はじまり
記録を残そうかと思い書いています。
診断を受けて右往左往している方の、参考になるかどうかは分からないですが、こんなやつもいるんだな程度に読んでいただければ幸いです。
もともと胃腸が強いわけでもなく、ストレスにはすぐに反応し、腹痛を引き起こすくらいには弱かった。
以前は介護の仕事をしていて、精神的にも身体的にも強ストレスにさらされ、毎日死にたいを口にしていて、限界を超えるか超えないかぐらいで仕事を辞めた。
そんな経緯を経て、仕事を辞めて1年ぐらいした頃、お腹が痛くてトイレに行くと便槽に何やらピンク色の塊が。最初は何だこれ?くらいだったのが、1か月もしないうちに鮮血へと変わっていた。たまに切れ痔になったことがあり、もしかして痔か?なんて思っていた。
かかりつけの内科に行って2か月ほど服薬して様子見たが症状は悪化し、下腹部痛、下血に加えて、腹部不快、頭痛、関節痛などの症状が増える。トイレも日に10回前後。渋り腹といって、お腹は痛いけど、排便は無く、出るのは血だけという毎日。ご飯もまともに食べれなくなり、体重はみるみる落ちて、50kgを下回り、見た目にもガリガリで歩くとふらつく状態だった。分かりやすく言えば、毎日下痢で何度もトイレに行く状態だという事だ。とりあえず、肛門がこれでもかというくらい痛くなる。
そんな状態に、かかりつけの先生に、紹介状書くから一回検査受けてみたらどうだろう。と言われ、市でも大きい方の病院に行くことに。
内視鏡検査なんて初めてでドキドキしながら行ったが、全身麻酔だったため、気が付けばすべてが終わっていた。
診断結果は、「多分、潰瘍性大腸炎だろう」。先生、多分って何?と思いながら説明を聞く私。そして初めて自分の大腸の内部を写真で見る。画像検索でヒットするような綺麗な腸の画像が何枚か進んで最後、直腸辺りに来た時に急に変化を遂げた。
白いものが付着し、表面はボコボコ、そして、じんわりと出血していた。私の場合は直腸付近の潰瘍のみで直腸型の潰瘍性大腸炎と診断された。
先生に食事のことを聞くと、食事については栄養士に聞いてくれと言われ、検査の後、栄養士さんにアドバイスと、症状がある時は腸に負担の少ない食材をとの事で書かれている紙をもらい帰った。
これが、私と潰瘍性大腸炎との日々の始まりである。