迷探偵神風 彪哉の怪奇事件録
第三次世界大戦の終戦と共に世界中に核弾頭が放たれ、核によって多くの土地が放射能で汚染されてしまった。特に日本での核汚染が酷く、多くの人が放射能を浴び、死に至ってしまった。だが、放射能を浴びても生き残った者たちがいる。その者たちは放射能によって突然変異を起こし、特殊能力に目覚めた。この特殊能力に目覚めた者たちは『覚者』呼ばれていた。ここは第三次世界大戦から100年の時が経った日本。放射能汚染に対する技術が著しく発展したことにより、一番の被害国であった日本も回復を見せ始めていた。だが、日本は第三次世界大戦の影響で政府は一度崩壊しており、100年が経った現在でも治安は世界で最も悪い国であった。そんな治安が悪い国の中でも治安が最も悪いとされるスラム街あいぎり地区で探偵をしている者がいた。その者の名は神風 彪哉。彼は探偵と言っても特殊な探偵であった。彼は覚者が関わる事件と全国各地に噂される都市伝説や不可解な未解決事件など、怪奇的な事件を専門とした探偵であった。そんな特殊な探偵の元に一人の男性がやって来た。その人物の名は荒鉄 士郎。彼は神風の新人助手であり、彼は助手として採用されてから一度も探偵の仕事を行ったことがなかった。そんな中、一つの依頼が彼らの元へ舞い込んできた。そうして、神風の助手として初めて依頼に同伴した時、士郎の運命の歯車は動き始めた。士郎は神風と共に多くの事件を解決し、世界の真実に辿り着くことが出来るのか!?これは迷探偵と呼ばれた男神風 彪哉と新人助手の荒鉄 士郎が互いに力を合わせ、真実を追い求める物語である。