第二十二話「覚醒のキラー昔の記憶」
キラー「お前を殺す」
キラーはトーンを下げる。
ガブリエル「やってみろよ!」
キラーは一瞬にしてガブリエルとの間合いを詰めた。
ガブリエル「なっ!?」
ガブリエルが気付いたときには遅かった。
ガブリエル「ガハ!」
ガブリエルの腹部にキラーの拳がめり込む。
キラー「さっきまでの威勢はどうした?」
キラーはガブリエルとの戦いで吹き飛ばされたとき、木に当たったときに手から落ちた刀を拾い上げる。
ガブリエル「君は僕を殺せない」
キラーは刀をガブリエルの方向に真っ直ぐ投げる。
ガブリエルの頬を掠めた。
ガブリエル「ちっ!」
ガブリエルは起きあがろうとするがもう目の前にキラーがおり、ガブリエルはキラーに空中に下から蹴り上げられる。
ガブリエル「ガハ!」
ガブリエルは腕でガードするが、腕が折れた。
キラーは刀を構えて空中に飛び上がる。
ガブリエル「ま、まさか」
キラー「切り刻んでやる」
キラーはそう言うとガブリエルの体をどんどん切り刻んでいく。
ガブリエルは何とか耐えようとするが、耐えることすらできない痛みに、涙を流しながら息が途絶えた。
キラー「...」
キラーはガブリエルの死体を見つめる。
キラー「もし、コイツが普通の人間として生まれてき たら、仲良くなれたのかな」
キラーは少し同情しながらそう言う。
キラー「もし、コイツが生まれ変われるなら、普通の 人間として生まれ変われたらいいのにな」
キラーはその場に座る。
キラー「だめだ、俺、やっぱり裕翔と会ってから、お かしい」
キラーは外の世界に居た時のことを思い出す。
キラー「あの時、母さんを守れてたら」
キラーは涙を流す。
キラー「俺はこんなに甘くなることもなかったのか な?」
キラーの昔の思い出が走馬灯のようにはっきり浮かぶ。
キラー「俺の妹は元々病弱だ、体も弱いし、でも何よ りも、俺に妹が出来たのが嬉しかった」
キラーは懐かしみながらそう頭の中で言う。
キラー「俺は妹が産まれてくるまで、一人だった。遊 ぶ人も、父さんだけだった」
「でも妹が産まれてからは、俺は妹と遊ぶよう になった。妹は俺のことを殺し屋って知って たのに、なのに俺のことを慕ってくれた。そ れが何よりも嬉しかった。初めて、俺のこと を一人の人間として、兄として、認めてくれ た。そんな気がした」
「だけど、そんな、ある日」
回想
ユキナ「お兄ちゃん!助けて!」
キラー「ユキナ!」
キラーの屋敷は何者かに襲撃されていた。
親も居ない今、戦えるのはキラーだけだ。
ユキナ「お兄ちゃん!」
盗賊1「おら、大人しくしろ!」
ユキナは盗賊に麻酔を打たれる。
キラー「クソが」
盗賊2「あ?何だ?もういっぺん言ってみろ!」
キラー「このクソ野郎共」
キラーは刀を空中から取り出す。
盗賊3「おい!早く逃げてそいつをオークションに出 すぞ!」
気付いた頃には盗賊の二人は顔から下が無くなっていた。
盗賊3「ひ!化け物め!」
キラーは盗賊3の間合いを詰め、刀で脳天を貫く。
そしてキラーの記憶はそこで途切れた。
回想終了
キラー「はあ、今ユキナは何してるかな?」
キラーは森の中で寝転び、快晴の空を見上げる。
キラー「いい天気だ...」
キラーは気絶した。
第二十二話完
後日談
無し




