さいな」
セクレト「君、失礼だね」
暁斗は謝る。
暁斗「すみません」
裕翔「でもどこが特殊なの?」
裕翔と暁斗はセクレトが口を開くのを待つ。
セクレト「それは、裕翔の神獣はレクイエムと言って。能力こそないが、普通の神獣より、何倍、何千倍と強い神獣だよ」
裕翔はセクレトに聞く。
裕翔「どうやったらレクイエムを出せる?」
セクレト「命の危機に瀕したら、としか言えないね」
セクレトそれだけ言ってから裕翔の体に戻る。
そして今度は空亡とマグナロクが出てくる。
空亡「俺達が、お前の神獣発現特訓に」
マグナロク「付き合うぜ」
裕翔「ありがとう」
それから空亡とマグナロクにより地獄の神獣発現特訓が始まった。
まず初日は空亡とマグナロクと戦い、瀕死まで追い込まれる。
裕翔「ゴホッ!」
当たり前だが裕翔は今瀕死なので吐血したりする。
空亡「まだだぞ!」
マグナロク「今度は頭に鎌を刺す!」
それから一週間。
冬休み明けるまで後二週間。
全然神獣が出ない。
裕翔「全然...はぁはぁ...神獣が...出ない」
暁斗「俺も驚きだ」
空亡「なんでだ?」
マグナロク「知らん」
暁斗は自分の顎に手を当てて考える仕草をする。
暁斗「まさか、裕翔は普通の人の危機じゃあ神獣は出ないのか?」
空亡「そんなバカな話しがあるか、何度も死ぬかもと思わせる程、瀕死にしたんだぞ」
裕翔「そっか、師匠の憶測が正しければレクイエムなら俺が死んだら出てくるかもしれない」
暁斗はもう一つの可能性を提示する。
暁斗「それとも、強く願えば出てくるとか」
空亡「んなわけねえだろ」
マグナロク「可能性として考えておくのもありだ」
そしてその瞬間街に一つの閃光が落ちる。
第四十六話完




