第四十五話「冬休みなのにキラー達は特訓?!」
今キラーは特訓をしている。
松野は覚醒もして裕翔より一段階上に行き、キラーと特訓している。
裕翔はというと...
裕翔「ぐがー、すぴー」
呑気に寝ていた。
今置いていかれているのは裕翔だ。
今の強さでいうと1番強いのがキラー、2番目に強いのが松野、リカ、裕翔という順番だ。
リカもリカで更に特訓をして、実戦のために悪魔と戦うと神獣を発現した。
リカの神獣はサニスだ。
サニスは攻撃を無効にする防御型の神獣だ。
そして神獣を出せるのは松野も同じだ。
覚醒をしたことで今まで眠っていた力が解き放たれたようだ。
今現時点で神獣を出せないのはキラーと裕翔だ。
ちなみに松野の神獣はゲオスだ。
ゲオスは傷などを治す治療型の神獣だ。
キラー「ふぅ、もういいかな?」
松野「俺達かなり強くなったね」
キラーと松野はそういうと急に目の前に悪魔数十体が現れる。
この悪魔達は人間の成れの果てだ。
キラー達は一瞬で一掃するが、街では悪魔、ユリスが街を破壊していく。
裕翔は既に戦っていたがあまり体力は減っていない。
裕翔「こいつ、強い」
裕翔は右腕を抑えながら言う。
松野「待たせたね、裕翔」
キラー「さあ、行くか、強くなった俺らを見せてやる」
キラーは刀を抜く。
キラー「ブレイク」
キラーはそう言うとユリスの内蔵が破裂する。
ユリスは吐血する。
松野「ハリケーン」
松野はハリケーンでユリスに傷を付ける。
ユリス「ちっ!出て来い、神獣アヌビス」
神獣アヌビスは審判を下す神様の様な神獣だ。
ユリス「雷!」
キラーと松野は吹き飛ばされる。
キラー「まだ負けないぜ」
キラーは今ならいけると思い、力む。
すると攻撃しようとするアヌビスが切り裂かれる。
アヌビスを切り裂いたのは、紛れもなくキラーの神獣、ナイトキラだ。
ナイトキラは甲冑に大きな大剣二つを両肩それぞれで支えている。
裕翔「キラー、いつの間に、それに松野も」
裕翔はこの上ない無力感を感じた。
そしてユリスの神獣アヌビスを倒したことでその宿主であるユリスの体も崩壊する。
ユリス「くそー!」
ユリスは消え去る。
裕翔(今、置いていかれてるのは俺だけか)
裕翔は家に帰ってくる。
ハナ「お兄ちゃん、お帰り!」
ハナが抱きついてくる。
ハナを裕翔は撫でる。
裕翔「ハナ、今日も可愛いぞ」
ハナは聞く。
ハナ「お兄ちゃん、なんかいつもより口角上がってないし声のトーン低いし、しかも目に全然光がないよ?」
ハナは裕翔からした図星でしかないことを聞く。
裕翔「バレた?」
ハナ「何年妹やってると思ってるの?」
ハナは裕翔の隣に座る。
裕翔「俺、弱いよな」
ハナは急にそんなこと言う裕翔に驚く。
ハナ「なんでそんなことを?」
裕翔「俺、今日気付いたんだ、俺だけが成長してないって」
ハナは裕翔を優しく撫でる。
ハナ「そんなことないよ。お兄ちゃんは成長してるよ。アビスと戦った時だって、お兄ちゃんはアビスに辛い思いしてほしくないから逃したんでしょ?」
裕翔「だとしても、俺は強くなってない」
ハナは優しく言う。
ハナ「強さは成長とは言わないよ?強ければいいんじゃないよ、時には弱さが役に立つ時もあるんだよ。それに私はそのままのお兄ちゃんがいい」
ハナは裕翔の脚の上に座る。
裕翔「でも、俺は強くなりたい」
裕翔は震える声で言う。
そこに海斗が入ってくる。
海斗「裕翔、強くなりたいなら、まずは自分を信じろ、まずそこからだ」
ハナ「お父さんの言う通りだよ」
裕翔は泣きそうになるが必死に堪える。
裕翔は今一度実感した。
自分の居場所はここなんだと。
第四十五話完




