第三十五話「キラーの修行」
カオスゼロNo.10アキラとの戦いを凌いだ後の裕翔達は...
キラー「俺は修行に出る」
裕翔「今でも充分に強いじゃないか」
キラーは拳を握りしめる。
キラー「俺は確かに強くなった。でも、俺の今の目標はお前と、俺の父親を超えること」
裕翔「そりゃ随分と大層な目標だこった。でも...頑張れよ」
キラー「ああ」
キラーは頷く。
そしてキラーは修行をするために自分の師匠になってくれる人を探すためにいろんな人に聞きまくった結果この、ぼろぼろの屋敷にたどり着いた。
キラー「ここがハルカと言う人の屋敷」
キラーは警戒していたはずなのに急に背後にその男が現れる。
ハルカ「おや、君は誰かな?」
その男は赤色のパジャマの様なパーカーに雷の模様が背中に描かれており、デニムを履いている。
はっきり言うとハルカの服装はダサい。
キラー「いつの間に?!」
キラーは驚きを隠せない。
ハルカ「ガラ空きだったよ?警戒してたみたいだけど、隙だらけだった」
キラー「そんなはずは...」
ハルカ「ほら、こんな罠にすら気付いてないからな」
キラーは下を見る。
そこにはわざと分かりやすいようにはっきりと罠が貼られていた。
ハルカ「暁斗なら余裕で気付くのだが...」
キラー「暁斗って、まさか...裕翔の師匠のことか?」
ハルカ「そんなこと言ってたような...まあ、いいか」
ハルカは頭をかく。
ハルカ「それより俺には敬語使えよ?」
ハルカはキラーを睨む。
キラー(この威圧感、こいつ、とんでもなく強い)
ハルカ「分かったか?」
キラー「なら...俺に勝ってくださいよ。あなたは強いみたいなのでハンデをくれ」
ハルカ「いいぞ」
キラーは左口角が上がる。
キラー「じゃあ、片手だけで戦え」
ハルカ「ああ、いいぞ、分からせてやる」
そしてキラーとハルカの戦いの火蓋が切られた。
ハルカは突っ立っている。
キラー(来ないのか?なら先手は俺から行かせてもらう!)
キラーはハルカ目掛けて拳を前に出して殴ろうとする。
ハルカ「甘い」
ハルカは片手でキラーの手を掴んで、肩を軸に腕を回してキラーを回転させて戦闘不能にさせる。
キラー(何故かわからないけど、意識...が...)
キラーは気を失う。
ハルカ「まあ、今まで来た奴らよりはやるじゃないか」
ハルカはキラーを肩に担いでベッドに寝かせる。
一時間後
キラー「ここは?」
キラーは辺りを見回す。
キラーは横を見て思わず困惑する。
なぜならハルカが気持ち良さそうに寝ていたからだ。
キラー「あ、あの」
キラーは負けたことを忘れておらず、ちゃんと敬語でハルカに話し掛ける。
ハルカ「ん?」
ハルカが目を覚ました。
キラー「修行させてください」
ハルカ「いいよ、元々そのつもりだったし」
キラー「え?そうなんですか?」
ハルカ「ああ」
キラーは安堵の表情を浮かべる。
ハルカ「何で強くなりたい?」
キラー「強くなりたい理由を聞きたいんですか?」
ハルカ「ああ、誰しも強くならなければいけない理由がある」
キラー「強くなりたい理由は...」
キラーは顎に手を当てて深く考える。
キラー「妹を守りたい。そして...裕翔と俺の父親を超えたい。それが理由です」
ハルカ「悪くない理由だ。だが目標にするなら俺を目標にしろ、分かったな?」
キラー「はい」
キラーは頷く。
第三十五話完




